普段から外干しは中々できないですが、これが梅雨の時期となるとさらに乾かず困ってしまいます。
シーツやカーペット、カーテンなどの大物は仕方ないのでコインランドリーに行くとしても、通常の洗濯物まで持って行っていたら洗濯貧乏になってしまいます。
そこで今回は、一人暮らしの梅雨時の洗濯物を早く乾かす部屋干し方法をご紹介いたします。
一人暮らしの梅雨時の洗濯物事情・・・
朝、部屋に干して仕事に出かけて夜帰宅すると、部屋中に湿気が回り、蒸し風呂状態になっていることがあります。そうなると、すでにカビ菌は繁殖を始めてしまいますので、その後の対処が大変になってしまいます。
壁や天井、窓のサッシやカーテンなどにカビが発生し、菌&臭いとの闘いの日々が始まってしまいます。
一人暮らしは、窓を開けられる時間が限られているので、どうしても風通しが悪く、ただでさえカビの温床となりやすいのが困るところですね。また、乾きの悪い洗濯物には雑菌も繁殖してしまいます。生乾きの嫌な臭いを発生させ、雨の憂鬱がさらにブルーになってしまいます。
浴室乾燥機がついているタイプの部屋もありますが、意外と乾くまで時間がかかり、電気代もバカになりません。そこでできるだけ節約しながら、素早く洗濯物を乾かす方法をご紹介しますね。
梅雨時の洗濯物!部屋干しする前にできることは?
まずは、洗濯物を干す前に出来る限り脱水しておくことです。
変型などの心配が無い衣類に関しては、洗濯が終わった後に、あと3~6分ほど「脱水」を追加してみてください。
できるだけ水分のあるものを長く干さないことが、臭いやカビの繁殖を防ぐのです。そのため、衣類は洗濯したら洗濯機に入れっぱなしにしないように気をつけましょう。すぐに嫌な臭いがするようになってしまいます。
そして、洗濯機から出す時には、一枚ずつ取りだしながら、水を飛ばすようにパンパンと振ってください。その後、干す時も再びパンパンと振ってからハンガーにかけたり、ピンチに干します。余分な水分は少しでも飛ばしてしまいましょう。
梅雨時の洗濯物!部屋干しする場所はどこが良い?
水分を十分に減らした洗濯物は、部屋の一番広いところに干すようにしてください。カーテンレールに衣類をかけるのはNGです。
梅雨時のカーテンは、脱水した洗濯物と変わりないくらいの湿気を含んでいます。そこへ、洗濯物をかけてしまうと、乾かないばかりかいらない水分や汚れを吸い取ってしまいます。
一番良いのは部屋の真ん中に「室内物干し」を設置して吊るすことです。部屋の入口にかけたりすると、通るたびに体が当たって落としたり、皮脂汚れがついてしまい、せっかく洗濯したのに着る前にすでに汚れてしまいます。
また、梅雨の時期は、1度の洗濯物の量を少なくして、間隔を空けて干せるように計画洗濯してください。
週末にドッサリと洗濯するタイプの人にとっては少し面倒な方法かもしれませんが、大量に干すと乾くまでに何倍も時間がかかってしまうのです。
常に換気扇を回しておける「浴室」も、湿気をとりやすい場所です。浴室自体が素早く湿気が抜けるように考えられているはずなので、洗濯物を干すには適しています。
洗濯物をかけられない浴室の場合は、万能な「突っ張り棒」を使いましょう。100均の突っ張り棒では重さに耐えられず落ちてしまう可能性もあるので、しっかりした物を選んでください。
洗濯物を出来るだけ素早く乾かす方法!扇風機が大活躍?
浴室乾燥機ほどではありませんが、エアコンに除湿機能がついている場合は多少の電気代をかけて早く乾かす方法があります。これは、洗濯物だけでなくジメジメしがちな室内をカラリとさせておけるので、おすすめです。
一度カビが発生してしまったら、掃除や除菌にお金がかかってしまうので、それを考えたら安全にくらすための防衛手段と言えるかもしれません。
エアコンの除湿機能は「再熱除湿方式」と「弱冷房方式」の2種類に分かれているので部屋のエアコンがどちらの方式か確認して上手に利用しましょう。
除湿器は、自分が自宅にいる間に使用するには良いですが、持続時間が短い物が多くいため、つけたまま外出するのには不向きです。溜まった水分をそのままにしておくと、結局水分が部屋にある状態が続いてしまうので湿気を呼んでしまいます。
また、音も意外と大きいため寝ている間に洗濯物を乾かそうとすると、気になって眠れなくなるかもしれません。梅雨時の部屋干しに欠かせないアイテムは何と言っても「扇風機」です。
しっかりと脱水して、余分な水分を飛ばし、さらに感覚を空けて干した洗濯物なら、扇風機を当てるだけでずいぶん早く乾くようになります。また、電気代もダントツで安いところも魅力のひとつです。弱で毎日8時間つけていても、1ヶ月の電気代は106円程度です。
もちろん、エアコンや除湿器と組み合わせて使えば、あっと言う間に乾いてしまい言う事なしですが、節約を考えた時は、部屋干しの場所に気を付けてみましょう。
扇風機の風が洗濯物に当たったら、湿気がその先の換気扇から出て行くような場所に洗濯物を干すようにしましょう。キッチンや浴室には必ず換気扇が付いているので、そこに空気が流れるようにするとスムーズに乾かすことができます。
まとめ
一人暮らしの梅雨時の洗濯物事情はかなり頭を悩ませますね。失敗すると、部屋干しの臭いやカビの繁殖など、不快なことにつながってしまいます。
部屋干しは、干す前に十分脱水することが肝心です。洗濯機から取りだす時も、干す前にもパンパンと余分な水分を飛ばすようにしましょう。
扇風機を使い、湿気を換気扇から排出できるような位置に洗濯物を干すようにしてみてください。
エアコンの除湿と組み合わせれば、ずいぶん早く乾くようになります。タイマーなどをうまく使い、自分の生活ペースに合わせて乾燥させるようにしましょう。