鎖国をしていた日本が唯一貿易をしていた場所が長崎ですよね。今でもその名残で毎年大きなイベントが行われています。
そのイベントが例年100万人が訪れるという長崎ランタンフェスティバルの目玉である皇帝パレード、そしてイベントの楽しみ方や歴史をご紹介しましょう。
長崎ランタンフェスティバル・ 皇帝パレード見どころは?
長崎ランタンフェスティバルの開催は、毎年2月初旬から半ばくらいまでの半月間行われています。
まずは、そこで開催される目玉イベントである、「皇帝パレード」の見所をご紹介しましょう。
これは、清朝時代のお正月に皇帝と皇后がそろって町中に出かけ、一般民衆と一緒に新年を祝う様子をイメージして作られたパレードです。総勢約150名にもなる大行列で、豪華な中国衣装を身にまとった様は豪華絢爛です。
パレードの時間は毎年14時から16時半ほどの間で行われており、パレードは期間中2回開催され、コース以下の通りです。
(コース)長崎中央公園 → メルカつきまち前 → 鐡橋(てつばし) → 浜市アーケード →鍛冶市商店街 → アルコア中通り → 諏訪小学校 → ベルナード観光通り → 銅座観光通り → 湊公園
今まで皇帝パレードに参加した芸能人
皇帝パーレドは毎年決まった人ではなく、実は長崎にゆかりのある人が務めてることになっているのです。毎年皇帝役を誰がするのか?皇后役を誰がするのか?という人選も気になるところです。芸能人が参加することで有名な皇帝パレードですが、歴代の顔ぶれをご紹介しましょう。
(2015年)皇帝役:下柳剛さん
(2014年)皇帝役:片岡鶴太郎さん、皇帝役:漫画家の岡野雄一さん
(2013年)皇帝役:俳優 金子昇さん
(2012年)皇帝役:片岡鶴太郎さん、皇后役:プロ卓球選手の四元奈生美さん、歌手のジュディ・オングさん
また過去には、歌手の美川憲一さんやNHK大河ドラマ「龍馬伝」で龍馬の子役を演じた濱田龍臣くんも参加しています。今年は誰が参加するのか気になりますね!
豪華絢爛なランタンオブジェ
また、是非見たいのが、市内随所で計15,000基も灯るランタンオブジェでしょう。シンプルなランタンだけでなく、迫力ある巨大オブジェや、動物ランタン、人物や神様のランタンなど、様々なランタンが町に溢れます。異国情緒満点です。
見逃せないのが、三国志でお馴染みの関羽です。中国では関羽は神様の扱いのため、非常に縁起がいいとされていますよ。ランタンオブジェは点灯式後は毎晩見ることが出来ます。
長崎ランタンフェスティバル点灯式
イベントの最初を飾る点灯式です。カウントダウンによる一斉点灯の様子は、幻想的です。いよいよ賑やかで豪華なイベントがはじめるという幕開けにぴったりの点灯式は是非見ておきたいものです。
- 場所)新地中華街会場・中央公園会場
長崎ランタンフェスティバル会場周辺の駐車場はある?
こういったイベントの時には交通規制や大渋滞もありできるだけ公共交通機関と利用することをオススメいたします。しかし、どうしても都合上お車で行かないといけない場合には長崎新地中華街の近くに100台近く停めれる駐車場はあります。
ただ、そこも早めに行かないとあっというまに満車となってしまう恐れがありますので気をつけてください。少し会場を離れればコインパーキングも空いてくると思うのであえて外れた所に止めるのも有りかもしれません。
まとめ
長崎ランタンフェスティバルの鮮やかさはいかがでしたでしょうか?
長崎市は、1571年のポルトガル船の入港から海外貿易が始まった場所で、西洋との交流によって発展してきたのです。そして、長崎ランタンフェスティバルは、長崎新地中華街の人たちが街の振興のためにはじめました。
そもそもは、華人が中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源としています。海外との貿易で栄えてきた街が今年も元気良く活性化しますようにという願いが込められているのですね。