クーラーって何となく自分でお掃除できないイメージがありませんか?
でも、実はある程度なら自分できれいにすることができるのです。プロに頼む前に自力でできるところはきれいにして、もっと快適な空気にしていきませんか?
今回は、クーラー掃除の自分でできる範囲について考えます。
クーラーの掃除!自分でできる範囲とは?
自分でクーラーの掃除をできる部分、範囲はどこまでなのでしょうか?下手に頑張りすぎて逆にクーラーを壊してしまうというのは、とても怖いですよね。
自分で安全に問題なくお掃除ができる部分というのは、
- フィルター
- ルーバー回り
このあたりです。フィルターもルーバーもほこりが詰まってしまいやすい箇所です。ここが汚れていると冷房の効率も悪くなってしまいますから、2週間に1度程度は確認して掃除をするように心がけましょう。
2週間程度ならあまり実感として汚れていないように感じるかもしれません。でも、確実に少しずつクーラーのフィルター回り・ルーバー回りは汚れていくものです。実感として汚れを感じないくらいのうちが実は掃除しやすいといえるでしょう。
では、フィルターとルーバーの正しいお掃除の仕方についてお伝えしていきます。
具体的な掃除のやり方は?
フィルターとルーバーのお掃除もちょっとしたことに気を付けると効果がアップします。「向き」に気を付けるのが実は重要です。どういうことなのでしょうか?
フィルターのお掃除
フィルターに詰まったほこりを取るのが目的です。基本的には掃除機を使います。
まずは、掃除機でクーラー全体や特にフィルターの近くなどのほこりを取ります。後でフィルターを外した時に大量のほこりがお部屋に飛び散るという事態を防ぐためですね。それから、ゆっくりと優しくフィルターを外します。
そして、フィルターの外側から掃除機をかけてほこりを吸い取っていきましょう。このとき、向きだけは間違わないでくださいね。内側から吸い取ると目詰まりの原因になってしまうからです。
月に一度はフィルターの取り切れなかった汚れを落とすために水洗いもしましょう。一番簡単なのは、お風呂場で行う方法ですが、洗面台やキッチンにシャワーヘッドがある場合にはそちらでも構いません。
外して掃除機でほこりを取ったフィルターの今度は内側から水を当てていきます。この時も目詰まりを防ぐために、向きにはくれぐれも注意してくださいね。洗剤を使いたい場合は台所用の中性洗剤を薄めて使いましょう。
洗い終わったら水を切って日陰干しをします。
ルーバーと吹き出し口のお掃除
ルーバーというのは、クーラーの風向を調節している動く羽根の部分のこと。ここも汚れやすい場所ですが、自分でお掃除することができます。安全のため、必ずコンセントを抜いてから作業するようにしましょう。
まずは、雑巾と中性洗剤を入れて薄めた水を用意します。雑巾にしみこませて固くしぼりましょう。ルーバーを手で回して、中に手が入るようにします。
指に雑巾を巻き付けて中を拭いていきますが、届かない場合は菜箸や定規などの細長いものに巻き付けるととてもお掃除しやすくなりますよ!ここの水拭きが終わったら、ルーバーと本体も拭いて水拭きは終了です。
最後に電源を入れて、送風運転をして乾かせばOK。繰り返しになりますが、作業中は危険なので絶対にクーラーの電源を入れないようにしましょう。思わぬ事故の原因になります。
自力でできるクーラーのお掃除はこのような感じです。これだけでもフィルター・ルーバー・吹き出し口などの汚れやすいところがだいぶピカピカに変身します。今まであまりやっていなかった、という方もこうして具体的にやり方をみてみると簡単に感じたのではないでしょうか?
こんな症状はプロに頼もう!
ところで、ルーバーと吹き出し口のお掃除をしている時に、奥の方の汚れが気になってしまった方はいませんか?
ファンの周りの汚れは、実は一般の方にはお掃除ができないのです。ここに汚れが詰まってしまっている場合には、プロの出番ということになりそうですね。また、先ほどの自力でお掃除ができる部分をきれいにしていても変なにおいがしたり、冷えないように感じたら、これもプロに相談するタイミングです。
ちなみに自分でお掃除ができない場所を綺麗にするための、エアコン・クーラーの洗浄剤が売られていますが、汚れがひどいときには逆効果になってしまうことがあります。
それは、洗浄剤によってはがされたほこりが配管に詰まってしまうという問題です。多少のほこりなら流れるのですが、積もり積もった汚れの場合、うまく排出されずに排水のつまりの原因になることもあります。
絶対に使ってはいけないということではありませんが、本当にクーラーのにおいが気になるという場合にはプロにお願いする方が安心です。
参考:実は危険!エアコンがカビ臭い原因から匂いを消す方法まで
まとめ
クーラーの自分でお掃除ができる範囲は、
- フィルター
- ルーバーと吹き出し口
このあたりまでです。お掃除する時には電源を切って、コンセントを抜くなど安全にも十分気を付けてくださいね。
ちなみに中の方にあるファン回りの汚れは自分では取ることができません。エアコンの洗浄剤なども市販されていますが、失敗してしまうとかえってクーラーの不調にもつながります。
自分でできる範囲のお掃除をしても、よく冷えない・においがするという場合には、一度プロに相談しておくことをおすすめします。
参考:エアコン掃除用のスプレーは効果ある?正しい掃除ポイント