いよいよ就活もさらに本格化するエントリーの時期。よく「○○社受けました」などと耳にしますよね。
本当のところは、みなさんどれくらいの数の企業にエントリーしているのでしょうか?
しっかりと内定を決められた先輩達の例を参考に、理想のエントリー数と平均について考えていきましょう。
就活に成功するにはエントリー数も大切!
就活において、行きたい企業から一発で内定がもらえるということなら、エントリー数は絶対にここに入りたい!と思っている数社だけでよいかもしれません。しかし、エントリーして、書類選考の時点でだいぶ削られてしまうのも現状。
そこで、最近の就活では業界や企業を絞り込みすぎずに候補に入れる、というスタイルが主流になってきています。
そうなると必然的にエントリー数も増えてきますよね。さらに、就活に成功した・早い段階で就職先が決まったという学生さんもエントリー数は多いという傾向があります。
「数打ちゃ、当たる」的な就活は賛否両論あるでしょう。でも、限られた時間の中で確実に就職先を見つけるためにはある程度、自分で管理できる範囲で視野を広げていく必要がありそうです。
少なくとも、今の日本の就活のスタイルでは「数社だけに絞り込んでエントリー」というやり方では難しいと考えるのが賢明かもしれません。では、先輩たちはどのように何社くらいエントリーして就活を進めていったのでしょうか?
みんな何社くらい?平均は?
平均エントリー数は、およそ40~60社程度です。しかし、もっとたくさんの企業にエントリーしている学生さんもいるようですね。
ちなみにエントリーというのは、企業に自分の情報(連絡先など)を登録すること。企業の採用ページなどから登録ができます。エントリー=すべてエントリーシートを出さなくてはいけないとか試験を受けなくてはいけないということではありませんので、そこは少し安心してくださいね。
エントリーをすると次のようなことができるようになります。
- 説明会に申し込みができるようになる
- 資料を送付してもらえる
- その企業の最新就活情報がもらえる
- エントリーシートを提出したり、試験を受けられるようになる
つまり、エントリーをしないことには就活のスタートラインに立てないということ。エントリーをしなければその企業に就職するチャンスもなくなることになります。説明会で企業に魅力を感じたり、新しい発見をすることもありますから、少しでも興味のある企業にはエントリーをすることがとても大切なポイントです。
説明会は何回か開催されるケースが多いのですが、早めに参加しておかないと就職希望の企業をなかなか絞り込めません。逆を言えば、早めにエントリーをしておかないと説明会などのスケジュールを組むのに苦労するということになってしまいます。
たくさんの企業にエントリーすることには賛否がありますが、現実的にはある程度の数を受けておいた方が気持ちが楽になり、余裕を持って就活に取り組むことができるでしょう。
具体的には30社くらいは確実にエントリーしておくことをおすすめします。30社なら興味のある分野・業界でじゅうぶんに探すことができるでしょう。有名な企業だけにこだわらずに、興味のある分野の企業を幅広く調べていく方法がおすすめです。
ぜひ、就活の本番がスタートするエントリー解禁日までには、「どの企業にエントリーするのか」ということをしっかりと決めておきましょう。行きたい企業が多すぎて絞り込めない、という方も反対に「どこがいいのか全然わからない」という方もこのくらいの数を目安に解禁日までにエントリー企業を決め、迅速にエントリーできる状態に持ち込みたいものです。
参考:流れに乗らなきゃ!就活はいつから始まるの?準備することは?
数だけじゃない!気を付けることは?
就活の期間は、以前に比べて後ろ倒しになりました。「就活はゆっくり始めればいいんだね!」と思ってしまったら、かなり危険です!
時間が短くなってしまった分、ますます密度の高い就活をしなければならなくなったともいえます。
エントリー数ももちろん安心のために必要かもしれませんが、それよりもエントリーした・これからエントリーシートを提出したいと思っている企業やその業界、仕事についてしっかりと研究しておくことが必要です。
いざ面接まで進んだときに、準備不足が出てしまわないようにエントリー数にこだわりすぎて内容が伴わないということのないように気を付けましょう。
そもそも、本当に行きたい企業・業界であれば自主的に色々と調べるのが自然な流れのはずです。エントリー数が気になり始めたときこそ、「量と質」のバランスを考えた就活を心がけたいものですね。
参考:就職が全てじゃない!就活でうつ状態になったらすべき7つの事
まとめ
就活で迷ってしまうのがエントリー数。
皆さん、40~60社程度にエントリーするのが一般的といわれています。エントリーしても、必ずエントリーシートを提出したり、試験を受けなければならないという訳ではないので、少しでも興味のある企業には必ずエントリーしましょう。
エントリーをすることで説明会に参加できるようになり、資料も送付してもらえます。反対にエントリーしないとその企業への就職のチャンスは消えてしまいます。後悔のないように興味のある企業は必ずリストに入れておいてくださいね。
解禁日までにエントリーの準備をしておく(絞り込みをしておく)ことが、スタートダッシュのカギを握ります。気持ちの余裕の面でも30社くらいにはエントリーできるように準備をしておきたいですね。