夏だ!休みだ!プールだ!と小さい頃はよく浮かれて毎日プールに通っていましたが、皆さんはいかがでしたか?プールに通うと、目がかゆくなったり赤くなったりした覚えがありますが、今になればあれもプール熱の1つの症状だったのかも・・・。今のうちに、しっかりプール熱について知っておきましょう。

 


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プール熱の原因は?子供や大人でも免疫はつく?

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プール熱はアデノウイルスというウイルスが原因と言われています。このウイルスが目や鼻、喉の粘膜に入り込み、5~7日間の潜伏期間を経て発症します。このアデノウイルスは約50種の型が存在するそうで、プール熱が毎回同じ型とは限りません。つまり、1度かかったアデノウイルス(仮にA)の免疫があっても、次に流行ったのがアデノウイルス(仮にB)だったら、また病気にかかってしまうという事です。

 

そもそもプール熱ってなに?

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プール熱の正式名は「咽頭結膜熱」。咽頭炎、結膜炎、発熱が主な症状な事から名づけられた病名ですが、プールの水を介して感染する事から「プール熱」とも呼ばれるようになったそうです。時期も6月ごろから増加し、7月~8月ごろにピークを向かえる傾向にあり、まさにプール期間に流行る病気ですね。潜伏期間は5~7日で、急な発熱や咽頭炎による喉の痛みが出たり、結膜炎は充血や痛み、かゆみ、目ヤニの増加、涙が止まらないなどの症状が3~5日間でる事もあります。その他だと腹痛や下痢、咳などの症状も。最悪の場合、肺炎など重症化する事もあるので甘く見れない病気です。

 

プールと聞いて幼児や子供がかかるイメージがありますが、大人も感染します。大人が感染すると喉が赤くはれる症状が出やすく、激痛と言える程に酷くなるケースがあります。発熱もする事がありますが、高熱が数日も続く事は少ないようです。ただし、体力が衰えている人は悪化する可能性も。

 

感染経路は?

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プール熱だからプールでしょ?って思いませんでした?確かにプール内での感染もありますが、実はそこだけではありません。感染経路として

  • 飛沫感染・・・咳やくしゃみなど
  • 接触感染・・・患者のタオルを使ったり、患者の手指に触れたなど

これらの感染もあって、家族内で感染する事も少なくないのです。

 

そもそも、なんでプール内で流行るの?と疑問が出てきますが、アデノウイルスを含んだプールの水が目や口に触れて体内に入り込む事が原因とされています。そのウイルスは便から排出されることから、ウイルスを持った子供がトイレで十分に便を拭き取らず、そのままプールに入ってしまう事で感染するのが1つの原因と考えられているようです。潔癖症の人が聞いたら二度とプールに入らなさそうな話ですが、塩素濃度の管理が不十分なプールほど感染しやすいので注意が必要です。

 

感染した際の予防と対処

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「プールから上がったら、よく目を洗い、シャワーを浴びましょう」と先生から注意された記憶はありませんか?ちゃんと理由があって予防する事をお子さんに徹底させましょう。上記にも述べたように、感染はプールだけではありません。基本の手洗い・うがいはキッチリとし、タオルやハンカチの共有はしないようにしましょう。

 

アデノウイルスは感染力が非常に強いです。もし感染者が家族に出た場合は、出来るだけ密接な接触をせず、こまめに手洗いやうがい、手指の消毒をしましょう。もちろんタオルやハンカチの共有もNG。ドアノブや手すり、オモチャなどの消毒も必要です。有効な消毒剤としては、消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムを使うと良いでしょう。

 

まとめ

 

このアデノウイルスを抑える治療法はないそうです。よって、感染したら大人しく家で安静にしておく他に方法がありません。結膜炎には抗生物質の目薬を、熱には解熱剤をなどのその時の症状に合わせた薬で対処していく形になります。喉の痛みから食べ物が食べられない事がありますので、脱水症状に気を付け、食べ物は刺激の少ない軟らかなモノを与えましょう。

 

尚、このウイルスは感染力が強いために、しばらくは登園や登校が出来なくなります。お医者さんの指示を聞いて従いましょう。だいたい主な症状がなくなって2日経過するまでは自宅から出れません。

 

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