引越し間近になって大慌てになったり、引越ししてからドタバタとしてしまう原因となりやすいのが、さまざまな書類関係ですね。
でもいったいどれくらいの変更届や移動手続きが必要になるのでしょうか。あれもこれもと考えているうちに訳がわからなくなってしまいますよ。
そこで今回は、いざ引越しするとき慌てないためにチェックしておきたい書類関係についてまとめてみました。
忙しい引越しにぜひお役立てください。
引越しで必要な書類ってどれくらいあるの?何を手続きすれば良い?
たくさんあるだろうな・・・と予想はつくものの、具体的に考え出すとどれを先にしたら良いのか混乱してしまいますよね。面倒な手続きを後回しにしていると、荷造りが忙しくなってきた頃に大慌てすることになってしまいますよ。
そこで、引っ越し前と引越し後に分けて、必要な書類手続きについてチェックして行きましょう。
引っ越し前にチェックしておきたい書類手続きとは
引っ越しが決まって、今の家を離れることになると、必要な手続きはどんどん出てきます。
電話連絡すると書類が郵送されてきて、返送することで終了する手続きもありますが、役所などは足を運ばなくてはならないこともあるので、忘れずに済ませておきたいところです。
手続き時期 | 手続き名 | 手続き場所 | 手続き方法・備考 |
1ヶ月前 | 現住居退出届 | 管理会社へ連絡 | 契約書に従い退出手続きを取る |
” | 新居ネット回線 | 継続、新規ともに電話連絡後工事日を確定 | 新住所、引越し日の確定 |
14日前 | 転出届 | 役所で転入の際必要な証明書をもらう | 身分証明出来る物・保険証・印鑑 |
” | 国民健康保険 | 役所で一度喪失届を出す | 身分証明できる物・印鑑 |
ライフライン契約 | 現在と新居の両方に連絡する | ||
1ヶ月前 | 電気 | 現:電話連絡し最終日と清算方法を決める 新:新契約書類を送付してもらう | 新住所・お客様番号がわかるようにしておく |
” | 水道 | 現:電話連絡し最終日と清算方法を決める 新:新契約書類を送付してもらう | 新住所・お客様番号がわかるようにしておく |
” | ガス | 現:電話連絡し閉栓日と清算方法を決める 新:新契約書類送付と開栓日を申請する | 新住所・お客様番号がわかるようにしておく |
” | 郵便物の転送 | 郵便局で転居届を申請する | 1年間、新住所に転送される |
少し面倒な書類関係や役所への書類、管理会社への連絡…など引越となるとやることがかなり多くなってしまいますが、こういった事を引越し前にきっちり行うことで引っ越ししてからわざわざ元の住んでいた管轄の場所へ足を運ばなくても良くなります。
この面倒をサボって後々余計に面倒くさくなったことはありませんか?例えば、管理会社への退去連絡が少し遅れて[余分に1ヶ月家賃を支払った]ことや役所へ必要な書類を提出しなかった為に[健康保険の有効期限が切れてしまった]ことなどです。
また、個人で必要に応じた手続きが必要になります。主だったものを挙げておきますので確認してください。
- 幼児や学生がいる場合の手当や転校手続き
- 後期高齢者がいる場合、保険証の返却手続き
- 銀行の住所変更
- クレジットカードの住所変更
- 携帯電話の住所変更
- 生命保険、損害保険など保険の住所変更
- 新聞の停止
意外と引越し前にチェックするのを忘れてしまい、余計に手間がかかってしまったなども多いです。
マンションの退去連絡も決まった日までに管理会社へ伝えないと無駄に1ヶ月家賃を支払わないといけなくなってしまうこともあったりしますので、引越前には必ずやっておくべきことのチェックはしておきましょう。
参考:引越ししたら車庫証明も手続きが必要?どうすれば良いの?
引越し後に必要になる手続きはこちら
やっと荷物を運びいれてホッとしたいところですが、引越し後も期間が決まっている手続きがあるので気を抜けません。
引越しをした後にはまた役所への転入届や健康保険などの手続きが必要です。その届け出には14日以内という法律があり、その間に届け出をしないといけない決まりになっています。
なので、役所での届け出は、14日以内の転入届に合わせて、一度に済ませてしまいましょう。
手続き期間 | 手続き名 | 手続き場所 | 手続き方法・備考 |
14日以内 | 転入届 | 役所で転入手続きをする | 転出証明書・身分証明・印鑑 |
” | マイナンバー | 役所で転入手続きと同時に住所変更する | 転出証明書・身分証明・印鑑 |
” | 住民票 | 役所で転入手続きと同時に申請する | 転出証明書・身分証明・印鑑 |
” | 国民健康保険 | 役所で加入手続きをとる | 喪失届・身分証明・印鑑 |
” | 印鑑証明 | 役所で申請する | 転出と同時に前の証明は無効となるため |
期限はないが、早めが良い | 免許証の住所変更 | 管轄の警察署 | 新住民票 |
15日以内 | 車庫証明 | 管轄の警察署 | 各警察署のHPを確認する |
” | 車検証 | 陸運局 | HPで必要書類を確認する |
その他、必要に応じて手続きが必要な際は随時必要書類を確認して提示してください。そのさい、新しい住民票が必要になることがありますので、最初に2通ほど手元にとっておきましょう。
住民票原本が必要な申請は少ないので、コピーして使うようにすると良いです。
また、免許証の住所変更には期限はありませんが、身分証明書として活躍してくれる「免許証」を早いうちに変更しておくと、あとあとの手続きが楽になります。
免許が証明書の機能を果たせないと、再び住民票を取りに行かなくてはならないケースも出てくる可能性がありますよ。
まとめ
こんなに連絡するところがあるの・・・とうんざりしそうですが、足を運ぶ必要があるのは主に「役所」と「警察署」です。一度で済むように、計画的に行動するようにしたいですね。
その他は、電話連絡によって書類の郵送手続きがほとんどです。
ガス栓やネット回線のように、立ち合いの必要があるものは忘れないように早めに予定を組んでしまいましょう。
引越しは、ただ体と荷物を移動させるだけではありません。生活が変わるためには、さまざまな手続きが必要な物なのです。
カレンダーなどに書き出して、一目でわかるチェックリストを作っておくと忘れることなくスムーズにこなす事ができますよ。
参考:バタバタしない!引越しの片付けをスムーズに行う方法7選