コバエがいると不潔感がありますし、何だかテンションが下がりませんか?でも、彼らは一体どこから私たちの部屋に入ってきてどのような生態なのでしょうか。
一人暮らしでも容赦なくあらわれる不快なコバエを根本から駆除するのにはどうしたらよいのか、コバエの生態を含めてお伝えしていきます。
これで不快なコバエとさよならしちゃいましょう!
コバエってどこから入ってくる?
暖かい時期にどこからともなくやってくる「コバエ」とても不快ですし、お部屋に誰かを呼んだときにいたりしたら悪い印象を与えてしまわないか心配になってしまいますね。
実は、コバエというのは俗にいわれている名前で彼らの本当の名前は「ショウジョウバエ」または「チョウバエ」です。後で生態については詳しく解説していきます。
さて、コバエに悩んでいる人が一番疑問に思うのが「奴らが一体どこから入ってくるのか」という問題です。一人暮らしの場合、日中など自分が家にいないときには窓も閉めて施錠してあるはずです。しかし、彼らはどこからか湧いてきて、気づいたら繁殖してしまいます。
まずは侵入経路を断つことがことがコバエ対策の第一歩ですね。コバエが入ってくる場所は、玄関、網戸の隙間などです。一人暮らしでも玄関を開け閉めするタイミングは必ずありますし、コバエは本当にどこにでもいるのでそういった時に入ってくるのです。
とくに灯りに集まることが多いので、夜などは玄関の灯りに反応して余計に入りやすくなってしまいます。ドアを開けている時間はなるべく短めにしましょう。とくに荷物がたくさんあるときなどは要注意です。
また、網戸にキズがあったり、大きい目の網戸の場合には特に網戸から侵入されやすくなってしまいます。細かい目の網に替えるなどの対策がおすすめです。賃貸の場合には、替えていいかどうか確認してからの作業がおすすめですよ。
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とにかくコバエは外のいたるところにいると思ってください。ドアや窓を開けたらその瞬間からコバエが部屋に入ってくるリスクがあるということになります。しかし、ドアや窓を開けずに生活することはできないので、開ける時間を必要最低限にすることを意識しましょう。
コバエの生態は?何を食べてるの?
コバエの寿命はショウジョウバエでおよそ1ヶ月ほど、チョウバエの成虫で2週間ほどです。しかし、その短い期間になんと500個もの卵を産んで子孫を残します。入ってきたコバエはわずかなはずなのに、気が付いたらとんでもない数のコバエがお部屋にいたというような事態になるのはそれが原因だったのですね。
ショウジョウバエの場合、大好きな食べ物は「生ごみ」です。特に果物や野菜くず、発酵した(古くなった)ものは大好物なのです。これらのごみに卵を産み付けて、一生を生ごみのそばで過ごします。
メロンやスイカの皮、熟しすぎて放置してあるバナナは特にたくさん集まりやすいので、放置は厳禁ですよ!
「あれ?うちのコバエは生ごみ周りにあまりいない」と思った方もいるかもしれません。そのハエはおそらくチョウバエです。
チョウバエの場合には、湿度の高い水回りが主な生息場所になります。お風呂やトイレによくいるのがチョウバエですね。食べているものは、湯垢や汚れです。それを聞くだけで嫌になってしまいますが、そういったところに卵を産み付けて増えています。
それぞれのコバエで食べているものや生態が違っていることがお分かりいただけたでしょう。対策をするまえに、「うちのコバエはどっち?」と見極めることも大切ですよ。
駆除するのにはどうしたらいい?
まず、入ってきたコバエをそれ以上増やさない環境を作ることが大切です。
- 流しの生ごみはすぐに処理
- 排水口などの水回りの掃除を丁寧に
この二つがどちらのコバエもなるべく家の中で繁殖させないために必要なことです。
そして、コバエの駆除には市販のコバエ用のトラップが簡単でおすすめです。たくさん生息している場所に置くだけ、集めたらそのまま捨てるだけなので簡単な方法ですね。しかも、自作できるというのはご存知でしたか?
その名も「めんつゆトラップ」。作り方は、ペットボトルの上部を切って、中に
- めんつゆ数滴
- 食器用洗剤
- 少しの水
を入れて、コバエのいそうなところに置いておくだけです。いい匂いに惹かれて来たコバエたちが、食器用洗剤のねばねばに足を取られて逃げられなくなるという寸法になります。でも、捨てやすさを考えるならおすすめは市販です。
また、殺虫剤には弱いのでスプレータイプのものでまとめて駆除してしまうのもよいでしょう。ペットがいる、殺虫剤に抵抗があるという場合には、市販または手作りのトラップをおすすめします。
まとめ
どこにでもいるコバエは簡単に家の中に入ってきてしまいます。
どこから来るのかというと、人が出入りする時に開け閉めするドアや換気の時に開ける窓、網戸の隙間などです。
なるべく開ける時間を短くしておきたいところですが、それでも彼らは入ってきます。大切なのは、それ以上繁殖させない工夫です。彼らの餌になる生ごみや水垢を徹底的に排除していきましょう。
幼虫は増やさない、成虫はトラップや殺虫剤で駆除するという方針でコバエのいない家を目指しましょう!