防犯 鍵大丈夫!ちゃんと鍵しめているから!!・・・本当にその鍵だけで大丈夫でしょうか?

 

「空き巣」や「忍び込み」の被害をみると、一戸建ては「履き出し窓」、集合住宅の下層階は「ベランダ窓」、上層階は「玄関」から侵入していることが多いようです。

 

その他にも「勝手口」、「浴室の窓」、「洗面所の窓」などありとあらゆる所が泥棒の入口となってしまいます。そこで今回は、防犯対策での鍵の安全性などを確認してみましょう。

 

玄関以外の鍵の防犯対策!そのままでは不十分かもしれませんよ。

 

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防犯対策で大事な鍵!!その鍵だけで大丈夫?

防犯 鍵空き巣などの侵入犯罪は年々減少してきています。それは、カメラ付きのドアフォンやセコムなどのセキュリティ対策が浸透してきているためと言われていますが、ゼロではありません。減ってはいますが1000軒に1軒の割合で未だに被害にあっているのです

 

侵入しにくい住宅が増えていると言う事は、犯罪者は侵入しやすい住宅に目をつけたら、そこを逃さないと言うことになるでしょう。

 

空き巣被害に合ったお宅の住人は「まさかうちが?」と荒らされた室内を見て呆然としてしまいます。

 

鍵もシッカリ閉めて出かけたのにどうして?実は長年「鍵」と信じ続けているものが「鍵」の役割を果たしていないことがあるのです。

窓に付いているのは鍵ではない!?補助ロックをつけて!

窓に必ずついているクルッと上げ下げするタイプの鍵がありますよね。実はあれはクレセントと言って窓を密閉させるだけの役割しかないんです

防犯 鍵空き巣被害にあったお宅のほとんどは、履き出し窓に穴をあけてクレセントを回すことで窓を開けて犯罪者が侵入しています。そのため、クレセントを回しただけで「窓の鍵を閉めた」と思うのは大間違いで、「窓が開かないための鍵」を設置する必要があります。

 

クレセントにもダイヤルロックが付いているものや、開けるために更に鍵が必要なものなど、外から手やドライバーを入れただけでは回らないものがあります。

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また、通常サッシには上下にロックや、プレートをクレセントにはめ込まないと開かないなど、クレセントを回しただけでは開かない措置がとられているのですが、実際にそれらを使用して鍵を閉めている人は1割程度で、付いている事さえ知らない人も多いようです。

 

習慣になっていないことをするのは面倒なことですが、犯罪に巻き込まれないようにするためにはロックするようにしましょう。犯罪は完全に阻止するのは大変難しいことですが、一番の防犯は「時間をかけさせること」なのです。犯罪者は手間取る事を嫌うため、簡単に開かない場合は目撃されないために早々に立ち去ります。

 

また、防犯意識が高いことを知らしめることにもなるので、シッカリ鍵をかけることはとても大事な防犯対策です。

外付けの面格子だけでは防犯にならない!?鍵も閉めなきゃダメ!!

集合住宅の通路側や、一戸建ての浴室や洗面所で良く見かける「面格子」は、シッカリしているので安心してしまいますよね。

 

ところが、ビス止めの面格子なんて、侵入犯罪者にとっては工具1本で外せてしまい、防犯の意味はあまりありません。

防犯 鍵出典:http://goo.gl/pCcGYa

ここでの防犯対策としては、ビスやネジの頭を潰して接着剤でドライバーが入らないようにしてしまうか、ネジやビスの上にカバーを取り付けて「ワンウェイネジ」で隠してしまうのが効果的です。ワンウェイネジは、一方にしか回らないので、一度止めたら反対には回せないようになっているのです。

 

枠が外れないようにしてあると、「防犯意識が高いな」と感じさせ、犯罪を阻止できる傾向にありますが、どの窓も同じように完全に阻止することは出来ません。

 

面格子に頼り切らず、留守にする時は窓には必ず鍵をかけるようにしましょう。出来るだけ手こずらせることを考えるのが防犯です。

1つの入口に鍵ロックは2つ以上!防犯性能の高い建物部品を選ぶ!

玄関の鍵は、「ピッキング」や「サムターン回し」と言われる方法で開錠されることが多いのですが、これらの手段は防犯性の低い鍵に有効なため、狙われやすい玄関ドアはわかりやすいと言えます。

 

築年数が経っている一戸建てや集合住宅で、未だにワンロックのドアは要注意です。ドアノブに鍵穴がある場合は素人でも開いてしまう事がありますよ。元の鍵を付け買えないにしても、上部にももう一つ鍵を付ける対策を取りましょう。新しく販売されている鍵は防犯性が高いため、開錠に時間がかかります。

 

その場合、国が指定した「防犯性能が高い建物部品」を選ぶようにしましょう。これらの物は、破損させるのに5分以上かかるテストをクリアしています。今のところ、侵入犯罪者を手こずらせるには1番効果的な部品と言えます。

 

窓には「クレセント」+「補助ロック」、「面格子」+「クレセント」、と最低でも2つの「侵入を阻むもの」を取り付けましょう。侵入犯罪者にとって、ひとつひとつの開錠にできるだけ時間がかかることが1番の防犯対策です。

まとめ

戸締りをするために当然のように閉めている「鍵」ですが、実は何も役に立っていないものもあるのです。

 

侵入犯罪者は、いとも簡単にその鍵を開けてしまうことを忘れてはいけませんよ。ものの数秒で侵入されてしまうのです。絶対に開かない「鍵」は存在しませんが、出来るだけ侵入を阻む「鍵」にすることは出来ます。

 

防犯意識を高く持って、侵入犯罪に合わないように対策しましょう。

 

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