8月も過ぎたあたりからよく道端で目にするススキ。最初は緑色で青々としているのにいつのまにか白いフサフサした穂をつけ、子供たちがよく振り回して遊んでいる姿を見かけますよね。また、十五夜のお月見のときにもお団子と一緒に飾られるススキ。あまりに日常に溶け込んでいるけれど、じつはススキってどんな植物で、どんな花をつけてるのか知らない人も多いのではないでしょうか?今日はそんなススキについてお話してみようと思います。

 


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ススキの花が咲く時期は?どんな植物?

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ススキの原産地は中国等の東アジアとされ、韓国や中国、台湾、マレーシアなどに分布し、日本でもよく見かけるポピュラーなイネ科ススキ属の植物です。8月から10月にかけて白や赤、緑の花を咲かせます。ススキの花の特徴は枝分かれした枝に、通常は複数の花を含み、鱗片状の構造が折り重なった小穂(しょうすい)が隙間なく密生しています。また小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっています。 これを芒(のぎ)といい、ススキの特徴です。

 

ススキはとても生命力が強く、土手や道端、野原など多少痩せた土地でもどんどん生長し、高さは1メートルを越え、冬の来ない沖縄県ではなんと大きいもので3メートル以上のススキを見ることができます。またススキは、立ち枯れしてもなかなか折れにくい頑丈さから、その昔日本家屋の屋根材に利用されていました。

 

秋のススキといえば、お月見ですね!こちらも是非目を通してください♪⇒お月見のお供えものには意味や由来はあるの?

 

ススキ花粉の時期は?対策は?

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ススキは8月から9月にかけてが花粉の時期だといわれています。南の地域から飛散し始め、そこから北へ北へと北上していき早い地域では5月頃、遅い地域では9月頃に飛散量のピークを迎えます。ススキなどのイネ科の植物はスギ花粉と違い雨の日は全く症状が出ず、お天気の日には症状が急激に悪化するのが大きな特徴です。

 

イネ科植物はどの種類も共通して、刈り取った後にもアレルギー症状を起こすものが多くあります。雑草を駆除したからと一安心はせずに、草刈りが行われた直後の公園や土手なども粉塵が飛散している恐れがあるので気をつけましょう。一番の予防法は、雑草が生長しきってしまう前に、まめに刈り取っておくことですが、土手などに生えてる場合は刈り取ることは難しいですよね。その場合はススキを見かけたらすぐにマスクや花粉対策用のメガネを着用しましょう。そして家に入ったら手洗いうがいをし、鼻をかんだり、洗顔、入浴などで体についた花粉を落とすことが非常に効果的です。また、屋内でもアレルギー症状が出る場合は掃除機をかけたり、空気清浄器を使用することもお勧めです。また、ペットを飼っている方はペットフードにイネ科の植物が使用されている場合もあります。なおススキ花粉を発症するとカモガヤやイネ、ハルガヤ、アシなどといった他のイネ科の植物のアレルギーも引き起こしやすくなります。

 

お月見にはなぜススキを飾るの?

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秋の七草では「尾花(おばな)」と呼ばれているススキ。十五夜のお月見に飾る風習がありますよね。そもそも十五夜のお月見とは秋の収穫を神様に感謝し、また来年の豊穣を祈念するために行われていたのですが、十五夜の時期は稲刈りの時期がすぎてしまっているので稲穂を供えるかわりにススキを用いてるんですよ。またススキを供える際には特に決まりはなくお好みで複数一緒に供えたり、小さめのススキを選んで短くしたりアレンジを楽しむこともできます。なお、お供えする際にはススキの切り口は尖りますので怪我をしないように気をつける必要がありますが、その切り口の鋭さが魔よけになると、お月見に供えたススキを家の軒下につるして1年間、家内安全を願う風習も残っています。

 

俳句では秋を指す季語ですが、「末黒の薄(すぐろのすすき)」=焼野のススキは春の季語、「青薄」は夏の季語、「枯薄」は冬の季語というように四季を表すことができます。漢字では「芒(のぎ)」とも書き、中国での表記となります。 「薄」のほうは和製漢字で、草が茂っている様子を表しています。

 

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