厚めのマットレスを床に直に置いて使用している人も多いかと思います。ベッドほど圧迫感もなくて、オシャレな部屋作りには欠かせないですね。
でも、オシャレに生活するのって地道な努力が必要なんです。重たいですが、マットレスもお布団と同じようにお日様に当てないとカビが生えてしまいますよ。
寝具は汗を吸い込んでいるし、空中の湿気に当たる面積も広いので、常に水分を含んだ状態です。なにもせずにカビないなんてことはあり得ないのです。
そこで今回は、マットレスにカビが生えてしまった時に自分で出来る正しい落とし方についてご紹介します。
マットレスにカビ発生!自分で出来る落とし方は?
マットレスとひと口に言っても、薄手のものからベッドタイプのものなど色々な種類があります。
軽くて薄いタイプの物は、干すのも簡単ですが、厚みのあるタイプは重いし場所はとるし、簡単には干せませんよね。でも、頑張って干さないとある日、黒いポツポをツシミに気がついてショックを受けることになってしまいます。
実は、マメに干していてもカビからは逃げられないこともしばしばあり、ガックリきてしまいます。
黒いポツポツを見つけたら、とにかく急いで除菌しましょう。1番良いのは「消毒用エタノール」での除菌です。
これは、拭き取りや洗い流しがいらないので、厚めのマットレスのような大きなものには使いやすいのです。
消毒用エタノールを使ったマットレスのカビの落とし方
- 天気予報を確認して、日差しの強い日が2~3日続く日を選ぶ
- 布団掃除機で表面のカビやホコリ、ダニを吸い取る
- 消毒用エタノールを霧吹き状にして全体に吹き付ける。シミの部分は浸みこむほど十分にかける。
- マットレスを立てかけて陽に当てる。ベランダにレジャーシートを敷いて、立てかけるのがベストですが、無理な場合は窓際に立てかけて日差しを浴びせる。薄手のものは、手すりにかけて飛ばないようにシッカリ押さえる。
- 10時~14時くらいの強い陽に当て、2時間ごとに裏返す。
- 取り込んだら布団掃除機でホコリやカビ、ダニの死骸を吸い取る
- これを2~3日繰り返す。
マットレスのカビはそう簡単に全滅させられるとは限りません。ただし、水分さえ溜めなければ繁殖しないので、除菌と乾燥を繰り返します。
ペットや赤ちゃんがおしっこをしてしまった時なども、ジャブジャブと水をかけるのではなく、消毒用エタノールを浸みこませて、乾燥させることをく繰り返すと良いですよ。
参考:お風呂場の赤カビを劇的に掃除・予防!
厚めのマットレスは全体に水を含ませてしまうと、自宅での完全な乾燥はほぼ不可能です。どうしても中からカビが発生してしまうので、ジャブジャブ洗いは止めた方が良いです。
大量のカビが発生してしまった時は?自分で落とせる?
裏を見たら、かなり広範囲にカビの黒いシミを見つけたような場合は、到底自分の手に負えるものではありません。
何十万円もする高級なマットレスの場合は、寝具を扱っているクリーニング店に相談してみましょう。高級なものほど、やたらと洗剤と消毒液を使用することで、痛みやすいのです。
そうなったらプロの手に任せる方が安心です。
また、諦めがつく範囲のものであれば、即刻買い換えた方が良いです。カビが生えている寝具で寝ていると、何時間もその場所で過ごすため、皮膚や吸い込んだ肺に影響が出て、病気になることがあるのです。
「高い勉強代だった・・・」と次のマットレスはカビを生えさせないようにしていきましょう。
マットレスにカビを発生させないようにするにはどうする?
すのこを敷いて、その上にマットレスを置くと良いと言われますね。確かに、フローリングやカーペットに直に接着しているよりは、数センチでも浮いていた方が良いです。
ただし、それだけではカビの発生を抑えることは出来ません。同時にいくつか予防策を必要とします。
- マットレスに直に寝ない
- 敷きっぱなしにしない(布団を干している間は、壁に立てかけておきます)
- 布団とマットレスを毎日離す(布団が干せない時も、たたんで置く)
- 除湿シートを活用する(フローリングに置いている場合は特に必要)
- 布団乾燥機にかける(かけられるかタグを確認する)
フローリングに直にマットレスを置くと、水分の逃げ道がないため、どうしてもマットの中に溜まってしまいます。カビが生えると、そのカビを食べるためにダニが繁殖してしまうので、カラカラに乾燥させておく必要があるのです。
まとめ
マットレスは、設置するとそのままにしてしまいがちですが、ベッドではないので出来るだけ日差しに当てて乾燥させなくてはなりません。
また、表裏両方の面を乾燥させる必要があります。
カビが発生していたら、初期段階であれば消毒用のエタノールを使って、自分で対処することが可能です。
大量に発生した場合は、自力での除菌はあきらめましょう。
マットレスを使用する場合は、常に乾燥を心がけて、立てかけて陽に当てるなどの工夫が必要です。
からりとした寝具は気持ち良いですね。良い眠りは健康のもとです。カビを生やさないように気を付けたいですね。