一度は間近で見てみたい夏のお祭りと言えば、「ねぶた祭り」ですよね!毎年TVなどで映像が流れていますが、現地で見る迫力は言葉で言い表せないモノだと思います。

 

そのねぶた祭りの代表と言えば、「弘前ねぷた祭り」と「青森ねぶた祭り」。あれ?なんか違和感がある・・・と思った人は鋭い!そう!「ねぷた」と「ねぶた」の言い方の違いです。何故違うのか・・・今回はそのお祭りの違いについてチェックしてみましょう♪

 


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弘前ねぷた・青森ねぶたの規模と山車の違い

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  • 弘前ねぷたは、青森県弘前市の弘前四大まつりの1つと言われ、約130万人の人出が見込まれる夏のお祭りです。ねぷたの特徴は大半が扇型の「扇ねぷた」であり、鏡絵と見送り絵(正面と裏面)が特徴。三国志などの武者絵を題材に描いた県内最多の総数約80台のねぷたが弘前の城下町を練り歩きます。
  • 青森ねぶたは、東北三大祭りの1つと言われ、毎年300万人が訪れる大きなお祭りです。300万人なんて、想像が付きませんね!ねぶたは立体型の人形がほとんどで20台ほど。跳人(ハネト)と練り歩きます。ちなみに跳人は、観光客や一般の方でも一緒に踊る事が出来るのです♪キチンと衣装を着る事が条件ですが、近隣デパートで購入したり、4,000円前後でレンタル出来るお店もあるので、思い出として参加するのも楽しいですよね!

 

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他地域のお祭りも気になる!九州地方はこのお祭りを是非チェック!⇒佐賀城下栄の国まつり2015の花火の時間は?駐車場や交通規制まで!

 

ねぷた・ねぶたの由来と違い

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弘前ねぷたと青森ねぶたは言い方は違えど、由来は一緒です。由来はいくつかありますが、代表的な話は、昔、農作業の忙しくて激しい夏期に、睡魔や厄災、邪悪に邪魔されないように水に流して村の外に追い出す「眠り流し」という行事からだそう。さらにその言葉が「ねむた流し」→「ねむた」→「ねぷた」と変化していった、というのが語源とも言われています。

 

「眠り流し」は七夕の行事だったとも言われ、奈良時代に中国から渡来した「七夕祭」と、もともと津軽にあった習俗と精霊送りなどの行事が一体化し、灯籠を流すようになり、それがやがて人形や扇のねぶたになった、という説も。やがてそれぞれの地域の訛りなどで言い方に違いが生じ、

  • 弘前を中心の津軽方面・・・ねぷた NEPUTA
  • 青森を中心の北津軽、下北範囲・・・ねぶた NEBUTA

と呼ぶようになったと言われています。青森県内だけでも40以上の地域で行われているそうで、それぞれ〇〇ねぶた、○○ねぷた、と呼ばれているようです。(○○は地域名が入ります。)

 

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ねぶた祭りとねぷた祭りの掛け声にも違いがあるの?

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それぞれ掛け声が違います。

  • 弘前ねぷたの方は、進行・休止・戻りの3種類の掛け声があり、進行が「ヤーヤドー」戻りは「ねーぷたーのもどりこ」、「ヤーレヤレヤーレヤー」となります。この「ヤーヤドー」は「ねぷたは流れろ 豆の葉はとまれ いやいやいやよ」という「ねぷた歌」が昔の文献にあり、その「いやいやよ」の部分が「ヤーヤドー」に変化したのでは?という説がありますが、定かではありません。
  • 青森ねぶたの方は、「ラッセーラー、ラッセーラー」。芸人の猫ひろしさんのギャグで使われていますが、リズミカルな掛け声が特徴ですよね。実はこの掛け声は、祭りに参加している子供達が門戸を訪れた人々に向かって、お菓子やお酒、寄付金などをねだる際に「出せ出せ、いっぺぇ出せ」と声を掛けていたのが、いつしか「ラッセーラー、ラッセーラー」という掛け声になったそうです。まるでカツアゲのような語源で笑ってしまいますね。

 

今年の日程

 

各お祭りは、今年も下記の予定で開催されるそうです♪由来や各違いを把握してから参加すると、また違った感じ方が出来ますね!

 

弘前ねぷたまつり

  • 開催日:2015年8月1日(土)~8月7日(金)
  • 8月1日~4日:土手町コース → 午後7:00~
  • 8月5日~6日:駅前コース → 午後7:00~
  • 8月7日(なぬか日):土手町なぬか日コース 午前10:00~

有料観覧席もあるそうで、1席/1,800円だそうです。椅子に座ってゆっくり楽しめるので、検討されてはいかがでしょう?最後のなぬか日の夜に、感動のフィナーレを飾るイベントがあります。なんと、ねぷたを焼きます!炎で清めて送る「なぬかびおくり」という列記とした行事です。

 

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青森ねぶたまつり

  • 開催日:2015年8月2日(日)~7日(金)
  • 8月1日(土)は前夜祭
  • 8月2日~3日:子供ねぶた(約15台)、大型ねぶた(約15台)→ 午後19:10~
  • 8月4日~6日:大型ねぶた(約20台)→ 19:10~21:00
  • 8月7日:大型ねぶた(約20台)→ 13:00~15:00 

6日は今年のねぶた大賞が決定!さらに最後の7日は、青森花火大会(午後19:15~21:00頃)も行われます。ここで受賞したねぶたが海上運行され、花火と共にフィナーレを飾ります!この祭りも有料観覧席があるそうで、A席/1名4,000円、B席/1名3,500円、C席/1名2,000円となっているそうです。間近でねぶたの迫力を体験されてはいかがでしょう?

 

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まとめ

 

双方のお祭りの違いはお分かり頂けたでしょうか?どちらにせよ、是非間近で見てみたいお祭りですよね!会場は人の活気と熱気でムシムシでしょうから、水分補給を忘れずに!

 

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