また出始めたか!頭を抱えたくなる「チョウバエ」発生ですね。殺虫剤で全滅したのに何で?いったいどこから現れるの?
もしかしたら、駆除や対策が不足だったのでは・・・?
チョウバエは成虫だけ全滅させても意味がありません。すぐ近くに出動態勢をとっている幼虫たちがいるのです。
そこで今回は、お風呂場にチョウバエが発生した場合の駆除や対策について詳しく解説いたします。
また、幼虫はどこにいるのか、思い当たるところを考えてみましょう。
お風呂場の定番!「チョウバエ」発生!
うそでしょ!またいる!と大きなショックを受けるのが、お風呂場に定番の「チョウバエ」発生です。
参考:お風呂場のうっとうしいコバエ対策!原因となっていることろを駆除!
数日前にバルサンや殺虫剤で全滅させたはずなのに、ふと気が付くとまた数匹お風呂場の壁に数匹止まっています。
しかもどんどん増えてきますが、これってどう言う事なのでしょう。この状態は、最初の駆除が産卵に間に合わなかったと言うことです。
どこかから飛んできた成虫だけなら、殺虫剤で全滅したはずなのです。ところが、すでに産卵してしまっていると、続々と生まれて来てしまいます。
1匹の成虫で卵を200個近く産むので、どこかにそれだけの幼虫が潜んでいたと言うことですね。気絶しそうですが、気をしっかりもって挑まなくてはなりませんよ。
もしかしたら、排水口やユニットバスのエプロンの奥まで掃除済なのに再び発生したと言うお宅もあるかもしれません。
その場合は、部屋の外や近くの排水溝も問題かもしれません。また、マンションなどの場合は貯水タンクに湧いていると言うこともありますので、ご近所と確認し合うのも大切です。
チョウバエの駆除・対策とは?幼虫はどこにいる?
成虫は薬をシュッとひと吹きすればすぐに死んでしまいます。ところが、幼虫は汚泥の中にいるため見つけにくく、成虫よりしぶとい生命力です。汚泥・・・?まだ、徹底的なお風呂のお掃除をしていない人は、まずはそこから始めなくてはなりません。
排水口、排水管のお掃除は、ワイヤーブラシや加圧式のポンプなどで毛詰りなどの汚れを排除しましょう。お風呂の汚泥の一つがこの排水管の中に存在しています。そしてその中に幼虫が育っているのです。
参考:お風呂場にアリが出る原因は?二度と出さないように駆除する方法!
パイプマンやパイプフィニッシュなどの液体洗浄剤で根こそぎ汚れを落としてしまいましょう。浴槽下の汚れにもチョウバエは卵を産み付けます。カビキラーなどを駆使して、出来る限りの汚れを取り除きます。
それでも浴槽の向こう側などはブラシを突っ込む隙間もなく、カビキラーを噴射することも出来ないこともありますね。勝手に浴槽を動かしてしまうと、ガス管が抜けたり破損することもあるので、大事故につながる恐れがあるのでいけません。
また、万が一「掃除してお風呂の調子が悪くなった」などとわかったら、賃貸物件の場合は目が飛び出るほどの請求が来る可能性があります。
チョウバエの幼虫はどこにいる?玄関や家の周りも確認するべき!
どこもかしこも全て掃除した!と言う人は、家の外側にも目を向けてみてください。
通路に洗濯機が置かれていたり、置きっぱなしの傘立てなどは要注意です。
また、1階の場合は冬場に落葉した葉が積もってしまっていたりすると、下の方はグチョグチョで絶好の産卵場所となります。置きっぱなしのタイヤの内側なども要注意です。カバーがしてあっても小さな虫にとっては侵入は容易です。
チョウバエだけではなく、蚊の住処にもなりやすいので、月に1度は外周のお掃除もするようにしましょう。
また、アパートやマンションの近くに側溝や蓋をした排水路、河川がある場合は、ほぼ確実にそこには虫がいます。出来るだけ成虫が入ってこないように網戸や窓に隙間が無いか確認してみましょう。
市役所に連絡して、どれくらいの範囲で害虫駆除対策がされているか確認してみると良いですよ。虫がひどく発生した場合は、薬剤を撒いてくれます。とは言っても、役所とこちらとの温度差はかなり激しいので、待っていてはらちがあかないことあります。
チョウバエが幼虫から成虫になることができなくなる「成長制御作用」のある薬があります。それらはドラッグストアやネットショップで購入できるので、自分で用意してとっとと撒いてしまった方が早く解決できるかもしれません。
窓の外で成虫になってしまったら、確実に飛んで入って来てしまいます。窓やドアの開閉に気を付けていたとしても、換気扇や通気口からの侵入を防ぎきる事はなかなか難しいことです。
飛んできた成虫がお風呂場内の排水管や汚れた部分に産卵してしまったら、また1から同じことの繰り返しになってしまいます。
お風呂場内の駆除が終わったら、外からの侵入を防ぐ対策も十分に考えなくてはなりません。
まとめ
チョウバエは、駆除したつもりでもまたどこからか発生するしつこい虫です。虫の事が頭から離れず、ノイローゼのようになってしまうこともありますね。
成虫はスプレータイプの殺虫剤で簡単に全滅させることができますが、産卵したあとではまた生まれて来てしまいます。
そのため、駆除や対策は「幼虫」に目を向けなくてはなりません。幼虫の住処となるのは、詰まった髪の毛や水垢、皮脂、洗剤などでできた汚泥です。
まずは、お風呂場内からそれらの汚泥を取り除く作業に取り組みましょう。成虫は飛んで入って来て産卵することもあるので、部屋の外も確認して自分で出来る範囲の対策を考えてみるのも有効かもしれません。
木の葉の掃除や、置きっぱなしにしてあるものなどを片づけて、スッキリさせておきましょう。
チョウバエは室内だけでなく、外からの侵入も防ぐ対策が必要ですよ。