疲労回復や冷え性など、様々な体質の改善にも効くといわれている養命酒。
そう言われると、飲んだことがない人も試してみたくなると思いますが、実は時々副作用が起きてしまう人もいるといわれています。そんなこと言われると、
「え!身体に良いしお酒なのに副作用なんてあるの?」
と気になってしまいますよね。本当に養命酒の副作用ってあるのか、解決策もあわせてまとめました。
養命酒に副作用ってあるの?
健康に良いはずの養命酒を飲んでるのに、お腹の調子が悪い…でももうちょっと頑張って飲んでいたら治るのかも、なんて思わないようにしてください。
養命酒には生薬が14種類(インヨウカク、ウコン、ケイヒ、コウカ、ジオウ、シャクヤク、チョウジ、トチュウ、ニクジュヨウ、ニンジン、ボウフウ、ヤクモソウ、ウショウ、ハンビ)入っているので、その生薬が体質に合わず、副作用が出てしまうこともあるそうです。
また、身体に良いとはいってもお酒なので、アルコールが体質的に受け付けない人や、アレルギーのある人にはアルコール原因の副作用が出ることがあります。特に、未成年が飲むのは禁止されているので気をつけましょう。
なんで副作用で下痢になるの?
養命酒は胃腸が弱い人の体質改善にも効くといわれています。それなのに、どうして下痢になる人がいるんでしょうか。
実は、養命酒って薬だけどお酒でもあるんですよね。そして、お酒=アルコールは、胃や腸を刺激するんです。刺激された胃腸は炎症を起こす可能性があります。炎症を起こした結果、アルコール成分をちゃんと分解できなくなって、下痢や腹痛の原因になってしまうんです。
アルコール成分を消化できないのに飲み続けていると、余計な負担が胃腸にかかってしまい、慢性的な下痢になってしまうこともあるそうですよ。
他にもこんな副作用がある!
下痢以外に、かゆみや湿疹がでたり、太ってしまったり、なんてことがあるようです。頭痛や動悸などを起こす人もいるといいます。
養命酒は「薬」ですが、薬って副作用が起きた場合は服用を中止して…という注意が必ずありますよね。
養命酒に含まれる生薬は基本的に副作用が少ないといわれていますが、飲み続けていても症状が治まるどころか酷くなってしまったりするときは、副作用が原因の体調不良かもしれません。薬である一方で、お酒であるということも忘れないでくださいね。
もともとお酒が弱い人、まったくお酒を飲まない人や肝臓が弱い人は、アルコール成分が原因の副作用になりやすいといわれています。
養命酒を飲む前に気をつけておきたいこと
身体に良いはずの養命酒を飲んで、逆に体調悪くなっちゃった…では本末転倒ですよね。だから、養命酒を飲む前に気をつけておきたいことがあります。
養命酒はあくまでお酒なので、未成年は飲んじゃダメ。また、アルコールに弱い人は、普通より量を減らして飲むと良いかもしれません。妊娠中や妊娠の疑いがある人、授乳中の人は他のお酒と同様に、服用は避けておいたほうが良さそうです。
参考:風邪をひいた時には栄養ドリンク! でも、飲むタイミングを間違えるな!
それでも養命酒が合わないときはどうしたら良い?
副作用が出てしまったけれど、体質改善したいからやっぱり養命酒を飲んでいたい。でもやっぱりお酒弱いし合わなかった…そんな人にオススメなのは、漢方の錠剤です。
養命酒に配合されている生薬に近いものを選ぶのと良いかも。生薬が合わないときは、配合されているものが少なめのものもあるから安心してくださいね!
薬局では養命酒に似た成分を配合した錠剤タイプや粉末タイプもたくさん売られているので、合わないときは無理して飲まずに他のものを試してみるのが良いですよ。
まとめ
養命酒の副作用で下痢になるって、本当だったんですね。
それに、下痢以外にも頭痛や動悸解決策は症状が出たら我慢しないで、すぐに服用を中止することが大切です。
滋養強壮・冷え性回復・食欲不振、疲れやすいなどの体質改善にはピッタリの養命酒は、香りが良いうえに甘口で、飲めば飲むほどもっと欲しくなるおいしさなるんですが、飲み過ぎにはご注意を。
最近ではジュースなどを足して、カクテル風に飲む人も増えているらしいので、お酒に弱い人は量を減らして飲むと副作用を抑えられるかもしれませんね!