一人暮らしでもカレーは手作りした方が経済的で美味しい?それともレトルトをアレンジして食べる?
はじめての一人暮らしだと、簡単に作れるカレーは強い味方です。そんなカレーをもっともっと美味しく簡単に楽しむためのコツとはどのようなものなのでしょうか?
これからの食事がもっと楽しみになる情報をお届けします!
一人暮らしならカレーは手作り?レトルト?
料理初心者の一人暮らしの方が頼りにしたいメニューのひとつにカレーがあります。
日本の国民食といわれるほど子供から大人までファンの多い定番の食べ物ですね。でも、一人暮らしの場合には手作りするのか、それともレトルトを活用するのか迷ってしまいますね。
そこで、それぞれのメリットとデメリットについて考えていきましょう。
手作りのメリット
具だくさんで栄養面がすぐれたものになりやすいのが手作りのメリットです。また、濃いのが好き・薄いのが好きなどの調整もルーの量で簡単に加減ができて自分好みにカスタマイズしやすいのが嬉しいですね。
しかも、初心者でもわりと簡単にできますので、料理が初めての人でもカレーが作れると料理に対する自信がつきます。料理は苦手意識を持ってしまうと新しいものにチャレンジする気が起きなくなってしまいますが、簡単なものでも「自分で美味しくできた」と感じられるものを作るのが初心者さんにはおすすめなのです。
手作りのデメリット
手作りのデメリットは二つ。手間がかかることと、野菜を切るのも苦手というまだ料理に不慣れな方にはハードルが上がってしまうという点です。
時間的には最低でも30分はかかりますし、野菜を切ることが苦手と感じている場合にはなおさら大変に感じてしまうこともあるかもしれません。
レトルトのメリット
レトルトのメリットはズバリ「簡単」・「早い」・「ストックできる」ということに尽きます。
誰でも温めるだけでご飯やパンなど付けるものさえあれば10分以内に食べられますし、ストックできるのも心強いところです。安売りのときに買ってたくさんストックしておくなど経済面でも嬉しいですね。材料が余る心配もありません。
レトルトのデメリット
簡単なレトルトですが、長い目で見るとデメリットもあります。それは栄養面と添加物の多さです。具がどうしても少なくなりがちですから、野菜やお肉・お魚などの糖質以外の栄養素があまり摂れません。
そして、種類にもよりますが添加物が多めのものもあります。すぐに体に悪影響が出るということはないかもしれませんが、毎日のように食べ続けるというと少し考え物という面もあるのです。
手作りのカレーとレトルトのカレー、どちらにもメリットとデメリットがありますね。一概にどちらが絶対によい、という風にはいえませんので、時間のあるときに手作りするとか疲れている時はレトルトをアレンジするなどと使い分けるのが一人暮らしさんの食卓をより豊かにする方法ともいえるでしょう。
イチから手作り&レトルトのアレンジレシピは?
本当に初めて一人暮らしでカレーを作るという方向けに、イチから手作りとそのアレンジ方法(美味しい隠し味など)をご紹介します。
- 野菜を切ります。お好みですが、なるべく細かく同じような大きさに切ると火の通りが均一になりやすくて便利ですよ。
- たまねぎとそれ以外の野菜は分けておきましょう。
- フライパンか鍋に油をひき、玉ねぎを弱めの火で炒めます。こげないようによく菜箸かフライ返しで混ぜましょう。透明になってくれば完了です。
- 一口サイズに切ったお肉に塩とこしょうをひとつまみ揉みこみ、3のフライパンで色が変わってくるまで炒めます。
- カレールーの箱にある分量の水を入れて、にんじん・じゃがいもなどの根菜類を入れます。
- 箱に書いてある時間通りに煮込みます。アクが浮いてくるのでお玉ですくって取り除くとよいでしょう。
- (入れる場合)ホウレンソウなどの葉物野菜は煮込みが終わる数分前にいれるとベストです。
- ルーを分量通りに入れます。よく混ぜて5分程度煮込めば出来上がります。
これが基本的な流れですね。では、できるようになったら簡単にできるアレンジをしてみましょう。
参考:朝食は簡単に作れる!時間がなくてもスグできる栄養満点レシピ
作りやすい分量としては、ルーの箱の半分ずつがおすすめです。それに対して隠し味として、
- インスタントコーヒー(小さじ1)・・・長く煮込んだような味になります。
- ココア(小さじ1)・・・コクが出てきます。
- ジャム(大さじ1)・・・甘みと深みが加わり、ホテルカレーのような味わいになります。
- ヨーグルト(大さじ1~3)・・・辛さをマイルドにしつつ、さっぱり感をくわえられます。
このようなアレンジがおすすめです。カレーは懐の広い食べ物ですので、どれか1つから隠し味を始めるのがおすすめですが、色々入れてみても大丈夫なことが多いですよ。あなただけの味を試してみましょう!
さて、レトルトの簡単なアレンジでおすすめなのは「トッピング」をすることです。
おすすめのトッピングは、
- 生食OKのピザ用などのチーズ
- ゆでて一口に切ったほうれん草(冷凍も可)
- ミックスベジタブル
- 目玉焼き・ゆで卵・温泉卵
- 焼いたor茹でたソーセージ
- 油きりをしたツナ缶
こちらになります。どれもコンビニでも手に入ってしまうのが魅力ですが、野菜やタンパク質が足りなくなりがちなレトルトのデメリットを補ってくれますよ。忙しい時にはこれで乗り切りましょう。
手作りカレーも慣れてしまえば簡単ですし、レトルトもトッピングをするだけで美味しく健康的になります。それぞれのデメリットは補うことが可能ですので、ぜひそのときの状況に合わせて上手に使い分けるのが一人暮らしの食卓を切り盛りするコツです!
余ったカレーや材料はどうする?
余ったカレー、勿体ないですよね。
おすすめは「カレーチーズトースト」です。余ったカレーをパンに塗ってその上にとろけるチーズ・ピザチーズを乗せて焼くだけです。ボリュームのある朝ご飯・お休みの日の昼ごはんなどのシーンによいですね。
和風派の方は定番のカレーうどんもおすすめです。市販のうどんつゆを多少薄めに作って鍋に入れ、余ったカレーを入れて温めながらよくまぜるだけでとても簡単なレシピ。最初のつゆを少し薄めにすると、味が濃くなりすぎません。うどんは普通の固さにパッケージ通り茹でて最後に投入すればOKです。
カレーに使いがちな材料、にんじん・たまねぎ・じゃがいも。
にんじん・たまねぎは、千切り・薄切りにして、焼き肉のたれでお肉と一緒に炒めるのが一番簡単な消費方法です。
じゃがいもは、バターととてもよく合いますので、細く切ってバター(またはバター風味の強いマーガリン)で炒め、塩・こしょうで味を調えて炒め物にするのがいいかもしれません。
余った材料を使いこなせると料理の幅も広がります。失敗を恐れずにやってみると料理が楽しくなりますよ!
まとめ
一人暮らしの味方、カレー。手作りには栄養がすぐれているというメリット、レトルトには「とにかく簡単・早い」というメリットがあります。
どちらも簡単な隠し味・アレンジでさらに美味しくなったり、栄養面もアップします。
余ったカレーや材料を活用することで、さらに一人暮らしの家計の助けにもなってしまうのが嬉しいところ。
カレーをきっかけにますます一人暮らしでご飯を食べることが楽しくなるとよいですね。