「絨毯ってふかふかして気持ちがいい・・」とその前に!あなたのゴロゴロしている絨毯、思っているよりずっと、汚いかもしれません!
お掃除をさぼりがちな絨毯は、埃や汚れ、そしてダニの温床。では、どうやったら快適で綺麗な状態をキープできるのでしょうか?
今回は、意外と汚れに気が付きにくい絨毯のお掃除についてご説明していきます。
絨毯の掃除の仕方は?
絨毯のお掃除、ついつい汚れが目立つまで放っておいてしまったりしていませんか?でも、絨毯のお掃除を怠るとダニが発生しやすくなったり、カビが出てきてしまうことも。そうなると健康面でもよくありませんね。
絨毯のお掃除の基本は、埃やゴミをきれいにすることと染みついた汚れを落とすことの二つ。意外とシンプルです。では、それぞれのやり方について詳しくみていきましょう。
ポイントは、「毛並み」ですよ!
埃やゴミの掃除方法
掃除機をかけて埃とゴミを吸い取ってしまうのが一番簡単かつ確実な方法です。ポイントは、毛並みに逆らって掃除機をかけること。そうすることによって、毛の奥に入り込んでしまった埃やゴミが浮き上がりやすくなり、掃除の効率がアップするのです。
特に毛足の長い絨毯・ラグを使用している場合は、この方法が効果てきめん。コロコロをかける場合も毛並みに逆らってかけると確実に奥に隠れたゴミが取れますので意識してみてくださいね。
1平方メートル当たり、30秒程度掃除機をかけるとゴミがすっきりと取れますので、今まで一度さらっと掃除機をかけていたという方は時間も少し長めにして同じところも繰り返し掃除機をかけるとさらにきれいになります。
染みついた汚れを落とす方法
ついてすぐの汚れの場合についてですが、飲み物などのシミは外側から内側に向かってティッシュなどで吸い上げていきます。ここで絶対にやってはいけないのが、汚れをごしごしと擦ること。落ちるものも落ちなくなってしまうので、注意してくださいね。
まずは、飲み物や食べ物などの水性の汚れの落とし方です。汚れがもう乾いてしまっていたら、洗剤の出番になります。洗剤は台所用もしくは洗濯用の中性洗剤を使いましょう。水で薄めて使うのが新たなシミを作らないポイントです。
薄めた洗剤を布に浸して、シミの部分に染みわたらせます。古い歯ブラシなどでも染み込ませることができますよ。その後は、汚れている部分を指でもむようにして泡立てて汚れを浮かせていきます。
最後に濡れ雑巾で汚れと泡を一緒に拭き取るようにし、乾拭きで仕上げます。ちなみに、この基本的なステップで落ちにくい頑固な汚れの場合には
- ドロッとした汚れ→まずは物理的に指などを使ってこそげ取る
- ケチャップ→オキシドール(消毒液)で拭き取り掃除をしてから中性洗剤を使う
- チョコレート→ベンジン(除光液でも可)で拭き取り掃除をしてから中性洗剤を使う
このような対策を先にしておくのがより落としやすくするポイントです。最後に水ぶきと乾拭きをするのも忘れずに行ってくださいね。ちなみに落ちにくい油性の汚れですが、水性の汚れを落とす方法の前にひと手間加えるだけでOKです。
ベンジンもしくは除光液を布につけて、シミの部分をポンポンとたたいて布に汚れを吸い取らせるようなイメージで掃除をします。変色などが気になる場合には、端の方で異常が出ないか確認してから行いましょう。
あとは、水性の汚れと同じ手順で大丈夫です。
参考:台所のしつこい汚れたちを掃除!重曹を使った油汚れ落とし
絨毯の汚れは、埃とゴミを取り除くこととシミを取ることで基本的には綺麗になります。汚れが目立って手に負えなくなる前に試してみてくださいね。
絨毯の掃除の頻度は?
毎日掃除機をかけるのが理想的です。お部屋の埃は通常の生活を送っているとあまり目につきませんが、こうしている間にもどんどん積もっていっています。
起床後すぐ、または帰宅後すぐに掃除機をかけるのがおすすめです。
習慣化しやすいというメリットに加えて、埃が床や絨毯など下の方に積もって集まっているので一番掃除の効果が高くなるタイミングでもあります。習慣にしてしまえば、かなりお部屋の清潔な状態を保ちやすくなるでしょう。
汚れ落としについては、汚れがついたらその都度対処するのが基本です。シミ抜きは時間がたてばたつほど難しくなり、専門家でなければできないような状態になります。早めの対処を心がけてくださいね。
参考:ブラインドはこうして掃除する!手間をかけずに埃を落とす
ちなみに洗える絨毯・ラグを洗う頻度は、汚れの程度にもよりますが、1~2ヶ月に一度といった頻度をキープできれば完璧です。室内にペットを飼っている方の多くはこれくらいの頻度で洗っているケースが多いので、ペットがいる場合もそうでない場合もこのくらいの頻度なら綺麗かつふかふかの状態を維持することができるでしょう。
洗えない絨毯はどうしたらいい?
洗えない絨毯のカビや臭い、とても気になりますよね。
臭い対策
臭い対策には重曹水を含ませ、固く絞った雑巾で拭いてからの乾拭きがおすすめです。
重曹水は、水100mlあたり、重曹小さじ1ととても分かりやすい分量なので、ぜひ試してみたいですね。
カビ対策
カビを発見したら、消毒用のエタノールを用意しましょう。これを霧吹きに入れて、気になる場所にスプレーします。びしょびしょになるのでは?と心配されるかもしれませんが、エタノールは蒸発しやすいものですからあまり気にしなくても大丈夫です。
そして、15分程度放置してから乾いた布で拭き取れば完了。カビも見つけたらすぐに対処するのが肝心ですよ。洗えない絨毯でもきちんと対処すれば、臭いもカビも自分で綺麗にできます。諦めずにチャレンジしていきましょう。
まとめ
絨毯の掃除の基本は、埃とゴミを取ることとシミを綺麗にすることです。
埃やゴミは掃除機やコロコロ、シミは水性の汚れなら中性洗剤、油性ならベンジンなどの溶剤と中性洗剤で対処しましょう。
簡単なお掃除は毎日しておけば、汚れが目立つこともなく綺麗な状態がキープできます。洗えない絨毯でも、重曹水やエタノールで臭いやカビにも対処できますので、早めの対処で絨毯をぜひ長持ちさせてあげてくださいね。