新年を迎えるにあたっての恒例行事とも言える年賀状。最近は年賀状を出さず、メールやSNSであけましておめでとう、という方もおられるのではないでしょうか?
しかし、喪中の際はどうすればいいのでしょうか?年賀状を出してはいけないということを耳にしますが、それは本当なのでしょうか?その部分を今回は解説していきたいと思います。
そもそも喪中とは?
近親者が亡くなった時、その死を追悼し、魂を鎮めるために生活を慎み、派手なことを避ける「喪に服する」という風習は世界各國にあります。「喪に服する」期間のことを喪中といいます。
ただ、元々地域的な歴史のなかや文化の中で伝えられてきた風習なので、統一された、「こうしなければならない」といった決まりがあるわけではありません。喪中の期間も何を禁止するのかも様々です。日本国内だけで見ても、範囲の狭い地域や、時には一つの家系だけに伝えられた仕方もあります。
しかし、世間一般に普及した「服喪」の考え方というのもあり、「喪中には年賀状を出さない」というのはその代表の例とも言えますね。
喪中はがき、というのも別にあるように、やはり喪中の際は年賀状を出してはいけないのがルールとなっているんですね。そうしたら、喪中の際の新年の挨拶はどうしたらいいのでしょうか?誰に、いつに出したらいいのでしょうか?
喪中の際の挨拶はいつに出したらいいのか?
年賀状を出せないことを知らせるので、先方が年賀状を出す準備をする前に出しておきましょう。通常、年賀状を準備するのは12月に入ってからなので、11月には届くように出すのが先方に対してもとっても親切になります。
出す相手は、友人や知人、仕事の関係者などになります。親兄弟や常に交流のある親族には出さないことが多いようです。仕事上の付き合いで故人に面識のない方や気遣いをさせたくない相手には喪中を知らせずに平年通り年賀状を出すこともあります。
故人に関係あるなしで年賀状を出してもいいこともあるようですね。11月に連絡をし、喪中はがきを出すのが大切ですね。
喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合は?
喪中と知らず年賀状を出してしまった場合はどうすればいいのでしょうか?
年賀状の投函と行き違いになり、年内に喪中であることが分かったときは、年内に届くようにすぐにお詫びの連絡を入れましょう。この場合は時候の挨拶は省き、まずは自分の非礼をお詫びする言葉を書くようにしましょう。1月7日すぎごろに改めて寒中見舞いなどでお悔やみを兼ねた書状を出しましょう。年賀状を贈った相手から、年明け後に寒中見舞いなどで喪中の旨を知らされたときはすぐにお悔やみとお詫びを兼ねた書状で返信しましょう。いずれの場合も、「賀」などのおめでたい文字は避けます。
喪中と知らず、年賀状を出してしまった場合のこともとても大事ですね。やはり先方に迷惑をかけてしまうことはできませんからね。自分自身も知ることができなかったのでとても勉強になりました。
そして、喪中の場合、寒中見舞いを出すという方法もありましたが、他にも方法はあるのでしょうか?やはり、冒頭にも書かせていただきましたが、今の時代メールでのやり取りで挨拶を済ます方も多いのではないのでしょうか?メールでの挨拶はどうすればいいのでしょうか?
喪中の際のメールでの挨拶について
基本的に送るとき、返信するときに共通するのが、
- おめでとうや祝い事を感じさせる言葉を送らなければいい
- 普通に今年もよろしくという内容であればいい
というものです。
喪中の人に年賀メールを出すこと自体が本来は失礼ではありません。喪中の人は新年を祝うような気持ちになれないので、年賀状を控えさせていただきます。そういう気持ちの部分で新年の挨拶ができないのを詫びるのが喪中はがき。喪中の人の心中を察して、喪中の人には送らないでおこう、という気遣いからメールで送ることも出てきました。喪中の人には年賀状を送ることは基本的に失礼に当たりますが、メールはそうではないので、挨拶できる手段としていいと思います。
基本的にメールなら大丈夫なのですね。やはり新年を迎えるにはたくさんのルールがあるのですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?年賀状のことや喪中のこと、そして、メールで挨拶してもいいのか?などが分かりましたね。
もうすぐ年賀状の季節なので、こちらの記事を参考にしてもらって役立てていただけるととても嬉しく思います。