「疲れたから ゆっくりお風呂に入りたい」
「次の休みには温泉に行って体を休めよう」
日本で生活をしているとこういった会話をよく耳にします。日本人がお風呂や温泉が大好きなことは、今では世界的にも有名なお話です。
すぐお隣の国、韓国では、日本の温泉と同じようなチムチルバン(50~90℃程度の低温サウナを主体とした健康ランドの一種)は、各地にあるものの日本のように各家庭で長時間お風呂につかるといった習慣はあまりありません。ちょっと安いプランを利用して韓国に旅行にいったら、ホテルに浴槽がなくシャワーしかついていなかったという驚きの経験をお持ちの方もいると思いますが、これって韓国では当たり前。韓国の一般家庭では、浴槽がなくシャワーだけという家がたくさんあるのです。
また、浴槽がついていても使っていない家も大多数。浴槽の中に荷物を入れて物置のように使っている家庭も見たことがあります韓国は日本より冬の寒さが厳しくマイナス温度が普通です。そんな寒い韓国であれば、湯船にゆっくりつからなければ、すぐに湯冷めをして風邪を引いてしまうと思うかもしれません。ところが、韓国人は湯冷めをする人はほとんどいないのです。
これはいったいどういうことでしょう?湯冷めのメカニズムはどうなっているのでしょう?
お風呂でゆっくり温めて寝かしつけた子供が高熱を
日本ではお風呂で温まり、そのまま湯冷めをしないよう、ふとんに入るのが良いと思っている人が多いようです。ところが眠りのメカニズムを解析してみると、この方法は大変な間違いなのです。
眠りにつく前の体は 体内の熱を発散し、体内温度を下げることにより眠りを誘発するようになっています。ですので、お風呂上りの体内の熱が高い状態でふとんに入ってしまうと、体はかなりの熱を発してしまいます。
子供がお風呂上りに高熱を出してしまうのはこのためです。
湯冷めの原因は?
お風呂上りに体が冷えてしまう。湯冷めとは 読んで字のごとく、そういうものです。ですので、お風呂上りに体を冷やさないというのが湯冷めを防ぐ基本。ですが、実は湯冷めの原因にはもうひとつとっても大切なことがあるのです。
それは汗。
お風呂上りに、すぐふとんに入る。すると体は熱を発した後 大量の汗をかいてしまいます。大量の汗をかいてしまうとその汗が冷えて湯冷めをしてしまうのです。お風呂上りに、まだ汗が引かないうちに洋服やパジャマを着るのも同じことだったんです。
湯冷めの正しい対処方法は?
では、どうしたら、湯冷めすることなく、暖かく眠りにつくことができるのでしょうか?
まず、お風呂上りの体温を正常に戻してからおふとんに入る事が大切です。お風呂上りにすぐに洋服やパジャマを着てしまうと、汗をかいて、湯冷めの原因となります。まずは、汗がひくまで、洋服やパジャマを着ないこと・・・湯上りに裸でウロウロするのは、お行事悪い行動ですが、実は湯冷めを防ぐには、一番いい方法なのです。
と、言っても 大人の場合、汗がひくまで裸で室内をうろうろするわけにも行きません。こういった場合はバスローブなどを上手に利用するのが良いでしょう。
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体温が正常にもどった状態でパジャマを着てふとんに入れば、汗をかくこともなく、ゆっくり眠りにつくことが出来ます。お風呂上りのせっかちは厳禁。優雅にのんびりお風呂上りを楽しんで必要以上の熱がさめきったところで気持ちよくふとんにはいりましょう!!