唇や口の周りにできる赤い水ぶくれ、これは口唇ヘルペスの症状です。口唇ヘルペスはいたくてかゆい、お化粧にだって影響する…やっかいな症状ですね。
うっかり唇に触れて他の体の部位に触れるとうつることもあるし、早く治ってほしいと嘆いておられる方もいるのではないでしょうか。
今回はそんなお悩みをお持ちの読者様に口唇ヘルペスの完治までにかかる日数や再発の予防策について紹介していこうとおもいます。
口唇ヘルペスは完治するの?期間はどれくらい?
出典:http://goo.gl/2arZuC
まえがきで口唇ヘルペスは治るものだと、思えるような書き方をしてしまいましたがごめんなさい。結論からいうと症状は治まりますが、再発のリスクは常に抱えている、つまるところ完治することは難しい、ということです。
口唇ヘルペスは「単純ヘルペスウイルス1型」に感染することで起き、接触することで感染します。感染力が強く感染している人とタオルを貸し借りしたり食器を使いまわしたりするだけで簡単に感染してしまいます。
また自分の身体であっても、他の部位に接触することで感染してしまうこともあるので注意が必要です。潜伏期間は1−2週間ほどで、それをすぎると唇に違和感を感じ、やがて赤くはれていくのが症状です。
参考:口唇ヘルペスや口内炎は何科を受診すれば良いの?子供は?
さて、このウイルスですが、一度感染すると身体のなかに住み着いてやどり主の身体が弱ったときに再び症状を引き起こします。症状が起きている時でさえもウイルスを死滅させる方法がなく、一度かかってしまうと、一生の戦いになってしまいます。
再発のリスクを抑えよう
口唇ヘルペスは完治はしないといいましたが、まだ落ち込むのは早いですよ!身体に住み着くといってもやどり主が弱ったりすることがなければ発症のリスクを最小限に留めることができます。
正直言って発症している間はウイルスの発信源になりますから、タオルとか使いまわしたりすることに気を配らないといけなくなり、面倒ですよね。
しかし、症状が収まっている間は0パーセントではないですが、人に口唇ヘルペスをうつしてしまうリスクを抑えることができます。というわけでどうすれば再発を防ぐことができるのでしょうか。なお再発時ははじめて症状が出た時に比べて軽症で済む場合が多いようです。
やどり主が弱ることがなければヘルペスのウイルスがまた暴れまわったりすることはありません。つまり、生活習慣を改善し、免疫能力を向上させることが最善の策となります。
早寝早起きを徹底し、朝昼晩三食栄養バランスを考えてきっちり食事を取り、運動不足だというのなら、30分ほどのウォーキングでも効果があるので外に出て日光を浴びる習慣をつけていくことが再発予防のために重要なことです。
再発を防ぐ為にもヘルペス専用のサプリもあります。悩んでいる方は参考にしてください^^
また、意外なことに紫外線も口唇ヘルペスを再発する要因になるので、帽子や日傘で対策をすることも必要ですね。
参考:口唇ヘルペスに初感染!?どんな症状が出たらヘルペスなの?
再発してしまった時に早く治す方法
再発のリスクを抑える対策をしていても、何かの拍子に症状が再び出てしまうことがあります。
このようなときには病院に行って「抗ウイルス剤」の内服薬や軟膏を処方してもらい治療することが良いでしょう。市販の薬でも良いのですが、お医者さんに処方される薬に比べて効果は薄いことが大半だとおもいます。
再発専用の軟膏もあるので参考までに。また、お化粧をしても問題ないタイプの軟膏もあるようなので女性の心強い味方になってくれることでしょう。
参考:口唇ヘルペスがうつるのはかさぶたになっていても?潜伏期間は?
口唇ヘルペスに感染しない、させない方法
口唇ヘルペスの原因となるウイルスである「単純ヘルペスウイルス1型」ですが、先にも述べたとおり、接触することで感染してしまい、おまけに自分の身体でさえも触れることによって感染する部位がある、という非常に厄介なものです。よって感染を防止するためにはかなりの工夫が要ります。
口唇ヘルペスに感染している人が家族にいるのならば、タオルの使い回しは避ける。食事においては皿やコップで回し食い、回し飲みをすることを避ける。
おかずに関してはあらかじめひとりひとりの分を取り分けておくか、皿から好きな量取っていくような形式にするにしても、専用のスプーンや箸を用意して感染者の唾液に触れることを避ける、といった対策をする必要があります。
またお子さんがいる家庭では子供とスキンシップする際にも注意が必要です。
まとめ
口唇ヘルペスは残念ながら一度感染すると、一生涯再発のリスクを抱えながら生活することになってしまいます。
しかし、再発のリスクを限りなく小さくすることはできます。ヘルペスのウイルスに負けないよう免疫能力を生活習慣を改善することによって上昇させる、また意外なことに紫外線が引き金となって再発することもあるので、日差しが強い日に外出するときは紫外線対策を万全にする、という対策で再発のリスクを少なくできます
さらなる感染を防ぐためにも、接触、ということに的を絞って、食器などの使い回しやタオルを使い回す事のないように対応することも大切なことですよ。