我が子がずっと頭痛を訴えているけど、風邪が長引いているのかしら?そう不安になって病院で診断してもらうと、副鼻腔炎という診断が・・・?副鼻腔炎とは、別名「蓄膿症」です。鼻水が詰まる病気でしょ?と思うかもしれませんが、子供の頭痛はこれが原因の事もあるのです。
今回はその副鼻腔炎(蓄膿症)について内容を見てみましょう♪
子供がなる副鼻腔炎(蓄膿症)って?
まずは副鼻腔炎について知りましょう!顔の骨の中には、副鼻腔と呼ばれるぽっかり空いた空洞があり、それが粘膜で鼻とつながっています。普段は、その空洞には空気が入っているんです。その副鼻腔に風邪などで細菌が侵入して感染すると、副鼻腔内の粘膜が炎症をおこし、腫れたり、膿がたまったりします。これが、副鼻腔炎(蓄膿症)と呼ばれる病気です。
副鼻腔炎になると、鼻詰まりや緑色の鼻水が出てきたり、独特の臭いがでます。また、三叉神経(目、下顎、上顎の神経)を刺激する為に頬や額の痛みを感じるようになったり、頭全体の頭痛を引き起こしたりします。意外な所から頭痛の原因になるのですね!
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蓄膿症になる原因とは?
では、何が原因で蓄膿症になるのでしょうか?実は、風邪をひいて鼻が詰まり、緑色の鼻水が出てくる急性鼻炎が慢性化すると、蓄膿症になったりします。その他だと虫歯や歯肉炎、アレルギー性鼻炎により、副鼻腔炎が発症する場合も。ですので、風邪を繰り替えしひいたり、鼻詰まりが治らない、または悪化してる、頭痛がひどい、などの症状があれば、蓄膿症も疑ってみて下さい。
対処の仕方を覚えておこう!
蓄膿症になると、治療には時間がかかるケースも。なるべくなら、症状が軽いうちに早めに対処したい所です。風邪をひきやすい子供こそ、蓄膿症にもなりやすいと思っておいて下さい。特に鼻の粘膜が弱い子は気を付けましょう!風邪をひいたら、なるべく早く治療を始め、鼻水が詰まっていたら取ってあげて下さい。その時、鼻水の色に注意して下さいね。さらに鼻詰まりは、中耳炎も引き起こす原因になります。赤ちゃんなど自分で鼻水が取れない場合、鼻水を吸い取る道具が市販されていますので、それを使うと楽ですよ。
副鼻腔炎になってしまったなら、病院で症状に合わせた治療をしてもらいましょう。抗生物質や血管収縮薬などの処方を受ける場合もあります。膿がひどい場合は、鼻水を吸い取り、副鼻腔内を洗浄したりする事も。この洗浄が、子供にとって病院に行きたくない理由になったり・・・。親も大変です。
頭痛はとてもストレスが溜まります。大人が我慢できないのだから、子供はもっと辛いはず。なるべく早く取り除いてあげたいですよね。