なんでもスタートダッシュが肝心!就活はいつから始めればよいのでしょうか?
色々やることの多い学生生活ですが、つい就活を後回しにして後悔したくないですよね。
今回は、就活をいつから始めるのか?また、その前に自分でできる準備にはどんなものがあるのか?など漠然とした就活のイメージを固めるお手伝いをしていきます。
就活はいつから始まる?
実は、就活にかけられる時間は15年卒までと16年卒までで差が出てきているのです。15年卒までは、エントリーが3年生の12月からだったのに比べ、16年卒からはエントリーが3年生の3月に後ろ倒しになっています。
しかし、「あれ?エントリーが後になったのなら、ゆっくりしていても大丈夫なんじゃない?」と思ってしまったら、実はちょっと危険です。
これからの就活は短期決戦で一撃の重みが大きいという風に考えてください。就活の期間が長ければ、トライ&エラーを繰り返しながら弱点を補っていくことができます。しかし、就活期間が短くなったことで「少ないチャンスをモノにする」ことを求められてしまうのです。
就活は、エントリーすることが始まりではありません。そのまえにしておくべきことをタイミングごとに解説していきましょう。
3年生の夏ごろ(6~9月)に、初めてのアクションである夏インターンがあります。これは必ず行っておきたいアクションです。これは、簡単に言うと大学生版の「職場体験」のようなもの。実際にどんな雰囲気で働いているのか知るのにとても役立ちます。
冬には冬インターンもありますから、夏にどこにも行かなかったという方も是非冬にはインターンに積極的に参加して経験値を積んでいきましょう。インターンには単なる体験ではない、企業の側から学生がどんな人であるか、会社に合いそうかという見極めの面もあるのです。
実はこのインターンの期間が就活のスタートダッシュで一番重要な期間です。場合によっては面接よりももっとインターンでの評価が実際の就職に影響することもあります。「単なる職場体験のようなもの」と軽視するのは絶対にNGです。
自分が働きたい企業なら、「体験しておきたい」と思うのは自然なことのはず。就活という枠だけでなく、自分の成長や経験という面でもインターンは必要なアクションです。ぜひ2社以上は無理のない範囲でインターンに参加することを強くおすすめします!
さて、インターンの前にも就活のためにできることがあります。早ければ早いほど余裕を持って準備できますから、学業と両立しながら進めていきましょう。具体的に何を準備すれば良いのでしょうか?
準備することって何?
まずは、3年生に入ったらすぐに就活に関する情報にアンテナを張るようにしましょう。それが夏に行きたい企業のインターンに行きそびれるといった重大な失敗をすることを防ぎます。
そして、一番大切なのは「どんな大学生活を送ってきたのか?何を頑張ってきたのか?」です。ぜひインターンなど実際のアクションが始まって忙しくなってしまう前の期間を無駄にせず、今やれることを全力でやり切ってください。
3年生の春には準備を始めたい就活の準備としては、
- 自己分析
- 企業研究
- 志望企業のリストアップ
が挙げられます。
自己分析というのは、
- 今まで自分がどんな経験をしてきたのか?
- その理由は?
- どう行動して何を学んだのか?
ということです。自分の強みを知ることにもつながりますから、友達などと作成したものを見せ合いながら、客観視できるようにしていきましょう。
企業研究というのは、企業や業界について理解を深めていくことです。
自己分析によって「自分がどんなことをしていきたいのか」が明確になってくることでしょう。そうすると、「どんな仕事ができるのか」ということにもつながります。すでに興味のある業界がある場合には、そことの接点について掘り下げて考えていきます。
企業研究はまず業界研究から入っていきましょう。どんな仕事をしているのか?ということをしっかりと下調べしておきます。意外とイメージと違うということもありますから、先入観だけで決めつけないで幅広く興味を持てそうな業界を調べることが大切です。
そして、企業研究はインターンで実際に体験することでさらに理解が深まります。インターンがメイン!というくらいの積極性が大切なポイントです。企業研究をした結果、志望企業を絞り込んでいくことにもつながるのです。
つい有名な会社や部外者から見ても分かりやすい仕事をしている会社に目が行きがちですが、日本の様々な産業が発展してきた裏には消費者と直接接することのない企業の存在があります。例えば、どんな商品でも一社だけで材料からすべて作っているという訳ではありませんね。興味のある仕事の裏に何があるのか、まで調べると新たな志望企業が出てくることもあります。
そして、エントリーまで準備できる最後の大切な3つ。それが「自己PR・学生時代に力を入れたこと・志望動機」です。
これを聞かれない、ということはまずありません。自分の長所・何を頑張ったのか・それを企業にどう生かすのかということを自分の言葉でまとめます。明らかな例文の「パクリ」は簡単にバレてしまいます。時間がかかってもいいので、早めに準備を始めて良いものができるようにしましょう。
流れに乗り遅れた!そんな時は?
さぼっていた訳ではなくても、諸事情でよいタイミングで就活スケジュールを進めてこられなかったという人もいるでしょう。
そういう場合にはどうしたらよいのでしょうか?
4年生向けのインターンを探す
3年生向けの物に比べて数は少なくなってしまいますが、春と夏に開催されているものもあります。すぐにリサーチを開始しましょう。
OB訪問を積極的に
キャリアセンターなどの卒業生名簿などで自分でコンタクトを取りましょう。生の声が聞きやすくなります。
そして、「企業に対するイメージとギャップがあったのか?イメージ通りだったのか?」など本音を聞いてみましょう。
乗り遅れた感があったとしても、キャリアセンターなど相談できるところをフル活用して、諦めずに粘り強くやっていきたいものです。
まとめ
就活をいつから始めるかということは大学生にとっては悩みの種ですよね。
2年生から3年生になる春休みごろから、遅くても3年生の春からは就活に関する情報を積極的に集めるようにしましょう。
3年生の夏からはインターンといって興味のある企業に行くことになりますので、インターンの情報なども調べておく必要があります。
同時に、後で必ず必要になりますから自己分析・企業研究・志望企業のリストアップなども行っていきましょう。早めに行動するのが就活に成功するカギです。「いつから」にこだわりすぎずに、早めにアクションを起こしていきましょう!