最初から付きが悪いものもあれば、ずっと付いていたのに突然落ちてしまうこともあります。
一度付かなくなると、何度も落ちるようになってしまい、取りかえるしかないのかな・・・と思いますが、実はもう一度くっつくようになる方法があるのです。
そこで今回は、お風呂場の吸盤がなかなかくっつかない時や、くっつかなくなった吸盤を新品並みにくっつかす方法をご紹介いたします。
お風呂場でなかなか吸盤がくっつかない!どうして?
買ってきたばかりなのにすぐ吸盤が取れちゃうことありますよね。吸盤を使うのは穴を空けたりできない水回りで使うことが多いので、吸盤がくっつかないと物が置けず困ってしまいます。
吸盤がくっつく原理は、壁との間が「真空」になるのを利用したものなので、くっつかない=真空になっていない!と言う事なのです。
壁面はキレイに洗ったし、吸盤は買ったばかりですけど?と言う場合、原因はどんな事が考えられるでしょう。
壁面が原因の場合に考えられる事
まずくっつける壁面ですが、お風呂場の壁は見えないくらいのシャンプーなどの洗剤の飛び散りや水垢が無数に付着しています。サッとお湯で流しただけでは流れ切っていないかもしれません。
お風呂用洗剤を少しつけたスポンジなど、柔らかいものでこするとキレイに落とせます。十分に洗い流してください。
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また、日頃のお掃除によって、細かい傷がついていることも考えられます。ブラシを使ってゴシゴシとお掃除した部分は、眼には見えなくても壁面素材が削り取られてしまっています。
吸盤をつけようとした時に、洗った後の水分の拭きとりも注意が必要です。せっかく汚れをツルツルに落としたのに、タオルなどの線維が取れるもので拭いてしまうと、またゴミが付着してしまいます。
そんな時はキッチンペーパーで拭きとるのがおススメです。自然乾燥は水垢が付いてしまうのでNGです。
吸盤が原因の場合に考えられる事
- もともと歪んでいる
- もともとキズがついている
などが考えられます。これらは100均の吸盤に良くあるのですが、最初からゆがみがあるものは、色々と手を尽くしても結局取れやすいので、残念ながらハズレだと思って買い替えた方が良いかもしれません。
使っていた吸盤が取れた場合は、使い続けたことによって吸盤部分が劣化して柔軟性がなくなり、丸みがなくなってしまったことが大きいかもしれません。丸みなくなると、真空状態を保持できなくなり、取れるようになってしまのです。
また、溜まったほこりや掃除の時にに当たったりすることで、徐々にキズがつき、空気が入ってしまっ
たことも考えられます。
くっつかなくなった吸盤を新品のようにくっつかす方法とは?
再び吸着力を復活させるためには、もう一度「真空状態」を作れるようにしなくてはなりません。
壁面の復活
長い間吸盤がくっついていた壁面には、丸い形通りに汚れが付着しています。
中性洗剤などでキレイに落としてください。最初の時のように水分を拭きとり、ツルツルにしておきます。
吸盤の復活
まず試してみるのは、吸盤の柔軟性を取り戻す作業です。これは、沸かしたお湯を火からおろし、そこに2~3分ほど浸けることで出来ます。やけどに注意しながら取りだすと、買った時のように丸みが復活していると思います。
場合によっては、これだけで吸着力が戻り、しっかりくっつくようになります。これだけでは戻らない場合は、見えないキズを埋める作業を行います。
ここで使用するのは、「ワセリン」「ハンドクリーム」「リップクリーム」などの油分です。水分が付いていない状態で、吸盤の内側に薄くまんべんなく塗り、キズを埋め込みます。
この状態で、すぐに吸盤をくっつけてください。吸盤が復活していればくっつくはずです。
どうしても吸盤がくっつかないのはどうして?
どうしてもくっつかない場合に考えられることは、古くなって吸盤が変型してしまったか、吸盤のキズが丸みの縁から内側に向けて出来てしまって、真空状態を作れなくなってしまったと言うことです。
塗った油分も最初はついていますが、お風呂場などではすぐに流れてしまうため、そこから空気が入り込んでしまいます。そんな時には吸盤補助材を使用してみると良いかもしれません。
これは、表面がゲル状になるため、隙間を埋めこんで密着させてくれます。これでも復活しない場合は・・・買い替えですね。
強力な吸着力を持つものは、いざ剥がそうと思うと剥がれなくなったり、ひどい跡や壁の変色などが起こることもあります。付ける場所はよく考えて、張り替えなくても良いところに取り付けるようにしましょう。
まとめ
お風呂場の吸盤がくっつかないのは、壁面や吸盤に問題があるかもしれません。壁に見えない汚れが付着していたり、吸盤が歪んでいると、すぐに落ちてしまいます。
使っていた吸盤が取れてしまった場合は、吸着力を復活させましょう。壁面をキレイに洗い、水分を拭きとります。お湯に浸けることで吸盤の柔軟性を取り戻します。見えないキズを埋めこむために、油分を薄く塗り付けます。
どうしても付かない場合は、吸盤補助材を使ってみてください。ゲル部分が隙間を埋め込み、密着します。
吸盤補助材や強力な吸盤などは、剥がしたくなった時に剥がれなかったり、壁の変色やひどい跡が残る場合がありますのでご注意くださいね。