傷口を乾燥させて治すのは、ドライヒーリングという従来の方法ですが、治るのが遅かったり、傷跡が残ってしまったりというマイナス点があり、現在はモイストヒーリングが主流となっていますよ。
モイストヒーリングについては以前紹介した記事がありますのでそちらをご覧ください♪⇒擦り傷や切り傷の跡を残さない治し方とは?女性は必見です!
ドライヒーリングとモイストヒーリングでは使う絆創膏も違うのをご存知でしたか?併せてご紹介しましょう。
切り傷や擦り傷に絆創膏を貼って寝るのは良くない?自然乾燥が良いの?
ドライヒーリングの場合は、防水性の絆創膏を使うにしても、傷口を乾燥させて瘡蓋を作って治す方法ですので、ガーゼが濡れてしまったままですと良くないと、貼り治したり自然乾燥させたりしてましたよね?
現在はモイストヒーリングが主流ですので、絆創膏の使い方も変わってきているのですよ。傷口を押さえて止血をしたり、外部からの刺激から守るために使用したりもします。靴擦れのためのフットケア用にと常備している方もいるようですね。
そして、切り傷や擦り傷には、モイストヒーリング用の絆創膏を使います。モイストヒーリングの考え方はドライヒーリングとは逆で、傷から出る滲出液による自然治癒力を最大限に活かして傷を治癒していくという方法です。モイストというように、傷口を常に浸出液で潤わせた状態にしておく必要があるため、傷口をきれいに洗ってからは貼ったままということになります。傷口の状態を見ながら貼り替えを行うようになりますので、もちろん乾燥させることなく、貼ったまま寝ることとなります。
つまり、あなたがドライヒーリングで治しているのであれば、絆創膏を乾いたものに張り替えるか自然乾燥をさせた方がよいですし、モイストヒーリングで治しているのであれば、絆創膏は貼ったままということになりますよ。
モイストヒーリングは何故良いの?
従来のドライヒーリングに比べてモイストヒーリングが良いとされている理由は、傷の治り方によります。モイストヒーリングは人の自然治癒力を活かす方法ですので、傷ができて止血後に出ていくる透明な液、滲出液を専用の絆創膏で傷口に長くとどまらせることで、細胞の増殖を活発化させ、傷の治癒を早めます。そのため傷の修復が早く進み、跡をほとんど残すことかくきれいに治します。
また、モイストヒーリング用の絆創膏は、全面パッドなので、傷をしっかり覆うことができ、表面が完全防水素材を使用しているので、シャワーやお風呂、水仕事をしてもはがれにくい特徴があります。素材自体も人間の皮膚の動きを考えて作られているため、伸縮性に富み、肌になじみはがれにくいようになっています。すぐに剝がれてしまって貼り治していた従来の絆創膏よりは日常生活を送りやすいという利点も備わっていますよ。