縣祭り 屋台 何時まで縣祭りといえば真夜中に行われる奇祭といわれているのですが、みどころはお祭りだけじゃありません。

 

実は縣祭りって大規模な屋台も超有名なんです!でも、祭りのあいだずっと屋台が出ているわけではないんですよね。

 

いざ縣祭りに行ってからお目当ての屋台が閉まっていると楽しさ半減、というわけで屋台って何時まで行われているのか、ということや縣祭りの由来など、楽しむために役立つ知識をまとめました。

 

スポンサーリンク

 

真夜中の奇祭、「縣祭り」ってどんなお祭り?

縣祭り 屋台 何時まで出典:http://goo.gl/oTpmiT

縣祭りは、京都府宇治市の縣神社で毎年6月5日から6月6日に行われている、日本でも有数の「奇祭」なんですが、どうして奇祭といわれるかというと祭りの時間帯が普通じゃないからなんですね。

 

縣祭りのメインは「梵天渡御」といって屈強な殿方たちが御輿をかついで街を練り歩く…とここまで聞くと普通のお祭りっぽいですけど、その時間がなんと6月5日の午後11時から6月6日午前1時と真夜中に行われるのです

 

しかもお祭りのあいだ御輿が通る道沿いは個人の家でさえも明かりをすべて消して真っ暗闇にするというから「奇祭」という表現にも納得できますよね。

 

そんな、祭りの最大イベントが真夜中にやってくる縣祭りですが、そんな真夜中までただボーっと待ってたら寝ちゃうよ、ってなわけでお昼ごろから始まるのが縣祭りのもうひとつの名物、屋台なんです。

縣祭りの屋台は何時までやっているの?

縣祭り 屋台 何時まで出典:http://goo.gl/nTh5oM

縣祭りの名物、屋台は縣神社につながる3つの通り、

 

  • 平等院表参道
  • 宇治橋商店街通り
  • あがた通り

 

に広がっています。屋台は早いお店で6月5日の正午12時頃には開店し、遅くても夕方15時頃にはすべて開店していますが、お祭りのあいだずっと営業しているわけではなく午後10時には一斉に店を畳んでしまうんです。

 

つまり、縣祭りの屋台はお昼12時頃~午後10時までとなっているのですが、なぜお祭りの間中ずっと営業をしていないんでしょうか。

 

その理由は、「梵天渡御」の御輿が真っ暗闇の中を通り抜けるという縣祭りの醍醐味にあり、すべての電気や明かりを消して通り過ぎるのを待つため、そのときに屋台も店を畳んでおかないといけないわけなんですね

スポンサーリンク

 

縣祭りには毎年10万人以上の人々が集まっているのですが、祭りのメインイベント「梵天渡御」のスタート時間が真夜中なのでたくさん時間があるということや、お祭りが終わる午前1時になると電車など公共交通機関が終わってしまうため屋台だけを楽しんで帰る人も多いことから、年々屋台の数が増えていき「暗闇の奇祭」というネーミングとともに縣祭りの名物として全国の人に親しまれているのです。

 

縣祭りの「梵天渡御」が始まるよりも1時間ほど早く屋台が店じまいすることを知っていたら、先に飲み物や食べ物を買っておいて時間つぶしをする、という心の準備もできますよね。

 

また、帰りの時間もあるしお子様連れだったりすると真夜中まで外にいるのも大変なので、屋台だけを思う存分楽しむのも良さそうですよ!

お祭りの由来は?

屋台と真夜中に街を通る「梵天渡御」が有名な縣祭りですが、その由来は明確にはなっていません。

 

ただ、もともとは縣神社に祀られている「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」という女神様が「子授け」や「安産」のご利益をもつ守り神だったことから、子孫繁栄を願い、感謝する趣ではじまったと考えられています。

 

沿道の明かりをすべて消して「梵天渡御」が通るのを待つという一風変わった習慣は、御輿に乗った神様を神社から別の神社へ移動させる「神移し」と呼ばれる神事からきているんですよ。

 

つまり、縣祭りの「梵天渡御」は御輿を宇治神社から縣神社へ移動させ、縣神社の神様を宇治神社へ移す行事というわけなんですが、このとき神様の姿は恐れ多いので見てはいけないという古来からの風習で沿道を真っ暗にしているそうなんですね。

 

また、真夜中に行うのは子孫繁栄のための営みが夜に行われることが多く、神様が「子授け」のご利益を持っているのでそのパワーを強めるため、という説があります。

 

「暗闇の奇祭」と聞くと、なんだかすごく不思議な感じもしますが、由来を紐解いてみると納得できるものではないでしょうか。

縣祭りのみどころ

このように、縣祭りではメインの「梵天渡御」を楽しむ方法と、屋台をめいっぱい楽しむという2通りの満喫の仕方があるのですが、最後にその見どころをいくつかご紹介しましょう。

 

まず、屋台のみどころですが、縣祭りの屋台では他の地域で見られない宇治の特産品「宇治茶」が買えちゃうので、ぜひ探してみてください

 

京都の宇治は上品な香りと色合いを楽しめる宇治茶の名産地だけあって、屋台には普通見かける「フランクフルト」や「焼きそば」に並んで「宇治茶」という看板も目立っているので、普段あまり京都の来られない方はお茶を買って帰るとお土産にもなりそうですよね。

 

また、縣祭りが行われる県神社周辺には世界遺産「平等院鳳凰堂」もありますので、午前中などお祭りの前に時間を作って足を伸ばしてみるのも良いですよ。

 

縣神社への参拝はもちろん、「梵天渡御」が行き来する「宇治神社」も近いのでお祭り前の参拝もおすすめです。

 

午後11時から始まる「梵天渡御」を見るなら、早めに場所を確保し境内から御輿が出てくるのを楽しみに待っていてください。

 

ちなみに、「梵天渡御」は神聖な行事なので、その御輿が境内を出るまでは写真撮影が禁止されています。御輿が境内を出たら、縣祭り最大のみどころともいえる豪壮に御輿を揺らして歩く「ぶんまわし」が始まるので、見逃さないようにしましょう!

 

この頃には観客がみんなフラッシュをつけて写真撮影をし始めるので、明かりのない道でも真っ暗とはいえず、結構自分の目で楽しむことができますよ。

 

参考:京都地蔵盆のお供えや金額はどうすれば良い? 準備やマナーはある?

まとめ

京都府宇治市最大のお祭り、真夜中に行われるという縣祭りの屋台が何時までなのか、お祭りの由来やみどころなどをまとめてみました。

 

縣祭りの屋台は営業時間がお昼から午後10時までということなので早めに行って早めに帰りたい方にも楽しめるし、メインの「梵天渡御」を楽しむのであれば逆に屋台の混雑が引いた午後10時以降に沿道付近に出るという行き方もあるので、それぞれの時間に合わせて遊べる嬉しいお祭り、一度は行ってみたいものですね。

 

参考:縣(あがた)祭り2016年の日程や交通規制は?祭りは何時まで?

 

スポンサーリンク