夏は陽射しが強くて、うっかり日焼けする事ってありますよね。軽いものならまだしも、真っ黒に日焼けした後に待っているのは、ペリペリ剥がれる皮。かゆいし中途半端に剥がれるし恥ずかしいし・・・できれば早くなんとかしたいですよね。さらに剥がれるのが楽しくて、ついつい夢中で皮を引っ張る人も多いはず。今回はその「皮膚ペリペリ」について調べてみました。
日焼け後キレイに皮をむく方法とは?そもそも自分で剥いてイイの?
結論から言うと、無理やり剥がすのはNGです。日焼けした皮膚が剥がれるのは、太陽の熱で炎症した皮膚の表面細胞がカラカラに乾いて死んでしまう為。その後の皮膚が完全に元に戻るまで1ヶ月はかかると言われています。なので、皮を剥いていてちょっと痛みを感じる時がありませんか?その場合、皮膚の再生が終っていない証拠であり、さらに再生されてない肌の部分に紫外線が当たると角質が傷ついて跡が残ることもあるそうです。シミが代表的な例です。
剥がれそうな皮膚はとても気になりますよね。ですが、剥がしても回復が早くなる訳ではありません。綺麗な肌を目指すのなら、自然に剥げるまで待つのが良いでしょう。
日焼けしてしまったら時の対処法はこちらも参考にどうぞ!⇒日焼けで赤くなったり痛い期間ってどれくらい?最短の対処法はあるの?
一番良い方法は?
やはり、『気になっても剥かない。触らない。』が原則です。ケアをしっかりして、肌の再生を促すのが一番良いという事。
冷却と保湿
まずはこれを徹底しましょう。日焼けをした!と思った日から始めて下さい。上記にも述べたように、肌の再生には1ヶ月はかかりますので、その期間はなるべく怠らないように実施しましょう。日焼けした肌は「やけど」と同じ状態の炎症と脱水が同時に起きています。
- 冷却→最初に冷たい水に濡らしたタオルや、氷水をビニール等に入れて包んだタオルで、日焼けした部分を冷やしてあげましょう。
- 保湿→その後、化粧水などでしっかり肌の失った水分を補い、ワセリンや乳液等で蓋をしてあげる事が大切です。この時、刺激の強いものはしみたり赤くなったりする事があります。アルコール入りは避け、低刺激のモノを選んで下さい。塗りながら軽いマッサージをして、自然に皮が剥がれるのを待ちましょう。
日焼けして数日以上経過している場合、肌の角質を取ってくれるフルーツ酸入りの化粧水をコットンにたっぷり含ませて肌を拭き取るようにする方法も、肌の再生を促したりしますよ。
*ここで、もし皮がむけてきた部分が化膿してきた場合、ケアをすぐに中断して皮膚科へ受診しましょう。
食べ物からの内側治療
実は食べ物を考えるだけで、新陳代謝を良くし、肌の再生が早くなるのです!
- ビタミンC(肌の再生に最も欠かせない最強の要素)
かぼちゃ、トマト、にんじん、ピーマンなどの緑黄色野菜、レモンやグレープフルーツなど酸っぱい系の果物に多く含まれており、シミやそばかすの原因であるメラニン色素の生産を抑える働きがあります。さらにコラーゲンやエラスチンの生産を促進するので、肌のハリに有効的です。シワ等の老化現象にも効果有り!尚、ビタミンCは水に溶けやすい性質があり、一度にたくさん摂ってもすぐに排出されてしまいます。少しずつ時間を掛けて食べると効果的ですよ!
- ビタミンE
梅干しやアボカド、大豆、ゴマ、ナッツ類、うなぎ、海苔など。これも肌の老化現象の原因である活性酵素による酸化を食い止めてくれるので、効果的です。
- タンパク質
肌を作る栄養素の1つであり、これは欠かせないモノ。肉や魚、大豆、卵、乳製品などに含まれ、新陳代謝を高めてくれます。
これらの要素をいっぺんに摂取するのが難しい人は、サプリメントから摂取する方法もあります。また、トマトはビタミンA、C、Eを多く含み、夏によく摂れる食べ物として肌の再生にはおススメの食品です!
水分補給を忘れずに!
「やけど」と同じ症状を負った肌は、常に水分がカラカラな状態です。これは内側も一緒。なるべく水分を細目に取り、肌全体へ水分が行きわたるようにしましょう。
まとめ
外側のケアだけではなく内側のケアもしっかり行う事で綺麗な肌を取り戻せます。何度も言いますが、肌の再生期間は1ヶ月です。すぐに結果が出る訳ではないので、焦らずにじっくりと肌をケアして下さい。
特に重要な点は、日焼けをした後に、日焼けをするような場所に行かない!まぁ、当たり前と言えばそうなのですが、どうしても行かないといけない場合はしっかり対策を取って行動しましょう。日傘、帽子、アームグローブなどのアイテムはたくさん出回っていますし、最近では夏用の長袖パーカーが販売されており、通気性が良く、熱くならないような薄い素材で出来ているのでおススメです。これらを駆使して肌の再生が完了するのを待ちましょう!