転勤辞令が出た場合に、家族で引っ越すかそれとも単身赴任になるかどうかはそれぞれの家族次第ということになります。
近年は、子供の生活を変えたくないと言う理由や、妻が仕事を持っている関係から家族で夫の転勤に付いて行くより、夫だけが単身赴任するケースが激増しているようです。
会社から内示は1ヶ月前と言う事が多く、早急に準備しなくてはなりません。中にはもっと急な場合も考えられます。そこで今回は、コレだけしてあればひとまず安心!と言う単身赴任の準備についてご紹介しましょう。
単身赴任の準備は夫婦の協力が大事!
単身赴任の準備はとにかく時間に追われてしまいます。とても一人ではこなせないので夫婦で協力して挑みましょう。内示から1ヶ月が一般的ですが、その間に住居を決めたり必要な家電や家具も揃えなくてはなりません。
転勤の多い企業などでは、会社の「社宅」「寮」、または借り上げ物件が充実しているところもありますが、家賃の補助の上限だけが決められて、物件探しから始めなくてはならない場合もあります。
それだけでも大変なのに、まだまだ他にもやるべきことはたくさんありますよ。
単身赴任の準備!~勤務元で必要な事~
- あいさつ回り
- 引き継ぎ
- 手当の確認
- 名刺の発注
- 交通費の清算
全員一度に挨拶出来れば良いですが、出張に行っている上司がいたりとなかなかスムーズに進まないこともあります。また、赴任先の名刺の発注は忘れがちなので注意しましょう。
引継ぎは短い期間で早急におわらせなくてはならないので、深夜におよぶこともあります。準備だけでクタクタになってしまいそうですが、戻って来た時の事を考えてここはシッカリ締めておきましょう。
送別会と称した飲み会もひらかれることが多く、まさか張本人が欠席するわけにもいかないので、ますます忙しくなります。二日酔いなどで、大切な1日を潰さないようにしましょうね。定期の清算も忘れないようにしてくださいね。
単身赴任の準備!~赴任先で必要な事~
- 住居の取り決め
- 家電家具を揃える
- 生活雑貨を揃える
- ライフラインの手続き
- 近隣へのあいさつ回り用粗品を揃える
「社宅」や「寮」に加え、最近は色々な会社の人たちが集まって「寮」として住む物件があります。「家具」や「食事」も付いていて、管理人が常駐しているタイプが多いので安心です。
単身赴任者が集まる物件なので、同じ境遇と言うこともあり気が楽ですね。さまざまな職種の人と知り合えて仕事につながる人脈が出来る事もあります。
法人契約しているところが多いですが、個人でも入居出来る物件もありますよ、。全国展開している「ドーミー」なども参考にしてみてください。
自分の手荷物一つで引っ越せる手軽さや、食事の面を考えると妻も安心できますね。一人暮らしの物件を探す場合は、家具や家電、生活雑貨などすべてが必要になります。短期の場合はレンタル家電なども便利です。ネットで借りれるので助かりますよね。
1年以上の予定の場合は、購入してしまった方が安上がりです。リサイクル品などで十分なものもあるので、物件を探しに行った時にリサイクルショップを回ってみるのも良いですね。すべて引っ越しの当日に届くように配達をお願いしておきましょう。
近くに100均を見つけておくのも大事ですね。今や大抵の物は100円で揃ってしまいますのでね。カーテンや寝具などの家具類は、ニトリのネットショップや楽天などで配送日をしていして一気に購入してしまうと、ポイントもついてお得になります。
これらの物件探しや買い物などを一人でこなすには負担が大き過ぎます。この時、できるだけ妻も一緒に現地へ行き、夫婦一緒に新しい住居や新しい生活に必要なものを揃えるようにしましょう。
夫がどんな環境で生活することになるのか確認しておくのは、妻にとってとても大切なことですよ。
単身赴任の準備!~家庭内で必要な事~
- 必要経費の細かな割だし
- 家族との連絡方法(毎日の時間や手段を決めて置く)
- 赴任先の避難場所などの確認
- 食事方法を決める(自炊など)
- 荷造り(着替えなど)
- 引っ越しの見積もり、予約
単身赴任が決まってからは、忙しくなると同時に生活に必要な物の買い出しなどでお金がかかります。初期費用として必要なお金と、今後毎月どれくらいの生活費がかかるのか、またはどれくらいに抑えなくてはならないかなど、細かく計算しておく必要があります。
子供が幼い場合などは、顔を見せない時間が長くなるとなつかなくなったり、存在を忘れてしまうようになります。毎日の食事時にビデオ通話やスカイプを利用してお互いの状況を報告し合うなど、こまめに連絡を取りあえる手段を整えておきましょう。
また、日本国内にいる場合、どこに赴任しても大きな地震がくる恐れがあります。自宅の避難場所を改めて確認したり、赴任先の役所から防災マップを取り寄せるなどしてお互いの避難場所がわかるようにしておきましょう。災害伝言ダイヤルの利用法の再確認も必要です。
単身赴任までして頑張って働いでも、それが原因で体を壊してしまってはどうになりません。食生活が乱れないように夫婦で食事の方法を考えることは重要です。料理に不慣れとは言っても、お米も研げないようでは食費がかさんでしまいますよ。出発前に妻からシッカリ習っておきましょう。
引っ越しはできるだけコンパクトにした方が良いです。赴任期間が終わって戻る時の事を考えて、赴任先の荷物は極力増やさないようにしましょう。引っ越し業者の単身パックなどの見積もりをとり、確実に間に合うように予約をとりましょう。
3月は引っ越し業者が忙しいため、思い通りの日に予約が取れない場合があります。ギリギリにならないように早めに予約しましょう。
まとめ
単身赴任することに決まったら、するべき事を順序立てて考えましょう。限られた時間の中ですべてをこなさなくてはなりません。それには夫婦の協力が大切です。
会社内で必要なことから、家族の中でしなくてはならないことなど、どれも手を抜くことは出来ません。
赴任先での生活がスムーズに始められるように、準備していきましょう。