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春、桜の頃になると店頭にも並び始める「桜餅」、風物詩ですよね。

 

 
さて、関東と関西で同じ名称でも物が違う理由、そして桜餅をまいている葉っぱについてご紹介しましょう。

 


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関東の桜餅

関東 桜餅

 

関東でいうところの桜餅は、クレープのように焼いた薄い皮の生地であんこを包んだものを指します。これは、1714年に江戸・向島の隅田川沿いにあった「長命寺」というお寺で生まれたものが始まりです。

 

 
そこで、門番をしていた山本新六という人物は、向島堤に大量に植えられていた桜の葉が落ちるのに悩んでいました。そして、こんなに大量に出るなら、何かに使えればいいのにということで思いついたのが、桜餅なのです。

 

 
その時に、葉を塩漬けにして、お餅に包んで販売したのだそうです。なかなか素敵なアイデアですよね。

 

 

関西の桜餅

関西 桜餅

 

一方の関西の桜餅は、つぶつぶのごはん粒のような生地の中に餡をしっかりと包んだものを言います。おはぎのようなものですね。こちらは、大阪の藤井寺の「道明寺」が武士の非常食として作る「糒」が有名だったことからが発祥しています。

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道明寺では、神前にお供えしたもち米を利用して、「ほしいい」糒を作っており、それは豊臣秀吉から礼状をもらうほど有名だったようです。戦国時代は、炊いたお米を天日干しにし、乾かした保存食「ほしいい」(糒・干飯・乾飯)というものがありました。

 

 
それは大変長期保存に適していて、戦に向かう武士の携帯食として重宝されていたのです。水やお湯でふやかしたり、そのままぽりぽり食べたりしていたそうです。「道明寺」で作られたもち米を一度蒸して、乾燥させ、粗めに砕いたものを「道明寺粉」と呼びます。

 

 
それを使って作られているものが関西の桜餅なのです。

 

 

葉は食べるの?食べないの?

桜餅 葉

 

さて、関東・関西いずれも共通しているのが、外側にまかれている葉です。これは、やわらかくて表面に毛が少ない大島桜が使われており、塩漬けにしています。そうすることによって、クマリンという独特の芳香成分が生まれ、あの風味を出しているのです。

 

 
これは好みにもよりますが、あの葉の塩味が、あんこの甘さを引き立ててくれるということで、食べる方も決して少なくはありません。どちらかといえば8割の方は食べるようです。

 

 
しかし、クマリンという独特の香りですが、これは、肝毒性があるので、大量には食べてはいけないとされているので、食べないという人もいます。ただし、そんなに大量に食べることがない為、香りを楽しみ、かつよりおいしく桜餅を楽しむという意味では、食べてこそ“通”なのではないでしょうか?

 

 

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