歯ぎしりは大人だけではなく、子供でも多くみられますが、基本的には大人と子供の歯ぎしりの原因は違うとされていますよ。
また多くの方が不安に思っている、自分の歯ぎしりが子供に遺伝するのだろうか?ということですが、実際はどうなのでしょうか?
子供の歯ぎしりについて注目してみました。
子供の歯ぎしりの原因や対策は?
歯ぎしり自体の原因がはっきりしていないので、子供の場合も詳しい原因はわかっていませんが、多くは成長過程にみられる自然な現象であるようですよ。
まず、乳幼児や幼児ですが、乳歯が生え始める6カ月ごろから歯ぎしりが始まるようですね。乳児がストレスを抱えているのではなく、生えたての歯で、顎の位置やこれから生えてくる歯のスペースを確保するためと考えられているようですよ。
次に幼児から学童児ですが、幼児は初めての社会での集団生活となる保育園や幼稚園の入園時に起こりやすいそうで、環境の変化にも影響しているようですよ。これは一種のストレスと言えなくもないですが、乳幼児からこの時期の歯ぎしりは、顎や筋肉の発達を促し鍛える効果があるので、口の中の食べ物をかみ砕く力をつけるためにも成長に即した正常な反応と考えられていますよ。
そして、小学生になると乳歯から永久歯へと歯が生え変わり始めますよね。そのころは乳歯と永久歯のバランスやかみ合わせが悪くなることにより歯ぎしりになる場合があるようですよ。
子供の場合は成長に合わせた歯の変化や身近な環境変化により歯ぎしりが起きやすいようですが、だいたいが成長と共に自然に改善していくようです。
ただし、歯ぎしりが原因で歯のすり減りが気になったり、歯や顎に痛みを訴えたり不調が生じるようでしたら、小児歯科で診察を受けてくださいね。また、環境の変化から急に激しい歯ぎしりを始めたなどというのは、ストレスが原因かもしれませんよ。その場合は、お子さんの様子を注意深く観察して検証してみてくださいね。
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歯ぎしりの遺伝ってあるの?
自分が歯ぎしりしていて、子供の歯ぎしりの癖がある場合は遺伝を気にしますよね?実際のところどうなのでしょうか。
歯ぎしりの原因がはっきりしていないので、これまたはっきりとはしておりませんが、多少の影響はあるかもしれないということですよ。ただ、遺伝がすべてとは言えないようです。
基本的にはストレスが原因と言われている歯ぎしりですから、家族全員で生活習慣の改善を図ってみるのも良いかもしれませんね。みんなで対処法を実践し習慣化することにより、解消するかもしれせんよ。何が原因にしろ、歯ぎしりは心身に悪影響を及ぼしますから、お子さんもということでしたらなおのこと対策を考え実践してみましょうね。