お掃除にはクエン酸が良いらしいと言う事は知っていても、イマイチ使い方がピンとこないと感じている人も多いのではないでしょうか。
とりあえず買ってみたからどこにでも使えるか・・・と言うとそう言うわけではなく、クエン酸には「得意分野」があるんです。
クエン酸がお掃除で発揮するパワーは、「アルカリ性」を中和させて浮かせることにあります。と言う事は、「アルカリ汚れ」が発生しているところで使え場良いわけです。
そこで今回は、掃除に効果抜群のクエン酸は、いったいどこで使うのが一番効果的なのかご紹介いたします。
掃除にはクエン酸!どんな汚れに強い?
アルカリ汚れ・・・どんな汚れのことでしょうか。屋内でアルカリ汚れが目立つ部分は、
- お風呂の鏡
- 蛇口
- シャワーヘッド
- 浴室壁やグッズの石鹸カス
- 加湿器のタンク装着部
- ポットの中
- 電子ケトルの中
- 洗濯槽
- トイレの黄ばみ・尿飛び
などです。これを見る限り、水分が蒸発した後に残った、いわゆる「カルキ汚れ」に強い事がわかります。
これらの汚れは、いろいろな洗剤で洗っても固まった白いガチガチ汚れが残り、キレイに落とせませんでしたよね。クエン酸を使うとそんなことが嘘のように取り払ってくれます。
では、それぞれに1番効果的な落とし方を見てみましょう。
クエン酸でお風呂の鏡を掃除する!ゴシゴシこすらなくてもOK!
お風呂の鏡は石鹸カスや水垢がくっついて白く汚れますよね。浴室が乾いている時に見ると、とても良くわかります。この汚れはアルカリ性なので、クエン酸の腕の見せ所ですよ。
ティッシュを当てて、その上からクエン酸スプレーをかけ、十分にしめらせたらラップをして30分~1時間放置します。途中乾かないようにスプレーしながら様子を見ます。
が、この方法はやり慣れていないと、ラップと一緒にティッシュは剥がれてしまうし、中でティッシュが丸まってしまったり、意外と上手く行かずイライラすることに・・・
なので、ティッシュももったい事だし、クエン酸スプレーをまんべんなくかけたら、直接ラップを貼り付けてしまいましょう。途中でめくれてきたら剥がしてスプレーしてもう一度同じラップを貼り付けます。
鏡と汚れを引き離すことが目的なので、クエン酸がついていれば良いのです。
そろそろ良いかな・・・と思ったら、貼り付けたラップを丸めて鏡をなでるようにクルクルし、浮いている汚れを吸い取ってしまいましょう。白く濁った水が出ていると思いますので、洗い流してください。
クエン酸って酸っぱさの元ですよね。と言う事で、実はレモンの端っこなどの捨てるところでこすっても、キレイになるのです。ただし放置しておけないのでレモンでひたすらクルクル鏡をなでることになりますが・・・
クエン酸で一度にお風呂がキレイに出来る!
クエン酸は、入浴剤としても活用できます。肌の弱い人はピリピリしてしまうことがあるかもしれませんが、体を芯から温めて皮膚の消毒や消臭効果もあるのです。
大さじ1杯程度のクエン酸をお湯に混ぜるだけです。
そして、入浴剤としてクエン酸を入れたお風呂に入ったあとは、その中にイスや洗面器、ラック、シャワーヘッドなどを浸け込んでしまいましょう。そのまま蓋をして放置して、翌日出してみると汚れが浮いていますので、スポンジなどで洗い流してくださいね。
汚れがひどい時は、重曹を大さじ2杯ほど入れると発泡するので、汚れ落ちが良くなります。お風呂に入る時に重曹をプラスすれば炭酸風呂が楽しめます。
また、排水するたびに排水管もキレイになっていますよ。何もしていないのに、面倒な排水管掃除も出来てしまいます。
電気ポットや電気ケトルの中のガチガチ汚れを落とす方法とは?
あのガチガチは頑固ですよね。でもクエン酸でキレイになりますよ。市販のポット洗浄剤もほとんどの物がクエン酸です。
ポットに満水まで水を入れて大さじ2杯(30g)の食用のクエン酸を混ぜます。スイッチを入れてお湯を沸かしそのまま2時間ほど保温状態にします。その後、ポットのお湯を捨てて中を洗えばOKです。
食用とは言え気になると言う人は、もう一度満水にして沸かして、ポットなら給湯口から10回くらいポンプして、ケトルなら注ぎ口からお湯を捨てると全体的に洗えます。
同じようなガチガチ汚れは「加湿器」にもつきますよね。この場合は、お風呂の鏡のようにクエン酸スプレーとラップで汚れ浮きするので最後によく拭きとってください。
クエン酸で洗濯槽をキレイにする!
クエン酸を使用する場合、先に塩素系か酸素系の洗剤で洗濯槽を洗浄しておきます。ここではカビや皮脂汚れなどが落とされます。その後、クエン酸1カップほど入れて洗浄すると、今度は水垢ヘドロなどがごっそり取れます。
この洗浄方法は、違う汚れのタイプ2つを続けてやる事が大事です。その時必ずクエン酸は後からやるようにしましょう。
トイレにはクエン酸スプレーボトルを1本置いておくべき!
クエン酸には消臭効果があるので、トイレには1本常に置くようにすると良いですよ。
トイレが済んだ後、便器内に向けてひと吹きするだけで、汚れ取りと消臭のダブル効果があります。便器周りはシュッと吹き付けてトイレットペーパーでサッと拭くだけでポンと流しておしまいです。
わざわざゴシゴシとトイレ掃除をしなくても、毎回繰り返していれば、汚れる事はありません。3日に1回くらいは、壁にも吹き付けてシュッと拭いてくださいね
まとめ
お掃除にはクエン酸がとても効果的です。
イマイチ使い方がピンと来ないと思う人は、「水垢」が発生する場所にはクエン酸!と覚えてください。
水垢は頑固になると、こすっても取れるものではありません。そんな時はクエン酸の浮かせて洗浄する力を試してみてください。