最近唇がひりひりするし、なんか赤く腫れて水ぶくれが出てきておまけにかゆいし痛い……というあなた!
これはひょっとしたら「口唇ヘルペス」かも知れません。初めて口唇ヘルペスに感染した時、重病なのかしら、と見た目に驚くことでしょう。
今回は口唇ヘルペスの症状について話していこうとおもいます。
口唇ヘルペスの症状
出典:http://goo.gl/dEAJbz
口唇ヘルペスに感染するとはじめは唇や口の周りなど、一部が赤くなり、そのあと小さな水ぶくれができます。変化した部分は軽くかゆみや痛みが生じたり、ほてったりします。通常は水ぶくれができてから2週間ほどで水ぶくれがかさぶたになりおさまります。
ただし、初感染の場合は比較的重症になりやすく、唇や口の周りに5ミリメートルほどにもなる水ぶくれが多発し、発熱したり顎と首の間にあるリンパ節が腫れたりと、ひどい症状になるようです。子供よりも大人のほうが症状が重くなりやすいと言われています。
水ぶくれの中にはウイルスがたくさんあり、何かの拍子に目に入ると「ヘルペス性角膜炎」という症状を引き起こすことがあるので患部の取り扱いにはくれぐれも注意してください。触らないのがいいとおもいます。
口唇ヘルペスの原因
口唇ヘルペスが発症する原因は「単純ヘルペスウイルス1型」というウイルスに感染することです。潜伏期間が1週間ほどで、気づかないうちに人にうつしたりうつされたり、ということがあるようです。
単純ヘルペスウイルス1型は感染力が強く、接触感染という形を取ります。
家族間での感染が多く、なんとタオルや食器といった日用品を家族間で使い回すだけで簡単に感染してしまいます。家族のように親密な間柄で感染することが多くこのため「愛のウイルス」とも呼ばれることがあります。
参考:口唇ヘルペスや口内炎は何科を受診すれば良いの?子供は?
口唇ヘルペスを根治させることはできるの?
一度感染すると一生身体に住み着くが、抗体ができていて二度と症状を発しないというような病気とは違って、単純ヘルペスウイルス1型は一度感染すると身体の中に住みつくんですが抗体は作らないので、何かのきっかけで再発することがあります。
再発の原因として、風邪やその他の病気、あるいは精神的ストレス、はては紫外線までもが原因となります。風邪にかかることによって口唇ヘルペスが再発することから、口唇ヘルペスは「風邪の華」という呼ばれ方をすることもあるそうです。
再発はたいていの場合年に1、2回ほどするそうですが、再発のたびに軽症になり、患部もせまい範囲におさまるとされています。
参考:口唇ヘルペスが完治する期間ってどれくらい? 日数はどのくらいで判断?
治療方法にはなにがある?
口唇ヘルペスを発症した時、どのように治療するのかといえば、「抗ウイルス剤」を投与してウイルスの増殖を止める治療をします。内服薬や軟膏のかたちで売られています。
ただ、ウイルスを殺すものではなく、抑制するための薬なので、ウイルスが十分に増殖したときに服用するのでは満足な効果が得られず、ヘルペスの症状がではじめてすぐ服用すると効果が得られやすいといわれています。
また、初感染の際は重症化しやすいため、病院にかかることをおすすめします。重症化すると、巨大な水ぶくれがただれることによって傷跡を残してしまうことがあるので病院で対処してもらうことが最善の策になります。初期症状の段階で病院にかかることで重症化することを食い止められるので早期に行きましょうね。
日常生活で気をつけること
気をつけることは大きく分けて2つあります。1.再発を抑え 2.他の人にうつさない ということです。
再発を抑える
風邪を引いたり、他の病気にかかることで身体が弱りその結果単純ヘルペスウイルス1型ウイルスが活性化することで再発するというわけで、そもそも病気にかからない身体を作ることができれば再発を抑えることができます。
食事は三食栄養バランスを考えて野菜や魚介類をしっかりとり、運動不足を解消し、睡眠もきちんと取る。
これだけで体力がつき再発を抑えることができます。また、精神的ストレスも原因になるので、溜め込まないように息抜きもしましょう。運動が息抜きになることも多いようなので運動を始めてみましょう。
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他の人にうつさない
再発を抑えきれず、症状が出てしまった時は感染源となるので人との接触に注意しましょう。抵抗力のある人は感染しないかもしれませんが、子供だったり、アトピー性皮膚炎を患っている方、病気にかかっていて免疫能力が低下している方はしばしば重症化しやすいので特に気を配る必要があります。
また、ヘルペスは唇だけではなく、身体の他の部分にも感染することがあるので、特に唇を触ったあとなんかはベタベタ身体を触ったりすることがないように注意してくださいね。
食器やタオルといった日用品の共有も避けることが大事です。
まとめ
今回は口唇ヘルペスに感染したときどんな症状が出るか、症状が出たらどんな治療法があるのか、再発を防ぐためにはどうすればよいか、という三点を中心に話しました。
口唇ヘルペスは接触感染と言って、日頃何気ない動作で感染してしまうので注意が必要です。再発は生活習慣を改善することで避けられるので頑張りましょう。
参考:口唇ヘルペスがうつるのはかさぶたになっていても?潜伏期間は?