まったく知識の無い場所や、遠方からの物件探しはとても難しいものです。
不動産屋さんはとにかく空き室を埋めたいので、色々な手腕で誘ってきます。
親切な不動産屋さんもいますが、中には心無いやり方で決めさせようとする不動産屋さんもあることは確かなので、騙されないようにするしかありません。
そこで今回は、賃貸マンションの探し方で、騙されないためにやっておきたいことを7選ご紹介します。
賃貸マンションの騙されない探し方とは?
賃貸契約は出会った不動産屋さんによっては、最初から最後まで嫌な思いをさせられてしまうこともあり、とても難しい問題です。
不動産屋さんには全国展開している「大手の不動産屋さん」と「地元の不動産屋さん」の2種類ありますね。
遠方からの物件探しは、まずネット検索から始める人が多いので、大手の不動産屋さんのサイトが出発点になるのではないでしょうか。
ネット情報は参考程度に考えた方が良いです。最初に見たサイトで良い物件があったから決めてしまおう!などと簡単に進められる問題ではないと心してかかりましょう。
1.騙されない探し方!駅まで〇分は歩いて確認!
これは、実際と違うものだと知っている人も多いようですが、ほぼ確実に短い時間が記載されています。そうとわかっていながら信じてしまうことのないようにしましょう。
また、生活圏内の情報は人任せでは入手できません。後から「だってネットに書いてあったから・・・」と泣きごとを言っても始まりませんよ。
駅までの道のりは、実際に歩いてみて通勤可能であるか確かめなくてはなりません。大きな道路で待ち時間の長い信号があったり、ひたすら坂道が続いたり、何十段もの階段がある場合もあります。
また、大きなスーパーに〇分!とかかれていると、近くにスーパーがあれば仕事帰りに寄れるし安心!と考えてしまいますが、このスーパーが駅までの間にあるとはどこにも書かれていません。
駅とはまったく別の方向にあるか、確実に〇分以上かかる場所にあると考えたほうが良いです。
2.写真が少ない物件は要注意!
自分が良い物を紹介しようと思ったら、色々な角度から撮った写真をたくさん載せたいと思いませんか?
ネットで物件を探している時、条件は素晴らしいのに写真が建物の1部だけだったりした場合は要注意です。
「室内」「水回り」「全体像」は確実に揃っているのが当然です。マンションは1階部分が店舗なこともあるので、あえて含めない写真を載せている可能性もあります。
また、隣のビルとかなり接近しているので全体像を載せていなかったり、水回りが古い状態である場合もあります。写真数が少ない場合は、「あえて載せていないのだ!」と考えましょう。
3.敷金・礼金ゼロゼロは後が怖い!
最近は敷金・礼金ゼロ物件が多くなってきました。おかげで初期費用が安くすむので大変嬉しいのですが、ことと次第によっては、退去時に仰天する金額を請求されてしまう事があります。
敷金は、修繕費や家賃の滞納時などのために大家さんに預けてあるお金ですが、それが無いと言う事は最後に請求されると言うことになります。本来は、預けても戻ってくるはずの敷金ですが、ほとんどの場合がハウスクリーニングなどで相殺されて退去費用とトントンになります。
不動産屋さんは自分たちの利益を削ってまで、お客さんに部屋を紹介はしてくれません。最初に取らなかった分は、必ずどこかで穴埋めするはずなので、最初にゼロゼロにした分は退去時に支払うことになると考えましょう。
4.「おとり物件」にひっかからない!
「うわっ この物件いいな!」と思って不動産屋さんに出向くと、「たった今借り手が見つかってしまった・・・」なんてことがあります。これは「おとり物件」と言って、実際にはその条件での部屋は無かったりします。
お店に来てもらうことが目的の広告なので、執拗に他の物件を勧められます。まず「家賃が格段に安い!」と飛びつきそうになったら、おとり物件だと考えて間違いありません。
待ち合わせ場所を物件近くではなく、執拗にお店にしてくる時は裏があると考えましょう。
5.記載されてる築年数より古い!
築年数の古いマンションは、大家さんも頑張ってリフォームやリノベーションをするなどの努力をしていますが、そのリフォームした年月を築年数として記載してある場合があります。
チープなリフォームなどでは、「冷暖房効率が悪い」「騒音」などの問題点が浮上することがありますので、遮熱や遮音についても聞いてみましょう。
ネットの写真では、キレイになった室内が並んでいても、実際足を運ぶと外見は昭和感タップリな場合もあります。また、耐震設備や建物の安全性は必ず確認するようにしましょう。
6.宅建免許の認可番号を確認!
地元密着型の不動産屋さんの場合、店内の宅建免許を確認しましょう。「国土交通大臣免許(〇)」と書いてありますが、このカッコの中の数字は免許の更新回数です。
平成8年以前は3年ごとに、それ以降は5年ごとに更新されています。そこの数字が大きければ大きいほど地元で根強く不動産業を営んでいる証拠です。
地元での不動産業は信用が1番なので、実績のあるお店であることを確認することができます。
7.とにかく慌てないのが大事!
賃貸物件を探すときは、最低でも3か月前には動き出しましょう。できるだけ多くの物件を内見することが大事です。あちこち見て歩くうちにその地域にも強くなります。
急いでいると、不動産屋さんの言いなりになってしまいますので、自分のペースを守りながら、良い物件を探しましょう。
「すぐに埋まっちゃいますよ」と言うのは不動産屋さんにしてみれば挨拶程度の言葉です。その言葉に流されないようにしましょう。
まとめ
賃貸マンションの探し方で、騙されないためには「とにかく足を運ぶ!!」と言うこと以上に出来る事はありません。
ご紹介した方法も、すべて自分の目で確認することが必要なのです。
3か月ほどかけて毎週末足を運んでいるうちに、カフェや雑貨店、小さな公園や神社など、その町全体が見えてくるようにもなります。不動産屋さんも大手と地元の両方に足を運んでみましょう。
じっくり選んでいることがわかると、不動産屋さんも丸めこもうとはしてきませんよ。
参考:賃貸マンションを借りる時・退去時に注意したい事まとめ【随時更新】