一人暮らしでも無性に揚げ物が食べたくなることありませんか?お惣菜で購入するのも便利ですが、正しい油の処理さえ覚えてしまえば、それほど難しくなく、節約にもつながります。
間違えやすい例、初めてでも簡単な油の処理方法など揚げ物した後の正しいお片付けについて覚えて、料理のレパートリーも増やしたいですね。
揚げ物って油を使うから面倒?
はじめての一人暮らし、初めての料理などの場合についつい敬遠してしまいがちな揚げ物。でも、実は時々食べたくなったりしていませんか?そんな時にお惣菜を買ったりしていませんか?
もちろんお惣菜を買うのがすべてダメ、ということではありませんが、自分で揚げ物ができればさらに食費の節約になりそうですよね。
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揚げ物のハードルを上げているのは、
- 高温で調理するので油はねが怖い
- 火事になりそう
- 終わった後の処理が面倒
ほぼこの3つのポイントです。心当たりがありませんか?やけどや火事など危険なことがありそう、油をどうしていいか分からないなどの理由で揚げ物になかなかチャレンジできないんですね。では、この3つのポイントをひとつずつ解決していきましょう。
まず油はねを防ぐには、食品の水分をしっかりと切っておくこと。特にエビやイカなどの海産物や洗った野菜などは特にはねやすいので、キッチンペーパーなどで水気を抑え拭きしておくことをおすすめします。
火事になりそう、と敬遠している方も多いですね。でも、基本的に目を離さないで調理していれば、まず火災になることはないでしょう。油が超高温になってくると煙が立ち上ってきます。そこまで加熱しなければOKです。
煙が上ってきたとしても落ち着いて、まず火を止めれば温度は勝手に下がり、発火することはありません。アパートなどは廊下に消火器があったりしますが、お部屋に使いやすそうな自分用のものを置いておけばなお安心ですね。
では、本題の「揚げ物をしたあとの油の後処理」についてです。処理方法はいくつかありますが、すぐに処理してしまえば結構簡単ですよ。習うより慣れよ、と思って一度やってみてくださいね。
初めてでも簡単!処理方法は?
油の後処理で一番簡単なのが、「油処理剤」を使う方法です。いろいろなブランドがあり、「テンプル」などが有名ですが最近では100円ショップでも市販されています。100円の物でも、固める性能にあまり差はないのでお好きなものを選んでくださいね。
油処理剤の基本的な使い方は、揚げ物が終わって火を止めた鍋に処理剤を入れて混ぜて溶かして放置するだけです。詳しい量や使い方は箱の表示通りにすれば、まず失敗することはありません。
ときおり失敗する、うまく固まらないという方がいるのですが、その場合の多くは
- 油が冷えてから処理剤を入れたため、うまく溶けなかった
- 処理剤の量に対して油が多すぎた
などの理由が考えられます。危険のないように、必ず火を止めてから処理剤を入れてくださいね。
油処理剤が買い忘れるなどして手元にない、という場合には牛乳パックと新聞紙orキッチンペーパーを使うと処理ができます。牛乳パックに新聞紙もしくはキッチンペーパーをしわくちゃにしたものを詰めて、そこに油を注ぐのです。これは燃えるゴミ・可燃ごみなどとして処理できます。
油を注ぐ時には、やけどに十分注意しましょう。周りにこぼさないように流しの中で行うのがベストです。あればじょうごを使うとこぼしにくいですよ。
また、自治体によっては資源ごみとして廃油を回収している場合もあります。その場合には空き瓶にいれて回収日まで置いておくことになりますが、その場合にもじょうごを使うと安全に周りを汚さずに油を移し替えることができるので、ひとつ持っておくとよいでしょう。
ちなみに、一人暮らしの場合は使う油も少量になりがちですから、揚げ油は何回も使わずにその都度処理してしまうのがおすすめです。その方が油の酸化も少なく、美味しく健康的な料理ができます。
揚げ物をするとどうしても周りに油が飛んだり、油膜ができがちです。これもすぐにふき取れば頑固な汚れにはなりません。市販のキッチン用洗剤(スプレータイプが便利です。)でその日のうちにきれいにしてしまいましょう。
揚げ物を手作りするメリットは?
意外と油の処理が難しくないと感じていただけたでしょうか?手作りで揚げ物をするメリットは、
- 添加物がないので健康的
- 揚げたてのアツアツを食べられる
- 新しい油なので、油臭くなく美味しい
- 毎回お惣菜を買うより経済的
美味しさの面でも健康の面・経済面でも色々とあるのですね。なんとなく怖い・面倒そうという理由で揚げ物をしなかった方はぜひ一度お家で揚げ物をするというチャレンジをしてみてくださいね。
思いのほか簡単で、友人を呼んでみんなで食べてみよう、という気持ちになるかもしれません。
まとめ
揚げ物をしてみたいけれど、油の処理がよくわからない。そんな理由で揚げ物をしないのはちょっと勿体ないかもしれません。
基本はまだ温かい油に処理剤を入れて固めることです。箱に書いてある分量をきちんと守れば失敗なくできますよ。手元にない場合は、牛乳パックにいらない紙・キッチンペーパーを丸めて入れて処理しますが、その場合はじょうごがあると簡単です。
終わったらすぐに片付けてしまえば案外面倒に感じないものです。まずは一度揚げ物にチャレンジして、一人暮らしの食生活をよりバラエティ豊かにしていきましょう。