お風呂場の天井から「ポタッ」と水滴が落ちてくると、ビックリするし冷たいし不快なものですよね。この水滴は、放っておくと不快なだけでなくカビや汚れの元になってしまいます。
拭いても拭いても毎日びっしりと水滴が付いてしまうと言うお宅もありますが、どうしてなのでしょう。
そこで今回は、お風呂場の天井の水滴を防ぐ方法やお掃除の仕方を合わせてご紹介いたします。
お風呂場の天井についてしまう水滴!防げる?
お風呂に入っている間に天井につく水滴は、湯気が結露したものです。お湯と室温の温度差があればあるほど湯気はたくさん出ます。
そのため、温かい時期にはできにくく、寒くなるとびっしりとついていませんか?寒い時に落ちてくると「ヒヤッ」として心臓にも悪そうですよね。特にアパートなどのお風呂は天井裏に断熱材が入っていない事が多いので、お風呂場が冷え切り、天井に水滴がつきやすいのです。
出来るだけ防ぐには、寒いお風呂場で急に湯船の蓋をあけたりシャワーを出すのではなく、まず室温をあげて温めてから入ると付きにくくなります。その手段としては、断熱材を入れる工事をするか、ヒーターなどを使って自分で温めるか、と言うことになります。
この水滴、そのまま放っておくと丸い水垢汚れが無数についてしまったり、カビが発生してしまいますので要注意です。
お風呂から上がったら窓を開ける、換気扇をつけるなどは当然のことですが、その前にお風呂場の水分を無くしておくことが一番です。
タオルやスポンジ、水滴取りワイなどパーで拭きとってから出るようにしましょう。
こちらは、100均で購入可能です。ペットボトル部分に水が溜まるようになているので、手を伝って体にかかることもなく爽快です。
翌日のお風呂場を見てビックリ!天井にびっしり水滴が・・・!
これは、夜お風呂からあがる時に水滴対策をして、換気も十分だったのに起こってしまう現象です。
これも結露です。一度温まったお風呂周辺が夜の間に冷えて結露してしまいます。お風呂場が寒いと、結露だけの問題ではなく、ヒートショックの恐れもあります。
お風呂場の天井裏がどうなっているのかは、ここを開けるとすぐにわかります。
ユニットバスなどは、木枠の中にすっぽりと浴室が置いてあるだけの場合もあります。それではまるで外にいるような寒さになるはずです。
新築マンションや浴室リフォームをする場合などは、ヒートショック対策として断熱材を入れないと言う事は考えられません。
賃貸の場合は期待はできませんが、「断熱材を入れてほしい」と管理会社に伝えるのもありです。住民何軒かで一緒にお願いしてみると、もしかしたら入れてくれるかもしれません。
まあ、言わないより言ってみた方が「万が一」と言うこともあるかな・・・程度に考えておきましょう。ダメな場合は、出来るだけ入浴前のお風呂場を温めて、水滴がついたらすぐに取り去るようにしましょう。
結露が付きっぱなしになっていると、お風呂場はどんどん寒く冷たくなってしまいます。カビがつきやすい、寒いお風呂場はイヤですよね。
お風呂場の天井の水滴!意外な問題点は換気扇だった?
換気扇の使い方で結露を防ぐコツがあります。それは、お風呂に入っている間は止めて、その以外の時間はすべて回しておくと言うことです。電気代は1ヶ月で100円もかからないと思いますよ。
お風呂に入っている間につけてしまうと、暖気が逃げてしまうこともありますが、換気扇の中が湯気でびっしょりになってしまいます。
そのまま夜を過ごすと天井が氷のようにキンキンに冷え切ってしまいます。お風呂の中は温かさが残っているので、温度差がかなり激しくなり、天井一杯の結露がついてしまうのです。
特に、残り湯を溜めたままにしている場合は、水蒸気を少しでも減らすために、隙間が空かないように蓋をキッチリ閉めるようにしてください。
そして、もうひとつ換気扇で気になるのは「本当に換気できてる?」と言うことです。換気扇なんだから当たり前でしょ!と言いたいところですが、意外と多いのがホコリが詰まって機能性がかなり落ちている状態で回している事です。
ティッシュペーパーをかざしてみて、吸い込まれて行きそうなら大丈夫ですが、ぜんぜん動かないことも・・・そんな時は外側のカバーを外してみると、真っ黒なカビとホコリが詰まっているかもしれません。
これでは意味がありませんね。この場合、当然換気扇のお掃除が必要です。また、締めきった状態で換気扇をつけても乾きは良くありません。ドアを開けて通気を良くして回すと、換気機能が高まります。
まとめ
お風呂に入っている間に落ちてくる天井の水滴を防ぐためには、お風呂場の中を先に温めておくと付きにくくなります。水滴は、温度差から生まれる湯気が付いたものです。
朝になると水滴がびっしりついているような時は、換気がうまくいっていない可能性があります。お風呂に入っている間は換気扇はつけずに、それ以外の時間は常につけておくようにしましょう。ずっとつけていても、電気代は100円/月もかかりません。
また、換気扇がきちんと機能しているか確認するのもお忘れなく。意外と吸い上げていないことも多いのです。
お風呂場に水滴がついているのは、いかなる場合でも良くありません。カビの元となります。
そのため、タオルやスポンジで拭きとったり、水切りワイパーなどで水分を取り去っておきましょう。