あせもができてしまったあなた、あせもってかゆいし痛いし赤くなって恥ずかしいし、日常生活にそこまで支障はないんだけれど、本当にイヤなものですよねぇ…

 

本来であれば、あせもができる前の予防にこそ注意していただきたいところですが、できちゃったならしかたない、効果的な治療方法を調べてきましたので、ぜひ参考にして早く治してください!

 


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あせもにはワセリンが効く?

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実はこれ、半分本当で半分ウソです。どういうことかというと、その理解にはあせものできる原理を理解する必要があるので、簡単に説明しておきます。あせもの原因は汗です。汗によって濡れてもろくなった皮膚が服などですれて傷がつき、汗の穴がつまります。その汗の穴に炎症が起きて赤くなってしまったものがあせもです。初期のあせもはかゆみがあるために、爪でひっかいてしまって傷ができてしまうのです。また、この傷に不潔な爪や汚れた衣類などから細菌が付着するとあせもは重症化します。

 

ワセリンは乾燥などによる刺激を防ぐ効果があるため、初期のかゆみを抑えたり、かゆくて引っかいた傷を保護する働きがあります。その結果、患部の損傷が抑えられて、細菌感染する前に治すことができることがあるのです。しかしながら、ワセリン自体には別にあせもの炎症を抑えるような成分は入っていませんので、積極的な治療法ではありません。

 

むしろ、ワセリンを不適切に塗りすぎることで汗の蒸発を妨げてしまったり、汗の穴のつまりを悪化させてしまう可能性があります。ですから、あせもの極めて初期に試す治療法の選択肢の一つぐらいに考えておくのがよいでしょう。

 

あせもに悩む方はこちらも合わせてどうぞ♪⇒あせもができやすい原因とは?首、腕、膝裏などの対処法とは?

 

あせもにステロイドって悪化するの?

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あせもは炎症です。抗炎症作用のあるステロイドが効かないわけがありません!特異体質でない限りまず効きます。ではなぜステロイドが効かないということをいう人がいるのでしょうか?

 

炎症は細胞の死を引き起こす反応ですが、文字通り炎のように燃え上がり広がるような性質があります。抗炎症剤であるステロイドはその炎を小さくする働きをしますが、その火種を消しきる前にステロイドを塗るのをやめてしまうと、再び炎は燃え上がり戻ってしまうのです。そのため、十分に火種が消えた状態になるまで、様々な強さや種類のステロイド外用薬を症状に合わせて使用するのが大切なのです。ステロイドが効かないという人は、おそらく自己判断でステロイドの塗布をやめたりした結果、炎症が再燃してしまったのだと考えられます。

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ステロイドは年齢、症状、塗る部位に応じて使い分けをします。子供は大人と比べて弱いものを使用します。これは子供の皮膚が大人の皮膚よりもステロイドの浸透率が高く、効果が高く出るためです。また、ステロイドの吸収率は部位によって異なります。腕の吸収率を1とすると、顔は13、足の裏は0.14と差があるそうです。吸収率の良いところは効果が出やすいのですが、その反面副作用も出やすいのが問題です。ステロイドの副作用を早めに察知してコントロールしつつ、ステロイドの強さを徐々に弱くしていくことができるのは専門のお医者さんだけです。素人が下手な対処をして「あせも」が「あせものより」になってしまっては大変です。ひどくなる前にお医者さんに見てもらうのが一番ですよ!

 

ベビーパウダーがいいって聞くけど…

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ベビーパウダーと言っても色々ありますよね?それって全部成分が違うのって知ってますか?

 

  • A社のベビーパウダーの成分

酸化亜鉛、コーンスターチ、植物性スクワラン、チャエキス、ステアリン酸Ca、ベンゼトニウムクロリド、香料

  • B社のベビーパウダーの成分

タルク、香料

  • C社のベビーパウダーの成分

β-グリチルレチン酸、マイカ、カオリン、無水ケイ酸、スクワラン、流動パラフィンメチルポリシロキサン、水素添加ホホバ油、クエン酸

 

どうですか?3つ並べただけで、これだけ成分が違うんです。

 

ベビーパウダーが効くのかどうかはご自身の判断にお任せしますが、汗を吸い取る効能があるのですから、汗によって皮膚が柔らかくなることを防ぐ効果はあると考えられます。実際に使用してみて体感として効果を感じられれば、あなたの体質に合っていると思われますので使用してもいいのではないでしょうか。実際にあせもは個人差が非常に大きい疾患です。なにせ汗っかきの人から汗を全然かかない人まで色々な体質の人がいるのですから、その結果できるあせもの対処は様々ですし、その人にあった方法を探すということは決して間違っていないのです。

 

自分にあった対処方法

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例えば、デリケートな部位の擦り傷にオロナインを使用する人もいるでしょう。乾燥しやすい冬には必ずワセリンを顔に塗って寝る人もいるでしょう。軽度のあせもであればそこまで神経質になることもないと思います。自分にあった対処法を探してみるのもいい勉強かもしれませんよ。

 

参考:夏の暑さ対策や夏風邪・食中毒やあせもの対策まとめ

 

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