毎年避けては通れない「台風」ですが、ご自宅に雨戸はついていますか?
賃貸物件の場合雨戸がついていないことが多く、台風が近づいてくると不安が広がりますね。
時間に余裕がある場合の台風対策と、ギリギリでどうにかしたい応急処置とではやれることが変わってきます。
そこで今回は、強力な台風が来るけど賃貸マンションに雨戸がない場合、状況に応じた台風対策をご紹介いたします。
台風が来る!賃貸マンションに雨戸がない!
3階以上の建物の場合、台風などの強風では雨戸で窓を守る安全性より、雨戸自体や、戸袋が飛んで行ってしまう危険性の方が高くなってしまうようです。
そのため2枚ガラスや2重サッシなど割れにくいガラスが使用されていて、雨戸がなくても耐えられるようになっているのです。とは言っても、物が飛んで来て窓が割れてしまうと言う事故も無い訳ではありません。
実際に台風が近づいてくると、「割れそう・・・」と不安に感じた事がある人は多いのではないでしょうか。
また、賃貸マンションの場合、どこまで自分が手を加えて良い物かわかりませんよね。でも、命を守るためなので、出来る限りの対策はとりましょう。
賃貸マンションに雨戸がない場合の台風対策! ~台風接近まで余裕がある場合~
来週当たり台風が来るな!とまだ時間に余裕があるなら、窓ガラス飛散防止フィルムを貼ってしまいましょう。
その際、水で貼れるタイプのものを選ぶようにすると、簡単にキレイに剥がすことが出来ます。これなら、賃貸でもまったく問題ありません。
粘着タイプのものは剥離剤をしようしないと後が残りますので賃貸物件には不向きなようです。
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強風とともに割れた窓ガラスが入ってくることを考えると、恐ろしくて震えますね。
飛散防止フィルムは建築士なども勧める安全対策として知られています。家中の家具のガラス面にも貼ると、地震対策としても使用できます。
透明なフィルムだけでなく、ステンドグラス調のフィルムや凹凸面にも貼れるタイプのものもありますので、窓にあわせて選んでみてください。
賃貸マンションに雨戸がない場合の台風対策!~すでに近づいてきている場合~
すでに雨や風が吹き始めている場合は、「ガムテープ」や「段ボール」、「梱包用のプチプチ」などを利用してガラスの飛散防止に努めましょう。
「ガムテープ」は必須ですので、日頃から切らさないようにしておきたいですね。何をするにも大変役立ちます。
台風で割れる窓ガラスは、物が直接当たって割れることの他に、強風で内側に膨らんでしまい、その勢いで割れてしまう恐怖があります。
そのため、ガムテープをクロスに貼り、割れても飛び散らないようにしてしまいましょう。
出典http://firstview.heteml.jp/kg/
上下に分かれている窓にはそれぞれに貼ります。
立地や、風向きにもよりますが、まだ不安な場合はその内側に段ボールや梱包用のプチプチでカバーするとさらに安心です。
出典http://roof-partner.com/strong-wind-10788
台風が過ぎ去ったあとは、すぐにガムテープを剥がしてください。放置するとくっついてしまい、後が残ってしまいます。
賃貸マンションに雨戸がない場合の台風対策!~手元にガムテープがない場合~
すでに強風が吹き荒れてきて、いざ貼ろうと思ったらガムテープが見当たらない!これはもうパニックになりますね。
今から外に出るのは危険ですので、買いに行くことはあきらめましょう。自宅にあるものを利用して、出来る限りの台風対策を考えます。
飛散防止フィルムの代用として、霧吹きなどで窓ガラスを濡らし、食品用のラップを貼り付けるのも多少効果はあります。ランダムに重ねて貼り付けて、セロテープや絆創膏などで隅を止めておきましょう。
テープ類がまったくない場合は、しっかりカーテンを閉めることでも飛散を防ぐことが出来ます。
また、窓がガタガタしている時は、タオルなどをサッシに詰めて動かないようにしてからカギを閉めましょう。ガタガタ動く衝撃が繰り返されて割れてしまう事もあるのです。窓自体が飛ぶこともあるので、普段から音がする窓は要注意です。
強力な台風は雨戸があっても危ない!
雨戸があるから安心なわけではありません。
風速30mになると、雨戸が飛んで行ってしまう可能性があります。雨戸があるから大丈夫!と安心せず、いつでも補強出来るようにガムテープを準備しておくようにしましょう。
そして何よりカーテンを閉めた後は、窓から離れて過ごすことは台風が来た時の鉄則と言える安全策です。
まとめ
台風の時に、住んでいる賃貸マンションに雨戸がない場合も台風対策は万全にしておかなくてはなりません。窓ガラス飛散防止フィルムは、水で貼れるタイプの物を選ぶとキレイに剥がす事が出来ます。
粘着タイプは剥がれにくいので、賃貸マンションには不向きです。ガムテープを使った台風対策も効果があります。
フィルムを貼っていない場合には、ガムテープをクロスに貼り、割れたガラスが飛び散らないようにしましょう。ガムテープが無い場合は、ラップをフィルム代わりに貼り付けて飛散を防止しましょう。
ガタガタする窓は、割れやすい上に窓自体が飛ぶ可能性があります。タオルなどを詰めて、窓が動かないようにしておきましょう。そうすることで浸水も防ぐことが出来ますね。
台風は怖いですが、逃れられない自然災害です。被害を最小限に食い止めるためにも、できることはしておきましょう。