親元ではのんきに過ごしていた台風の日も、一人暮らしとなると何かと不安になりますよね。被害が出たり、非難するなど、何か起きたらすべて自分で対処しなくてはなりません。
いざという時に慌てないためにも、台風の備えは万全にしておきたいものです。
そこで今回は、一人暮らしで気を付けたい台風の備えについて詳しく解説いたします。
台風の備えは大丈夫?どんなことをしておけば良い?
台風は地震や竜巻などと違い、数日前から接近することがわかる災害です。
参考:強力な台風が来る!賃貸アパートやマンションに雨戸がない場合どうしたら良い?
強い台風から猛烈な台風まで強さは色々ありますが、備えは万全にしておきましょう。
外に置いてある物を室内に入れたり、動かないものに固定する
自転車や植木、ゴミ箱や洗濯機、サーフボードなどが置いてある場合は、あらかじめ倒して置いたり、室内にしまう、木やポールにつないで固定するなどして、飛ばないように気をつけましょう。
携帯ラジオの用意
携帯ラジオは電池式のものを用意します。携帯のワンセグを利用してしまうとすぐに充電切れが起こります。
今や、携帯でのやりとりは命綱となることがありますので、流しっぱなしにする情報収集の電力は電池を使ったラジオから入手するようにしましょう。
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ライフラインはいつ断絶してしまうかわかりません。停電するかもしれないと心して準備するようにしましょう。
窓ガラスが割れないようにする
雨戸が壊れていないか、ガタガタしていないか確認しましょう。破損部分は早めに修理しておきます。窓ガラスには飛散防止フィルムを貼るようにしましょう。残ったフィルムは地震の時のために、ガラス製の家具に使えます。
窓ガラスにガムテープをクロスに貼る事で飛散を防ぐことも出来ます。また、カーテンは忘れずに閉めるようにしましょう。
断水の恐れがあるので、水を溜めておく
断水すると数日間はトイレも流す事が出来ません。そんな状態を回避するために、生活用水として浴槽にはタップリと水を溜めておきましょう。
飲み水も最低3日分程度は準備しておきましょう。給水車はすぐに来れるとは限りませんので慌てないようにしておきます。
食料、飲み物を何食分か準備しておく
缶詰やパックご飯などの非常食を準備しておきましょう。カセットコンロとガス缶があると煮炊きすることが出来ます。
反対に、冷蔵庫に入っている生ものなどは台風前に片づけてしまいましょう。
ハザードマップを確認して避難場所を把握する
地域に配られているハザードマップを確認しておきましょう。手元に無い場合は、市のHPなどで確認することができます。いざという時、どこへ避難するのか把握しておきましょう。
携帯電話を充電しておく
台風は救助を求めるような事態が起きる場合があります。携帯電話は充電しておき、すぐに連絡出来るようにしておきましょう。
停電した場合に備えて懐中電灯やランタンの電池を確認する
夜間の停電は身動きがとれなくなってしまいます。懐中電灯やランタンの電池を入れ替えるなどして備えましょう。
避難指示が出た場合に持ちだせるように防災グッズをまとめる
最小限の避難グッズをまとめておきましょう。避難指示が出た場合は、両手が使える状態で動くことが基本です。そのため、避難する時はリュックが安全です。
家族に居場所を知らせる
いよいよ接近してきた場合、家族と離れている時は、どこにいるのか一報しておきましょう。
長靴を準備する
避難する時に履きます。しまい込んでいる場合は、すぐに履けるように出しておきましょう。
いかがですか、今までは両親に任せきりでしたが、こんなにたくさんのやるべき事があったのです。
季節によってはライフラインが止まってしまうと、大変過ごしにくい時期があります。夏場なら、虫に対する準備やタオル、着替えをまとめておきましょう。寒い時期なら、灯油の確保やホカロン、毛布などを充実させておくと安心です。
一人暮らしの台風の備えで特に気を付けることはある?
一人暮らしの場合、馴染みのない土地だとどこに避難する学校や施設があるのかわからないことがあります。お隣さんに聞くなどして、一度確認しておくと良いでしょう。
また、以前の台風で水害や土砂崩れなどが起きたことがあるかどうか聞いておくと良いですね。十分に備えることが出来ます。
一人暮らしの場合、自分が情報を聞き洩らすと誰も教えてくれません。そのため、地域の防災無線などの情報には常に耳を傾けていましょう。近所で火事が起きる可能性もありますので、サイレンの音がしたら確認してみましょう。
まとめ
台風などの自然災害の備えは万全にしておきましょう。外に置いてある物を室内に入れたり、固定するなどして飛んで行かないようにします。
窓ガラスは雨戸や飛散防止フィルムを貼って、対策をとりましょう。フィルムを貼っていない場合は、ガムテープをクロス貼りして飛散防止をしましょう。
ライフライン断絶に備えましょう。生活水の確保や飲み水の準備、灯りをつけるための電池なども必要です。万が一の避難に備えて、ハザードマップを確認しておくことも大切です。
特によく知らない土地で一人暮らしを始めた人は、住んでいる地域の避難場所がどこにあるのか日頃から把握しておくようにしましょう。
避難する時は、最小限の荷物をリュックに詰めて両手は使える状態で移動し、浸水も考えられますので長靴が便利です。しまい込んでいる人は、すぐに履けるように出しておきましょう。
自然災害は「自分だけは大丈夫」と言うことはありません。いつ何が起こっても慌てない準備だけはしておきましょう。