一人暮らしでも意外と数があり、場所を取ってしまうもののひとつに服があります。どのようにしたら、効率よく狭いスペースに服をすべてしまうことができるのでしょうか?
狭いお部屋、収納の少ないお部屋でもできる方法をレクチャーします。
ごちゃごちゃの服に困っている方、必見ですよ!
一人暮らしでも服は結構ある?
一人暮らしといえども、結構な量があってかさばってしまうのが服ですね。特におしゃれに気を使っている場合には、つい流行のデザインのものを買い足したりしてどんどん増えてしまう傾向にあるでしょう。着まわすことで数を減らすといっても限界があるので、気が付いたら服で部屋が散らかってしまうという人も。
無駄に使っていない服を持っているのはよくありませんが、無理に減らすのもファッションの幅が狭まってしまってつまらないものです。では、一人暮らしの服の収納について考えるときにはどのような考え方で整理していったらよいのでしょうか?
まずは収納の前に、本当に必要なのかの仕分けを行いましょう。
シーズン中なのに1ヶ月以上着ない服はないか?
まず、服をすべて出して全体的に眺めてみます。部分的にではなく、覚悟を決めてすべての服を取り出すのがポイントです。部分的に整理するとついつい全体量が把握できずに「まぁ、取っておこう」という適当な判断になりがちなので、すべて出すのがおすすめです。
シーズン中にフォーマルウェアなど特別なシーンで着るものを除いて、1ヶ月以上着ないものは今後もきっと着ないと考えてOKでしょう。
その服を見てどう思いますか?
抽象的な表現ですが、一言でいうと「着たいですか?着たくないですか?」ということですね。
「こうやって着よう」、「こんな時に着よう」という積極的な気持ちが起こらないものは思い切って処分してしまいましょう。この考え方で整理するとかなり絞り込めるのでお試しくださいね。
傷みが酷いものはないか?
つい勿体ないからと取っておいてしまいがちですが、結構他人からみて襟がのびたTシャツや型崩れのひどいカットソーなどはあまりよくない印象です。部屋着ならセーフですが、外出着ならアウトと思ってください。
こういった傷みのひどい衣類は思い切って処分です。
ここまで処分について書きましたが、処分すること自体に罪悪感を感じる方もいますね。物を大切にするのはとても重要な考え方です。その場合は、リサイクルショップに持っていきましょう。
もう人があまり着られないようなものも、繊維という資源に生まれ変わることができます。自治体によっては資源ごみなどで衣類を回収してくれる場合もありますから、その場合はごみに出してもOKです。
まずは、このように数の多いかさばる衣類を仕分けして、絶対に捨てたくない「一軍」だけを残すようにしてみましょう。
狭いお部屋・収納の少ないお部屋ではどうする?
クローゼットがあれば、そこは最大限に活用するのが大切なポイントになります。高さがあれば、シャツなどハンガーにかけるものは2段収納することが可能です。かけるところがなければ、100円ショップなどで手に入る突っ張り棒を活用して2段にしましょう。
同じように突っ張り棚を使えば、帽子などの細かく、しかも丸めたりなどしてかさを減らせないアイテムもきれいに収納することが可能になります。
一人暮らしでお部屋が狭いときぜひ活用したい家具、それが収納付きのベッドです。収納が少ないお部屋に住むということが決まっていればほぼ確実にこのタイプにした方がよいでしょう。ハンガーにかけなくて大丈夫な衣類は、このベッド下の引き出しに全部入ってしまうという人もいます。
入りそうにない、という場合にはちょっと「使う場所の近くに収納する」という考え方を思い出してみてください。衣類・布ものの仲間ですが、バスタオルやフェイスタオルは洗面所や脱衣所に収納するのがおすすめです。洗濯機置き場の上などに突っ張り棚を付けるのがよいでしょう。
ここでは、タオルが入る程度のサイズの収納ボックスを併用すれば洗面所・脱衣所のごちゃごちゃ感が軽減されます。動線を考えて収納することが重要なので、下着や靴下もこのエリアに仕舞うのがおすすめです。
最後に季節外の衣類についてですが、これは圧縮袋に入れて目につかないところにまとめておきましょう。かなりかさを減らすことができます。季節外の服のために、レンタル収納を借りるのは経済的にあまり現実的とはいえませんので、なるべくかさを縮めることを意識してお部屋の中で収納しましょう。
参考:洗面台下の収納を有効活用!収納を増やす方法と置いてると便利なもの
具体的には、クローゼットの奥側やタンスの下の方など今使っている衣類を取り出すのに邪魔にならない、という場所を選ぶのがポイントです。
収納のために便利なグッズってある?
先ほど少し触れましたが、おすすめグッズは
- 突っ張り棒
- 突っ張り棚
- かごなどの収納ケース
シンプルですが、この3つです。今ある収納を少しでも効率よく使い、ごちゃごちゃしないようにするためにとても役に立ちます。
かごなどの収納を買うときには、色もごちゃごちゃさせないようにするのがお部屋との調和を考えるときのポイントです。白を基調にしているなら、白系のものを選ぶなどの気遣いが大切になります。
まとめ
一人暮らしのお部屋が服であふれてしまう、ということのないように収納を工夫していきましょう。
ポイントは、徹底的な仕分けで要らない服はリサイクルショップなどを使って早めに処分すること。そして、今ある収納を生かしきる工夫をすることです。
クローゼットは突っ張り棒や棚などでフル活用し、ベッドもなるべくなら収納付きを選びましょう。
コツが分かってくると、お部屋が片付き毎日がもっと楽しくなりますよ!