お風呂場についてしまった茶色いサビ・・・ラックをどけた時に発見したりしてショックですね。原因はヘアピンのことが多く、形通りの細長いサビがついていることがあります。
茶色いサビ色は、意外とすぐについてしまいますよね。しかも頑固でなかなか落ちません。
そこで今回は、ヘアピンなどが原因でお風呂場に出来てしまったサビを発見した時に、簡単にできる落とし方をご紹介いたします。
お風呂場にヘアピンが原因のサビが・・・!
お風呂場などの水場が錆びる素材で出来ているわけがないので、これはサビがくっついている状態です。本来サビる性質ではないものにサビがうつることを「もらいサビ」と言いいます。
また、点々と小さなサビがついている場合は、水道水に含まれる鉄分が原因のものです。ついてすぐのサビの場合は、カビキラーをシュッとひと吹きして5~10分放置するとすぐに取れてしまいます。
参考:【掃除】お風呂の床や扉までピカピカに!簡単にする方法とは?
でもこれは本当にすぐの場合なので、忘れるほど放置していたと考えると、かなり頑固なサビがついていることでしょう。
出典:http://simple.mochiko.net/blog/
こすってダメなら、削るか薬品で溶かすか・・・など色々考えますが、あまり適当なことをすると浴槽を痛めてしまうのでいけません。
キズがつけば、汚れもカビもたまりやすく、繁殖しやすくなってしまいますよ。
ヘアピン型についたお風呂場のサビ・・・簡単な落とし方はある?
一気に落としたいなら、「ハイドロハイター」を使用します。「ハイター」と名前についていますが、通常洗濯に使っているハイターとは成分が違います。
ハイドロハイターは粉末タイプの洗剤で、もともとサビの着色や赤土などでできたシミなどを効率良く落とす成分が入っています。子供の運動靴や体操着、ユニフォームなどに浸みこんだ土汚れなどを漂白するために使われることが多いですね。血液を落とすのにも効果があります。
参考:お風呂場でなかなか吸盤がくっつかない!新品並みにくっつかす方法は?
ただし、白色ものに限りますのでご注意ください。
お洗濯のハイターはノロウイルスの消毒でも良く知られた、「次亜塩素酸ナトリウム」が主成分ですが、ハイドロハイターは「二酸化チオ尿素」と聞きなれない成分です。これがサビに効くのです。
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このハイドロハイターに少量の50~60℃のお湯を加えてドロリとさせて、サビ色の部分に乗せます。そのまま30分ほど放置して流すと、キレイに取れていることが多いです。ハイターは温めることで威力をはっきするので、熱めのお湯にすることが肝心です。
方法は色々あり、サビの上にハイドロハイターを粉のままかぶせるように撒き、その上にスポンジを置いて、熱いお湯を少しづつ流す方法もあります。やけどに注意しながら、やりやすい方法で試してみてください。
でも子供がいない、パパもYシャツを着ないなど、他にハイドロハイターが必要が無い場合、これだけのためにわざわざ購入するのも・・・と思った人には「クエン酸+クレンザー」を試してみてください。
100均でもクエン酸スプレーなど売っていますが、もしなければお酢でもOKです。そして、できれば粉末タイプのクレンザーが良いですが、もしなければ液体で頑張りましょう。
最初にサビの着色部分にクエン酸をかけ、その上にお酢を浸みこませたティッシュを置きます。そしてそのまま10分ほど放置してください。
10分したらティッシュを剥がし、お酢の上からクレンザーを撒いて歯ブラシでこすります。ハイドロハイターのようには落ちませんが、そこそこキレイになるはずです。
ただし、クレンザーで磨くと言う事は、研磨剤でこすり取ると言う事なので、コーティング剤なども一緒に剥がれてしまいます。あまり広い範囲をこすってしまうと、徐々にその部分が大きく変色する場合もあるので、こすりすぎないようにしてくださいね。
気になるサビ色・・・でもあまり気にしないのも解決策のひとつかも!
ヘアピンがサビ着いてしまうまで気にならなかったのに、一度サビ色を発見してしまうと、どうにも気になって仕方がなくなりますよね。
このサビ色・・・お風呂場がサビてしまったわけではないので、無害と言えば無害なのです。
ただし、サビの色がどうにも「不潔っぽい」とか「古い感じ」などのマイナスイメージを連想させるので、消したくなるのだと思います。いっそ、そこにお風呂グッズを置いてしまうなど、見えない工夫をしてみても良いかもしれません。
あまり躍起にならず、たまたまハイドロハイターが必要になった時に「あっ ついでにお風呂のサビ色も落とそう!」くらいの気持ちでいても良いかもしれませんよ。
やたらと強い洗剤でゴシゴシしてしまうと、光沢がなくなったり、キズがついてしまい、結局そちらの方がひどい結果になってしまうことも考えましょう。
まとめ
お風呂場にヘアピンが原因のサビが!発見した時はショックですよね。サビもできてすぐなら、簡単に落ちるのです。
ところが、濡れたり乾いたりを繰り返していくうちに、どんどん頑固なサビになってしまい、ちょっとやそっとでは落ちなくなります。1番効果的な落とし方は「ハイドロハイター」を使うことです。
サビ色や頑固な土汚れなどを消すための漂白剤なので、お洗濯用のハイターとは成分が違うのです。買ってまでやらなくても・・・と思っている人は、「クエン酸+クレンザー」を試してみてください。
一度では落ちきれないと思いますが、何回か繰り返すうちに薄くなってくると思います。
ただし、あまりこすりすぎると、お風呂場自体にキズがついてしまうので、十分に気を付けてくださいね。サビの色は不快かもしれませんが、特に機能的に問題があるわけではありません。
見えない工夫をしてしまうことも解決策の一つかもしれませんよ。