でもそれは塩素による消毒あってこそです。残念ながら、水道水が「臭い」と感じてしまうのは、安全を確保するために必要な塩素の臭い「カルキ臭」なんですよね。
そこで今回は、そもそも水道水は飲んでも大丈夫なのか・・・と言うことや、注意点やおいしく飲む方法などについてご紹介いたします。
水道水って飲んでも大丈夫なの?
東京都では、「東京の水道水がどれだけ美味しくなったか」と言うことについて、さかんにアピール広告や街頭アンケートなどをしています。
いまでは、ペットボトルで販売されるほど美味しく生まれ変わりましたね。それなのに、まだ「水道水」に対する不安がぬぐい切れないのには理由があります。
この東京水は、浄水場で出来上がった安心安全なお水ですが、この水は都民すべてのお宅の水道から出てくる水とは違うのです。マンションなどの集合住宅には、貯水タンクがありますね。
水道局の管轄は敷地の入口までなので、建物の屋上に設置されているような貯水タンクの管理は、オーナーや管理会社の責任になります。
ずさんな管理が問題となったケースが多かったため、新築マンションなどは「水道管直結方式」となり、貯水タンクにいったん溜めると言う供給方法は無くなりつつあります。
自分が住んでいる建物に、タンクがあるかどうかは見ればすぐに確認できますので、知っておいた方が良いですよ。
きちんと施錠しなかったことが問題で中に異物が混入したり、サビが発生してしまっている場合があります。そんな事を考え始めたら飲むのが不安になりますよね。
せっかく「東京水」とキレイなお水を売っても、実際に水道から出てくる東京の水は管理次第で危険な水になってしまうのはもったいない話ですね。できれば、「水道管直結方式」の集合住宅を選んで、安心して水道水を使用したいものです。
水道水の気になるカルキ臭!無くす方法はある?
沸騰させて冷ました水は、カルキ臭が抜けて臭くありません。これは塩素が抜けたと言う事なので、消毒の役目も無くなっています。
やかんなどで多めに沸騰させた水は、その日のうちに飲むようにしましょう。
カルキ臭は、水道水をコップに入れて15分ほど放置することでも無くなります。気になる場合はすぐに飲まずにすこし置いてから飲むと気になりません。
水道水には発がん性物質が入ってる?飲んでも大丈夫?
昭和30~40年あたりは、全国的に水と言えば水道水、井戸水、湧き水しかなく、なんの抵抗も無く蛇口をひねれば出てくる水を飲んでいたのです。
昭和40年以降になると、首都圏に団地やマンション群が立ち並ぶようになり、浄水場での浄化が間に合わず「水道水が臭すぎる」「美味しくない」「飲んだら病気になる」などと言われ、極力そのまま飲まないようになりました。
その後、浄水場の設備向上や数の増加など、水道局の並々ならぬ甲斐あって、安全なお水が水道から出るようになったのです。
が・・・実は、その安全性を高めるために入れている「塩素」による弊害に、「トリハロメタン」と言う発がん性物質があるのです。
もちろん、トリハロメタンの量は、人間が一生涯水道水を飲んでも害はない!と厳しい基準をクリアしているのですが、これは実際のところ「本当かどうかわからない」と言うところですね。
ガンになってしまっても、原因が水道水だと限定することは大変難しいですし、いくら害はないと言われても「発がん性物質」であることには変わりはないのです。
また、トリハロメタンは沸騰した直後は、量が3倍になると言われています。塩素を取り除くために沸騰させる場合は、15分以上沸騰させ続けるか、冷ましてから飲むとトリハロメタンは激減しています。
水道水を安全に飲むにはどうしたら良い?
では、結局のところ水道水は飲めるの?と言うと、「飲めます!けど完全に自己責任なので、心配なら浄水器をつけると安心ですよ」、と言う話に落ち着きます。
浄水器も色々出ていますね。簡単に水道の蛇口につけられるカートリッジ式のものが主流ですが、値段もピンからキリまであります。
日本の水道水の場合、異物や発がん性物質をろ過できれば良いので、そんなに高いものをつける必要はありません。ホームセンターで手軽に購入出来るもので十分です。
でも、カートリッジを取りかえるのが面倒で着けっぱなしになる事も心配なので、そんな時は月々定額支払いで取り換えでくれる「レンタル浄水器」もあります。
また、キッチンや水の利用法によっても、浄水器を選ぶことができます。
- 蛇口取り付け型
- 据え置き型
- ポット型
- アンダーシンク型
など、使いやすいタイプを選ぶことができます。
また、水道水を飲み水として使わずに、ペットボトルのミネラル天然水を利用している人も多いですね。これは、地震国日本の場合、非常用にもなるのでとても便利です。
さらに、非常用にもなり、さっとお湯が出るためお茶やコーヒーにも使える「ウォーターサーバ」を利用している人も多いようです。
水道水が気になる場合はウォーターサーバーがオススメ
都心部では水道水のカルキ臭などが気になってしまったりで、あまり好意的に水道水は飲まずにミネラルウォーターを選ぶ人が多いですよね。
しかし、毎日飲むものなので毎回ミネラルウォーターを購入していた場合を計算するとかなり経済的にも痛いです。コンビニやスーパーで、2リットルの水を購入すると200円程度です。
1人であれば、これが30日。家族3人であれば、300円×30日。家族3人で考えると毎月18,000円程かかっている事になります。いくら水が安くてもこうして計算してみるとすごく負担になってしまっていることがわかりますよね。
そうやって考えた時におすすめしたいのが、ウォーターサーバーの設置。近年、家庭に1台置いていてもおかしくないくらい普及してきています。ウォーターサーバーを設置する主なメリットは以下の点です。
- 安心・安全な水が飲める
- 重たい水を運んできてくれる
- 経済的
- 災害時の緊急用にも使える!
ウォーターサーバーで一番有名な所と言えばCMでもおなじみのクリクラですが、実はウォーターサーバーを設置することのハードルは想像以上に低くなっています。まず、サーバーの設置、入会金、宅配料などは全て無料で行ってくれます。これはクリクラの話で、他社だと費用がかかる場合があります。
12リットルの水が1,250円で購入することができるので、単純計算で1リットル100円程度でウォーターサーバーの水が飲める事になります。しかも、冷えた水、熱いお湯のどちらも使うことができるので、冬にはインスタントのコーンポタージュやカップラーメンなども簡単に作ることができます。これはコンビニ等で購入してきた水にはない、すごく嬉しいメリットです。
そんなクリクラが、申し込んだ方全員に12リットルのボトルを2つ(計24リットル)無料でプレゼントしてくれるキャンペーンを行っているようです。もちろんサーバーの設置代金や入会金は必要ありません。
クリクラは水以外のお金はかからないのがメリットですが、利用し始める時に2本もプレゼントしてくれるのはすごく有り難いキャンペーンです。配達は基本的に全国対応していますが、念のため公式サイトでチェックしてみてください。
公式サイトで《クリクラを申込む》をクリックすると、まず配達エリアの確認画面が出てきますので、そちらで郵便番号を入力してみてください。もし、対応エリアではない場合は残念ですが、一番お得なクリクラは諦めましょう。
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まとめ
水道水は飲んでも大丈夫なのでしょうか・・・安全基準はクリアしているものなので、問題はないのです。
マンションや世帯数の多いアパートなどに設置してある貯水タンクについては、水道局の管轄外になるので、敷地内の水に関してはオーナーか管理会社の責任になります。
自分が住んでいる物件の管理がずさんな場合は、貯水タンクの中に異物やサビが発生してしまっている可能性があります。
また、何となく不安だと感じる人は、水道に浄水器をつけると良いですよ。異物をろ過したお水が飲めるので安心です。
安全のためには、塩素が必要で、その塩素を入れることで発がん性物質のトリハロメタンが発生してしまいます。でもこれは、安全と判断されている量なので、やたらと怖がる必要はありません。
そのため、水道水を飲んだからと言って、すぐに体調不良に陥るような事はありませんのでご安心ください。飲んでも大丈夫ですが、より安心して美味しく飲むためには、浄水器を設置することをお勧めします。