口唇ヘルペスができると、痛いし目立つし化粧もうまくいかないし、おまけに人にうつらないように気をつけることがたくさんありすぎて…
とお悩みのあなた、今回は口唇ヘルペスが人にうつるのはどのような時期か、という疑問にお答えしようと思います。
かさぶたになっていても口唇ヘルペスはうつるの?
水ぶくれができて1〜2週間経つと口唇ヘルペスは回復期になり、かさぶたを作ります。
水ぶくれのある状態ではうつる確率が高いですが、ではかさぶたの状態では人にうつることはあるのでしょうか。
かさぶたができてくるとほとんどうつらない
水ぶくれの中には水とともに、「単純ヘルペスウイルス1型」という口唇ヘルペスの原因となるウイルスが入っており活発に活動してウイルスを増殖させていて、このウイルスに接触することで感染してしまうわけですが、水ぶくれが破れてかさぶたになっていくとなんとそのかさぶたの表面にはヘルペスウイルスは存在していないのです。
というわけで、乾燥しきったかさぶたに軽く触れるくらいならば感染する心配はないようですが、強く触ってかさぶたを破ってしまうような場合は別です。そもそも破ったら治るのが遅れてしまいますし、一番はかさぶたになったとしても触らないことであるということは言うまでもありませんね。
かさぶたができた時ウイルスはどうしているの?
かさぶたができたとき、表面にヘルペスウイルスは存在していないのですが、かさぶたの内側ではヘルペスウイルスはまだ存在しています。完全にかさぶたになっていない状態ではかさぶたを破った時にウイルスが再び出てきてうつってしまう可能性があります。
完全にかさぶたが乾燥し自然に剥がれ落ちるまではまだまだ注意が必要ですね。剥がれ落ちるまでは、タオルやコップを使いまわしたり、キスしたりすることは避けたほうが賢明であることは明らかですね。
参考:口唇ヘルペスが完治する期間ってどれくらい? 日数はどのくらいで判断?
かさぶたは自分で剥がしてはいけない
かさぶたが邪魔なのはわかります。口元だとついつい気になってしまうし、化粧をするときにも面倒です。もう治ってきたと思うからはがしてもいいよね、なんて言ってたとえかなり治った状態だとしても自分で剥がすのはやめたほうが良いでしょう。
自然に剥がれ落ちるまではまだまだウイルスが活動しているのです。無理に剥がせば傷跡が残ることにもつながってしまいます。うつさないため、治るのを遅らせないため、人にうつさないためにもここは踏ん張りどころです。自然に剥がれ落ちることを黙って待ちましょう。
口唇ヘルペスの潜伏期間と症状
口唇ヘルペスの原因となる「単純ヘルペスウイルス1型」というウイルスですが、身体に入るこんでから1〜2週間潜伏し、その後症状を引き起こします。
はじめは見た目には現れず、口の周りがヒリヒリしたり、違和感を感じます。それをすぎるといよいよ赤い腫れや水ぶくれができてきます。赤い腫れや水ぶくれができて1〜2週間するとかさぶたができてきて、これが自然に剥がれるようになると症状はおさまったことになります。
口唇ヘルペスの治療
すこし前に説明しましたが、単純ヘルペスウイルス1型は感染力がとても強く、キスやコップやタオルの使い回しで簡単にうつってしまうものなのです。
ヘルペスウイルスは一度感染すると、症状がおさまったとしても身体の中で生活し続けます。
現代の医学では、たとえ早期治療を施したとしても、ヘルペスウイルスを死滅するための薬や治療というものは見つかっておらず、治療薬に関してはウイルスを殺すものではなく、「抗ウイルス剤」という形でヘルペスウイルスの増殖を食い止める薬になります。
重症化を防ぐためには早期に対処をすることが肝要です。口の周りがヒリヒリする、水ぶくれになる初期症状である赤い腫れが見られたらすぐに病院で適切な治療を受けましょう。
ヘルペスは再発がしやすいので予防がとても大事です。予防のためにヘルペス専用のサプリもあるのでぜひ参考に^^
再発についてですが、身体が弱った時に再び活性化して症状を引き起こすので、身体を弱らせないことが対策の要となります。
睡眠や食事などの生活習慣を改めることで再発の可能性を抑えることができます。紫外線によって再発することもあるので、日差しの強い時に外出するときは紫外線対策をしましょう。
まとめ
口唇ヘルペスはかさぶたができてきて回復期になってくると感染する可能性は減るのですが、さわったときにかさぶたを破ってしまうとウイルスが出てきて回復するまでの時間が長引くどころか、傷が残ったり人にうつしてしまう可能性を引き上げてしまいます。
できれば触らないのがよいことは明らかですね。かさぶたが剥がれたら症状がおさまった証拠ですから、普通に生活しても問題無いですが、生活習慣や紫外線には気をつけてください。再発はできるだけしたくないですよね。