平成27年10月から順次配布が始まったマイナンバーも、通知カードが手元に届いてから1年を迎えますよね。
この1年近い間にも、「引越し」によって住所が変更になり、マイナンバーの情報に変化が起きた人もいらっしゃることでしょう。
住所に変更があった場合、免許やクレジットカードなどと同じようにマイナンバーも届け出が必要です。
そこで今回は、引っ越しする際に必要になるマイナンバーの住所変更についてご説明いたします。
引越しではカードが紛失してしまったり、カードが入っているお財布が盗難にあってしまうことも・・・そんな非常事態の対処法についてもご紹介します。
引越したらマイナンバー通知カードor個人番号カードも住所変更を!!
国民ひとりひとりに付けられた12桁の番号がマイナンバーです。
昨年の10月以降に順次配布された通知カードには、住所を始めとした個人情報が記載されていますよね。個人番号カードの申請書類が同封されていたかと思いますが、カード申請は任意です。
個人番号カードを申請された人は、通知カードを返却しているはずなので、国民は「通知カード」か「個人番号カード」のどちらかを1枚もっているはずです。
通知カードは紙に印字されているだけのものなので、何となく重要度が低く感じてしまいますが、とても大切なものなので無くさないようにしなくてはなりませんよ。
番号や住所、氏名が印字されているだけですが、その「番号」の中身は個人情報が満載です。
そしてこの先、さまざまな手続きにマイナンバーが必要な世の中となっていくので、「通知カード」がないと自分の12桁の番号がわからなくなってしまいます。
このマイナンバーは市区町村の各自治体が管理しているため、引越しした時は転入先の役所で手続きが必要になります。その期日は転入から14日以内ですので忘れないようにしなくてはなりません。
転入届を提出する時にマイナンバーカードの提示を求める役所が増えていますので、その後の手続きは担当者の指示に従って進めることになるかと思います。
住所変更が確認されると、通知カードの裏面に変更した住所が記載されます。
引越しでマイナンバー通知カード・個人番号カードを紛失!どこで手続きする?
引越しに付き物なのが「無くし物!」ですよね。確かしまった筈なのに・・・でもどこに・・・?と、大量の荷物に埋もれて所在不明になることもありますが、うっかり処分してしまった!なんて事も少なくありません。
特にマイナンバー通知カードはペラペラの小さい紙ものなので、荷物の中から探し出すのは困難になるかもしれません。
マイナンバー通知カード・個人番号カードを紛失してしまった時は、新しい住所の役所で転入届を提出する時に、一緒に再発行の手続きもしてしまいましょう。
手続きに必要な物
- 顔写真付きの身分証明
- 印鑑
- 再発行料 通知カード(500円)・個人番号カード(800円)
マイナンバーを管理している担当課へ行くと再発行の申請用紙がありますので、そちらに記入してください。2週間ほどで新しい住所へ郵送されます。(自治体によっては受け取りに行く必要があります)
引越し中に盗難に!盗まれたお財布の中にマイナンバーカードが
引っ越しの時に注意しなくてはならないのが、関係者になりすまして上がり込み物を盗んでいく泥棒です。
実は引越し中の盗難は大変多いのです。引っ越し当日はたくさんの人が入れ替わり立ち代わり部屋とトラックを行き来しますね。
途中でご近所の人があいさつに見えたり、ガスや電気の業者の人がいたりすると、お互いにどの人が引越しの関係者だかわからなくなってしまいます。
気が付いた時には、貴金属やバッグ、お財布がない!と慌ててしまう事も少なくないのです。
お財布には銀行のカードや免許証が入っていることが多いので、盗られた場合はすぐに使用停止の手続きをしなくてはなりませんね。この手順はすでに定着している作業ではないかと思います。
その時一緒にマイナンバーカードが入っていた時は同じように手続きが必要なのです。こちらは、まだ定着したとは言い難いものなので、手続きし忘れないように気を付けましょう。
マイナンバーカードが盗難にあった場合の連絡先
- マイナンバー総合フリーダイヤル
0120-95-0178
- 個人番号カードコールセンター(全国共通ナビダイヤル)
0570-783-578(通話料金が発生します)
- IP電話、上記ダイヤルがつながらない場合
050-3818-1250(通話料金が発生します)
音声ガイダンスに従ってメニューを選択します。盗難については24時間365日連絡できます。
マイナンバーカードでのなりすまし詐欺などの被害に合わないように、速やかに対処する必要があります。
また、本来は一生涯を通じて同じ番号を持つはずのマイナンバー制度ですが、盗難の場合は状況に応じて「マイナンバー変更」の手続きが可能になります。
まとめ
まだマイナンバーの必要性を実感していない人も多いのではないでしょうか。
送られてきた通知カードも紙でできたペラペラのものだし、重要性を感じにくいと言われている「マイナンバーカード」ですが、その内容は個人情報が満載の大事なカードなのです。
12桁の番号にはこの先も預貯金の情報などどんどん個人情報が追加されていきますので、うっかりなくすことは出来ませんよ。
引越しで住所が変更になった時は、14日以内に必ず届け出が必要です。
引越し中に紛失してしまったり、盗難にあった場合は、速やかに「再発行」「マイナンバー変更」の手続きをとるようにしましょう。