バレンタインデーが終わりますと、次はホワイトデーですね。

 
当たり前の行事になっておりますが、実はこれは日本発祥の独自な行事であるってご存知でしたか?

 

ホワイトデーは、「全国飴菓子協同組合」が「ホワイトデー(3月14日)はキャンデーの日」とキャンペーンをした結果、次第に定着していった催しなんです。まだ35年と比較的最近に出来た行事なのには、驚きですよね。

 

日本では、贈答されるとお返しをするという習慣が古くからあります。

 
「御祝儀」「お香典」「お中元」「お歳暮」「出産祝い」などなど、何かにつけて品物を贈り、礼儀として相応のお返しをするという了解事項です。アメリカでもギフト文化がありますが、日本の事情とは違い、贈りたい相手にだけ用意しますので、ちょっと意味合いが違います。

 
そんな習慣が根付いている日本ですから、バレンタインのチョコのお返しに、ホワイトデーではキャンデーを贈りましょうという、商業主義から発生した行事でも、根強く支持されて定着してしまったといえます。

 


スポンサーリンク

ホワイトデーにお返しはアメリカや世界ではあるの?

ホワイトデー 世界 アメリカ お返し

 

バレンタインの世界事情がわかったところで、改めてホワイトデー事情を知りたくなりますよね?

 

<欧米>

 
ホワイトデーはありません。そもそも、ホワイトデーにあたる3月14日は「殉教者・聖バレンタインに救われた恋人同士が、そのひと月後に、改めて愛を誓った日」であるので、「恋人同士が愛を確認し合う日」であります。

 

 
一部には、花を贈る習慣があるようですが、日本のようなバレンタインの「お返し」の習慣とは意味合いが違うようです。

 

 

<韓国>

 
日本生まれのホワイトデーがさらに過熱して盛り上がっているのがお隣韓国です。お返しも、日本同様キャンデーなどを贈る習慣があります。

 

ホワイトデー 世界 アメリカ お返し 韓国

 
恋人同士だったら、プラスαのプレゼントを用意するのも一緒です。日本と少し違うところは、バスケットにお菓子や贈り物をたくさん詰めて、華やかにラッピングをするそうです。

スポンサーリンク

 

 
そして、面白いのは、4月14日「ブラックデー」です。バレンタインデーでも、ホワイトデーでも何のプレゼントももらえなかった人が黒い服に身を包んで、真っ黒なものを食べたり飲んだりするそうですよ。チャジャンミョン(韓国風ジャージャー麺)やコーヒーなどです。報われなかった人たちのためにも行事が作られているのは、楽しそうでいいですよね。

 

 

<中国>

 
中国も一部では定着しているようです。「白色情人節」と表記。ただ、バレンタインデーで男性から女性に贈り物をしたり、バラの花を贈ったりしているので、どうもいまひとつ定着しづらい面があるようで、なかなか市民権が得られないようですよ。

 

 

バレンタインに対する男の本音とは?記事はコチラ♪

~義理チョコを貰ってもお返ししない人が多数?~

 

世界のバレンタイン事情は?日本とどう違うの?

ホワイトデー 世界 アメリカ お返し

 

日本のバレンタインは、「女性が思いを寄せる男性にチョコを贈って気持ちを伝える日」として知られていますよね。
では、世界のバレンタインはどうでしょうか?

 

 

<アメリカ>

 
年間に一番プロポーズが多い日で、「カップルや夫婦が愛を深め、感謝を伝える日」男性から女性にプレゼントを渡す傾向が強いようです。

 

 

<イギリス>

 
チョコや花を贈る習慣が生まれたのはイギリス。カードに花を添えて贈ることで、「求愛のイベント」になったといわれています。

 

 

<イタリア>

 
「バレンタイン司教を偲ぶ祭日」で、宗教行事のひとつとなっています。プレゼントは、男性から女性に花束を贈るのが一般的。一緒に旅行に行ったりもあるそうですよ。

 

 

<韓国>

 
日本同様、女性から男性へチョコレートを贈るのが一般的。

 

 

<中国>

 
男性から女性へバラの花束やチョコを贈るのが一般的。欧米と違うのは、贈るバラの本数で意味合いが変わってくるところでしょうか。

 

 

つまり、ホワイトデーがあるのは、日本と韓国だけのようですね。
愛情を表現する意味合いの強い欧米のバレンタインに比べ、日本や韓国のバレンタインは贈答色が強いという違いもあるでしょうし、国民性の違いも大きく影響してそうですね。

スポンサーリンク